【オレ様リーマンの非ジョーシキ恋愛入門26】
約半年間、爆速でフッたりフラれたりを繰り返した必死すぎる婚活経験を生かして、なぜか上から目線で本音の恋愛論を語ります。ちなみに普段は、どこにでもいそうなただのアラサーリーマン。
最近、雑誌やネットで「年下の男が狙い目!」とか、「年下彼氏と付き合うメリット」的な記事を見かける。
そんなドラマもあったし、年上の女性と結婚した芸能人のニュースも多い。
だが、オレはこの風潮に非常に違和感を覚える。
本当に年下の男は狙い目なのだろうか…
年上の彼女と付き合ってた知人の話
オレの男友達の話をしよう。
仮にAくんとする。
Aくんは30歳になったとき、「そろそろ結婚しないと」と焦り始めた。
周囲がみんな結婚しだしたし、会社では未だ「男は結婚してこそ一人前」という空気もある。
また、大学のときに上京して、一人暮らしも10年以上。
男ってのはそうそう料理は覚えないものなのか、ずっと食事に偏りがあり、このままだと病気になりそうな気がする。
いい加減寂しくもなってきた。
ということで婚活を始めた。
すると簡単に、自分に好意を持ってくれる女性が現れた。
年齢は5歳上の35歳。
だが、街で見かけたら思わず振り返るような美人だし、若く見えるので全く気にならない。
…と最初は思っていた。
付き合い始めて3ヶ月目のある日、唐突に彼女に言われた。
「ご両親に会ってみたいな。」
「え、何で?」
すると彼女の態度が豹変した。
「もう年が年だから子どもを産めなくなっちゃう!
結婚する気がない人とダラダラ付き合ってる時間はないの!」
その日以来、Aくんは彼女との結婚を真面目に考えるようになった。
だが考えれば考えるほど、年齢差の問題が否応なくAくんにのしかかった。
「ウチの母親は、理屈とか関係なしに姉さん女房が大嫌いだ。昔から『女が年上ってのは好きじゃない』と公言している。
イヤがるだろうなぁ…」
「友達には5歳下の女性と結婚したなんてのはザラにいる。
仮にダブルデートなんてことになったら、いくら美人とはいえ、彼女は『おばさん』だと思われるだろう。
こんなことが気になるなんて、オレも小さい男だが…でも気になる…」
「彼女、子どもの話をしてたけど、『35歳を過ぎると妊娠しにくくなる』ってのはホントなんだ…。
子どもが欲しいとか思ったことないけど、最初から産みにくい女性と結婚するってのはどうかなぁ…」
その後、煮え切らないAくんの態度に彼女も苛立ちがつのったのか、ケンカが増えた。
そしてある日、些細なことでケンカして、彼女から「もう別れる!」と言われた。
もちろん寂しい気持ちもなくはなかったが、正直Aくんはホッとした。
「やっぱり結婚となると年上は厳しい…」というのが本音だったからだ。
その後、彼女に復縁を迫られたが、Aくんは拒否した。
結婚となると年上女性は厳しい
ところで、このAくんって、実はオレである。
多少アレンジしたが、限りなく事実に近いフィクションだと思ってほしい。
今の話で何が言いたいかって、年下の男と付き合うことはできる。
だが結婚となると難しい、ということだ。
男は結婚について、ギリギリまであまり具体的には考えていない。
もちろん、バツイチの男とかは別だろうが、数としては少ない。
だから、女性に結婚を迫られたりしてから冷静に考えるのだが、「女性が年上」ってことは不安要素が多い。
先ほどの話で書いた通りだ。
そのため、付き合っても土壇場で逃げられる可能性が高い。
こんなことを書くと、年下の男性が気になっている女性や、すでに年下の彼と付き合っている女性はいい気分ではないだろう。
それは十分わかっている。
わかっているが、こういう現実も知っておいてほしいのだ。
正直、もし選べるのであれば、あえて年下は狙わないほうがいい。
オレの感覚では2~3歳ぐらいまでなら大丈夫だが、それ以上の年の差は厳しいだろう。
あえて過激なことを書こうという意図はない。
中には本当に年の差など気にしない男もいる。
実にいい男だ。
だが、これまた数としては少ない。
できたら年下のほうがいいってのが、一般的な男の本音だ。
有名人が、年下の彼と結婚したことが割と大きなニュースになるのは、それがまだまだ珍しいからなのだ。
つまり、それだけ難しいことだともいえる。
あと、「愛に年齢なんて関係ない!」みたいに思わせてくれるドラマやニュースは、心地よいかもしれない。
だがオレから言わせりゃ、現実的に難しいことを無責任に煽っている気がして、正直怒りさえ覚える。
それでもやるなら、早い段階で結婚を迫るしかない。
その結果、結婚してくれるならあなたのことが本当に好きで、しかもかなりいい男だ。
仮にダメだったとしても、ダラダラ付き合って年を重ねて、やり直しがきかなくなるよりはずっと良い。
なんか義憤に駆られて書いてしまったな…。
ということで、以上。