【元ホステスが語る男ゴコロの裏事情143】
交際前の片思いの時期は、誰だって「これは恋」って自覚しているでしょう。だけど、実際にお付き合いして恋から愛に変わるときは……目に見えないし、よくわからなかったりしますよね。
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そこで今回は、恋が愛に変わってきているときのサインについてお話しします。
【1】相手のためなら妥協できる
人にもよりますが、恋愛の初期はだいたい「なんで彼はもっとこうしてくれないんだろう」とか「私の気持ちをわかってくれない……」と、相手よりも自分の気持ちを優先しがち。自分がどれだけ恋を楽しめるかを重視する、自己満足の傾向が強い感情を持っている人が多いと思います。
でも、時間の経過と共に彼への想いが増し、不満をぶつけたり、相手を変えようとしたりするのではなく、自分が少しずつ変わろうって考えを持つ。そんなふうに妥協できるのなら、恋から愛に変わったのでしょうね。
【2】ありのままの相手が好き
「彼、高収入だから」「イケメンだし」「なんでも私の言うこと聞くからラク♪」など、条件で好きになるのは浅い恋。彼の欠点も含め、ありのままの彼を無条件で好きだと感じるなら愛ですよね。
付き合うときに相手を条件で選んだら、そこから愛に変わるのはちょっと難しいもの。だって好きなのは条件であって、彼の中身は二の次になっている状態ですから……。
そのケースだと、条件が崩れたら、好きって気持ちも壊れやすいです。
ただ、月日が経つうちに相手の内面を知り、どんどん惹かれていって好きになれれば、愛に変わることもあるでしょう。
例えばイケメンでお金持ちだった彼が太って貧しくなっても、そんなの関係なく心から好き!と感じられるのなら、愛に変わったと言えます。
【3】二人の間に信頼と安心が生まれた
恋しているときって独特の緊張感や不安感があって、それもまた楽しいですよね。けど、時間が経てばそれはおさまり、信頼感と安心感が湧いてきて、お互いに背伸びすることなく一緒にいられるようになります。
自然体で接し合う関係になったなぁと感じるのなら、恋から愛に移行したと思っていいかも。
恋しているときって、相手にどう思われているかが気になり、心を完全に開くことはそうないでしょう。
素の自分をさらけ出せる関係になれたってことは、心を開いた証拠ですから。信頼と安心を感じられ、心のカギを開いた状態なら、ただの恋ではないですよね。
【4】彼の不幸も一緒に背負う覚悟ができた
長年、一緒にいれば楽しいことだけでなく、つらいことだってそりゃあります。もし彼が数千万円もの借金を背負うことになったら……、交通事故に遭って寝たきりになったら……。
彼に不幸が訪れたとしても「私が彼を支える!」という強い気持ちを持てるなら、それは愛でしょう。
よく女子会で女友達から恋愛相談を受けるのですが、多々「ん?」と思うところがあるんですよね。彼の現在の年収に安心して結婚したいと言っている子がいるのです。
もちろん、結婚生活を送るうえでお金は必要だから、彼の収入を知っておくのは大切なこと。ただ、もし諸事情あって彼が働けなくなった場合、どうするのでしょう?
彼女たちの言動を見る限り、お金ありきで彼のことを好きになっている感じがしてしまいます。
仮に彼がフリーターだったら、その子たちは見向きもしなかったと思うのです。彼のことは愛してないけど、恋しているから結婚しよう♪と思っているフシが伺える……。
おんぶに抱っこを望んだ状態で結婚するのは危険かと。
将来に「絶対」はないですから。この先ずっと、彼が今と同額、またはそれ以上を稼ぐかなんてわからないもの。愛してないまま結婚しちゃうと、ひょんなことから本当に不幸になってしまうかもしれません。
お互いの不幸も一緒に背負う覚悟がないと愛とは言いにくいですよ。
終わりに
恋と愛ってそう差がないようにも感じもしますが、こうして見ていくと、実はものすごく違うんですよね。
両者の一番の差は、結局は自分の気持ちが重要なのか、相手の気持ちが重要なのか、という点だと思います。
自分を大事にしつつも、自分よりも彼のことを大切にしたいと願う気持ちが強いなら、それはきっと愛です。