毎日寒いですね。こんな時季は温かいお風呂が待ち遠しい!むしろ恋しい!
お気に入りの本でも読みながら、ゆったり過ごすバスタイムなんて最高だと思いませんか?
せっかくなら、その時間をもっと楽しく且つ有意義に活用したいもの。そこで、手軽にゲットできて美肌に効くナチュラルな入浴剤をご紹介します。
なお、今年の1月13日と25日は「寒の土用の丑の日」。この日は、古来より新しい口紅を買うという風習がありました。これにちなんで、お風呂の中でできるお手軽リップケアもご紹介します!
土用丑の日に口紅を買う理由
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前18日間のこと。季節の変わり目で体調を崩しやすい時季とされています。
江戸時代、暦の上で「小寒」と「大寒」を合わせた約1ヶ月間の「寒」の時季に作られた紅(口紅)は「寒紅(かんべに)」と称され、特に良質で、唇の荒れに効果的だと言われていました。
また、寒の丑の日に売り出された口紅は「寒中丑紅」や「丑紅」と呼ばれ、人気を集めたそうです。この日に紅を買うと、良縁に恵まれるとの言い伝えもあったのだとか。
自宅にあるものを入浴剤に!
市販の入浴剤もいいけれど、キッチンにある食べ物の中にも入浴剤として使えるものがたくさんあります。その一部をご紹介しましょう。
◆柑橘類のお風呂
みかん・レモン・ゆずなどの皮を天日で1日乾かし、ガーゼの袋に入れて湯船に浮かべます。ビタミンCが含まれているのでお肌がスベスベに!血行促進作用で体が温まり、冷え症予防にも効果的。料理で使った残りの実を丸ごとお風呂に入れてもOKです。
◆りんご風呂
りんごの皮を天日で乾かし、お風呂に入れましょう。甘い香りが神経をリラックスさせてくれます。ペクチンが含まれているので、美肌効果も期待できます。
◆酒風呂
ワインや焼酎、日本酒が余ったら酒風呂にしてみましょう。血行が良くなり、体が芯から温まります。保湿効果もバッチリ!ただし、お酒に弱い人はにおいで酔ったり、肌が真っ赤になってしまったりする可能性もあります。不安な場合は、一度洗面器に張ったお湯にお酒を垂らし、指先を浸してパッチテストをしてみましょう。
ちなみに、ワインは白より赤がおすすめです。
◆ショウガ風呂
ショウガをすりおろしたものをガーゼの袋に入れ、お湯に浸しておくと、タンパク質分解酵素の働きで体の汚れが落ちやすくなります。
また、辛み成分が肌にほど良い刺激を与え、乾布摩擦をしたような効果が期待できます。もちろん体もポカポカになりますよ!
肌が弱い人には刺激が強すぎる場合もあるので、危ないなと思ったらショウガを除いて入浴してください。
◆塩風呂
天然塩を浴槽に一つかみ入れるだけで、血行促進と美肌の効果に期待大。ヒマラヤのピンクの岩石などを使うと、色もきれいでバスタイムが楽しくなりそうです。
お風呂で試したいリップケア
前述した通り、寒の土用の丑の日には、唇の荒れを防ぐ口紅を買う習慣がありました。ということで、入浴中にできる唇のお手入れ法をお届けします。
◆入浴前にリップクリームを塗る
それだけ?という感じですが、やっておくと入浴後が楽しみになるかも!お風呂の湯気で唇の保湿力が高まり、手軽にしっとりした唇が作れるのです。
◆はちみつパック
お風呂に浸かっている間ってヒマですよね。そんなときは、はちみつパックを組み合わせてみましょう。やり方は、唇にはちみつを塗り、小さく切ったラップで保護して5分ほど放置するだけ。
入浴で汗をかきながらのリップケアなんて、ちょっとお得な感じがしませんか?パック後はうるうるツヤツヤな唇が手に入るはず!
◆唇マッサージ
湯船に浸かりつつ、指先でくるくると円を描くように唇をマッサージしてみましょう。血行が良くなり、唇の色が見違えるほど良くなりますよ。
入浴剤として使える食べ物には、他にも大根の葉・セロリ・お酢・牛乳・緑茶・紅茶やコーヒーなど、いろいろなものがあります。今年の冬は、ちょっと特別な入浴剤を試して楽しんでみては?
そして、今日と25日の「寒の土用の丑の日」には、ぜひリップケアもプラスしてみてくださいね!
(文=AYAME)