もうすっかり春…そろそろ春らしい軽やかなファッションに身を包みたくなりますね。
そして、ブーツやタイツに隠れていた脚がようやくお目見えする季節。当然ながら男性の視線は女性の脚線に、そして靴にも向くことでしょう!
ところで、この靴選び一つで男性をゲンナリさせてしまうこともある、という恐ろしい事実をご存知でしょうか。
心理学の父フロイトは「靴は女性器の象徴」としています。
また、古代中国では小さな足や靴を良しとする「纏足(てんそく)」が行われていたという歴史もありました。
もしかしたら、女性の靴は男性にとって、洋服よりもセクシャルなイメージを喚起させるものなのかも…。
そこで、都内在住の20~40代の男性たちに、ファッション誌を見せながら意見を聞いてみました。
色気のある靴の条件
◎ヒールは高さよりも細さ
ヒールの高い靴は、女性の象徴。キュッとしまった足首やふくらはぎをつい見てしまう、という男性も多いでしょう。
でも、ただ高さがあればいいってものではないようで…。
「ウェッジソールの何がいいのかわからない。」
「厚底全般が嫌い。ゴツくて色気がない」
と、厚底靴に関しては散々な酷評っぷり。
その一方で
「ピンヒールは女っぽくて好き」
「ヒールが高くて太い靴より、普通の高さで細い靴のほうがいい」
とのこと。
どうやらヒールの「高さ」ではなく「細さ」「華奢さ」に女性的な魅力を感じているようです。
ウェッジソールやヒールの太い靴はゴツい上げ底のイメージがつきまとい、そのうえ身長も高く見えるので、どうしても威圧感を覚えるのだそう。
かといってヒールが無いと「妊婦さんみたい」と、こちらも不評。
うーん、どれも歩きやすいんですけどね…。
もしかすると、その安定感が「守ってあげたい」という男性の欲求を妨げているのかもしれません。
◎程よいシェイプ&露出がカギ
男性が魅力を感じない靴の上位に、常に挙がっているのが「ムートンブーツ」や「スニーカー」。あれ、どうしてなんでしょうね。
「ぽってりした感じが嫌」
「子どもっぽい」
「スニーカーやスリッポンは散歩するときとかならいいけど、いつもそれだと萎える。セクシーさが皆無」
どうも、足全体を包み込んでシルエットがわからないような形状は嫌がられる様子。
もうそろそろ出番終了のムートンブーツはその代表格ですが、あのつま先から足首まですっぽり覆う形状…確かにセクシー要素はゼロですね。
足にぴたりとフィットしたシェイプで、そこそこヒールが高く、甲~ふくらはぎまでを美しく見せる靴…といえば、やっぱりパンプス。
無難だけれど男性に好まれる理由、納得できる気がします。
やっぱり靴って、セックスアピールを感じさせているんですね!
さりげなく色気を醸し出すには、露出度の高い洋服よりも、靴選びが重要なのかも!
番外編!許せない足下はコレだ
これはもう靴以前の問題ですが、聞き逃せなかった意見があったのでご紹介します。
「慣れないハイヒールで、ヨロヨロ歩いている姿ほどみっともないものはない。危ないし」
確かに、全身キメキメなのに腰が引けてフラフラ歩いているのでは、セクシーどころではありません。
どうにかして普段から履きこなし、8センチ超えのピンヒールでも颯爽と歩けるようになりたいものです。
「パンプスに靴下って何なの?かわいくないし、意味がわからない」
「スカートの下にジャージをはいているのと同じくらい違和感」「アイデンティティの崩壊を感じる」など、とにかく評判が悪いこの組み合わせ。
蒸れなくていいんですけどね…。
「ヒールがカツカツうるさい女はやだ」
これもよく聞きます!中にはあの音がいい、という人もいますが、嫌いな人もかなり多いみたいです。
靴底にゴムを貼ることや、指に力を入れてつま先で歩くことでかなり軽減されるようなので、気になる人は試してみては。
汚い靴は大人の女としてNG
お手入れ不足の靴も酷評でした!
ヒールの底がつぶれていたり、ホコリまみれだったりすると「社会人としてどうかと」とまで思われてしまうとか。
「靴がすり減った女はすぐにヤれる」なんて言われることもあり、靴のお手入れを怠ると、貞操観念まで疑われることも…。
何と言っても「靴は女性器」ですから!きちんとお手入れして、大事に扱わねばなりません。
そうそう、もうすぐ実写版映画が公開される「シンデレラ」!あの物語に登場するガラスの靴は、その壊れやすさ、きつくて他の人には履けないところ、などから処女性の象徴などと言われています。
さすがにガラスの靴を履くわけにはいかないけれど、普段使いの靴でも輝くほどに磨き上げておくことが、女性の魅力アップにつながるのかもしれませんね。
靴にまつわることで男性がよく見ているのは、デザインではなく、そこからにじみ出る女性らしさや、行き届いている感、だったりするのでしょうから…。