暖かくなり、気持ちも弾むような季節を迎えましたね。
春色の服に合わせて、または心機一転の意味も込めて、「髪を切りたい」と思う人も多いのではないでしょうか?
今年は倉科カナさんに安めぐみさん、有村架純さんなど、長い髪をバッサリ切ったタレントも多く、「私もショートにしてみようかな…」と迷っている人もいるかもしれませんね。
女友達は基本、カットをすすめる
ところで、女友達に「髪切ろうかな」と相談すると十中八九「いいじゃん、切りなよ」「絶対似合うよ」などとすすめられる、という話をご存知でしょうか。
「私はちゃんと似合うかどうか吟味してからすすめるわよ!」という人ももちろんいるのでしょうが、それほど仲良くない人からの相談だったらどうでしょう?
「あー、似合いそー」とか何とか、適当なこと言っちゃいそうな気がしませんか?
プロである美容師さんでさえ、女性は「似合うと思いますよ」と言う人が多いのに対し、男性は「いいんですか?」と躊躇する人が多いのだとか…。
十中八九、というのは大げさにしても、“女は女に髪を切らせたがる”というのはあながち間違いじゃないのかもしれません。
長い髪はセックスアピールになる
過去には“髪は女の命”なんて言った時代もありましたが、今はそこまでシリアスでもないですよね。
とはいえ、「ロングヘアが好き」と公言する男性もかなりの割合で存在しますし、やっぱり良くお手入れされた長く美しい髪は同性の目から見ても「女っぽい」「うらやましい」って思っちゃうもの。
長い髪=女らしい、というイメージは、人間の本能に刻まれているのかもしれませんね。
というのも、髪は健康状態が如実にあらわれる部分。豊かでツヤのある髪は、若さと健康、つまり生殖能力の高さを強烈に主張するのです。
それに、男性の目は揺れるものに惹き付けられやすい、といいますから、髪が長いということは十分なセックスアピールになります。
自分よりも性的魅力の強い個体に対して、ライバル意識を持つのは生物として当然のこと。
それゆえ女性は、優秀な遺伝子を持つパートナーを得るチャンスを奪われるのではないか、と本能的に危機感を覚え、長い髪を持つ同性に対して良い感情を持てないのではないか、と言われています。
そこで、ライバルを蹴落とすべく「髪切ろうかな」「いいじゃん、切っちゃえ切っちゃえ」となるのではないかな、と。
髪が短い女性は敵意を持たれない?
とある化粧品販売会社では、販売員さんに髪をショートカットにすることをすすめているそうです。
「活動的に見えるから」
「肌の美しさを際立たせるから」
というのが表向きの理由のようですが、その奥には
「お客様に好意・好感を持たれるように(むしろ、敵意を持たれないように?)」
「お客様の女らしさを引き立てるように(無意識下の嫉妬心や競争心を煽らないように)」
という計算があるようにも感じられるのは、筆者の考え過ぎでしょうか…?
髪を切ると悪い気を払える!?
ちなみに、古来より髪には “想念”が宿ると言われてきました。また、髪は感情を表し、長くなるほどコントロールが難しくなるという説も。お坊さんや尼さんが剃髪するのも、こうした意味合いがあるようですよ。
風水的にも、髪は陰の気を吸いやすく『髪が重いな』と思ったときにカットすると、悪い気を払うことができると言われています。
気持ちも新たになる春。
髪をさっぱりカットして、頭も心も軽やかに、新年度のスタートを切ってはいかがでしょうか?
あ、念のため…筆者はみなさまにライバル心を抱いているわけではないですよ!?