「恋は女をきれいにする」と言われているのに、なぜか疲れきっていて老けて見える…そんな人、あなたの周りにはいませんか？
筆者の知人で、恋愛経験豊富（付き合った人数は25人以上とか）なアラフォー女性ユリさんいわく、きれいになれるのは、
「深く愛されることで身も心も磨かれるような恋。彼に大切にされている“私”を自分でも大事にしたいと思うので、イキイキと若返り、肌もきれいになるから」。
一方、老ける恋愛というのは
「ひたすら待たされる恋や、相手の言いなりになって自分を犠牲にしている恋。そして、お互いに飽きているのに惰性でなんとなく付き合っているような恋。ストレスがたまって肌が荒れたり、夜更かしで疲れた顔になったりして、見た目年齢が上がっちゃうんだよ」
とのことです。
確かに、「私には彼しかいないから」とか言いつつ、彼氏に依存しすぎてやつれている人や、口を開けば彼氏の愚痴ばかり言っている人って、不健康な感じだし、幸せそうに見えないですよね。
そういうつらそうな恋愛＝老ける恋愛をしている人の話って、結構よく聞くので、エピソードをいくつかご紹介したいと思います。
【女を老けさせる恋愛】
■彼氏のお母さん状態
モテる彼と付き合えたのがうれしくて彼に気に入られるため、尽くしてばかりいたというSさん（31歳）。約束をドタキャンされても怒らず、彼の家に行くたびに料理や掃除・洗濯をし、彼が出張や遊びに行く朝、モーニングコールをするなど頑張っているうちに、気がついたら彼が必要な時だけ呼び出される“都合のいい女”状態になっていたそうです。
つらいと思いつつ、それでも尽くし続けた彼女はある日、隣りにいる彼が、電話で話し相手に「今、家にお袋が来ててさ」と話しているのを聞いて、自分が完全に彼の“お母さん”になっていることを理解し、この関係をやめようと決意しました。
その後、友達に会うと「悪いと思って言わなかったけど、あの頃、すごい老けてたよ。恋してる女っていうより、なんか所帯じみてて、子どもが2～3人いる母親みたいに見えた」と言われ、改めて別れて良かったと思ったのだとか。
■既婚者の彼の家族に嫉妬
20代前半の頃、10歳以上年上の既婚男性と交際していたYさん（28歳）は、最初は「セフレだから彼に恋はしないし、プライベートの話も聞かない」と言っていました。が、だんだん彼にのめり込むようになり、深夜でも彼に電話したり、職場の前で彼が出てくるのを待っていたりするように。休みの日に彼が家族サービスをしようとすると嫉妬して怒り狂い、「奥さんと別れて結婚してよ！」と叫んだこともあったそう。
彼に執着するあまり、ほとんど食事もとらない状態だった彼女は、やつれて肌荒れもひどく、年齢よりもかなり老けて見えました。
■落ち着きすぎる家族のような関係
2歳年上の彼氏と7年付き合っているMさん（32歳）は、交際期間が長いせいでドキドキ感は全くなく、恋人同士というよりは家族のような関係。普段からメイクや服装が地味なこともあってか、周囲からよく「落ち着いてるね」と言われ、初対面の人にはいつも実年齢より上に見られています。
「彼との関係は居心地いいけど、アラフォーに見られるのはつらい…」と思い、彼に「刺激が欲しいから合コン行こうかな？」と言ったら、ゲームをしながら「行っといで！」と返され、ちょっとカチンと来たそうです。
尽くすのも、ヤキモチを焼くのも、落ち着いた恋愛をするのも悪いことではありません。が、度を過ぎるとどれも老けの原因になってしまうんですね。
ちなみに前述のユリさんは、遊び人の元カレに振り回され、お金を貸していた学生時代、キャバクラでバイトしようと思ったら、年齢を詐称していると疑われ、雇ってもらえなかったと言っていました。今はご主人と良い関係を築いているらしく、年相応だけれど若々しい、素敵なお姉さんという感じですけどね。
最後に、そんなユリさんから聞いた一言を。
「人は恋をたくさんすることで成長できるけど、老けるような恋は何のメリットもないから、さっさとやめたほうがいい。この恋には意味があるとか、運命の恋に違いないとか、思いたい気持ちはわかるけど、そういうことを考えると頭の中も肌もサビちゃう。苦しいのに我慢する必要はないよ。恋って心地良くて、自然と癒されるものなんだから！」
（文＝Kawauso）
