“イタ女”という言葉を聞いたことはありますか?男性の気を引こうと一生懸命なのに、無駄な努力に終わったり、時には逆効果になってしまったり…。そんな少し間違った方向に頑張る女性をこう呼ぶそうです。
あなたの周りには、そんな人はいませんか?20~30代の男女から聞いた“イタ女”のエピソードをご紹介します。
「わたしが通っているジャズダンスの教室には、かなりイタいアラフォーの女性Mさんがいます。いつも担当の若い男の先生(錦戸亮さん似)が1人1人にアドバイスしながら細かく教えてくれるのですが、Mさんは姿勢を直されたり、振り付けでボディタッチされたりするのを、自分に気があるからだと勘違いしているらしく…。
最初はTシャツにスウェットとか普通の格好だったのに、日に日に露出が激しくなってきて、胸元や背中が丸見えのキャミにビキニラインすれすれのショートパンツを履いてレッスンを受けたりするので、同じ女性ながら目のやり場に困っています。
最近はレッスン中もくねくねとアピールするような動きをしていて、周りはかなり引いています。先生も怖いのか、Mさんとは少し距離を取っているようなのですが、本人はお構いなし。しかもレッスン後には先生を独占してプライベートな話をするので、振り付けのことなどで質問があってもなかなか先生を捕まえられません。
恋愛感情を抱くのは勝手ですが、先生や他の生徒の迷惑も考えてほしいと思っています。」(女性・26歳)
「喫茶店でバイトしてるのですが、主任のKさんという女性(37歳)がかなりイタいです。私服は極端な若作りでメイクが濃く、しゃべり方はぶりっ子。自分は男性スタッフ全員にモテてると思い込んでるらしく、お世辞で髪型などをほめると『昨日はAくんにほめられたけど今日はBくんにほめられたの。困っちゃうな』などとみんなに言いふらします。
店には制服の着用ルールがあるのに、自分だけスカートを短くしたり、大きめのピアスをつけたまま接客したり。明らかにルール違反ですが、店長はKさんと不倫関係にあるので厳しくは言えないみたいで、やりたい放題です。
また、暗黙の掟としてKさんがいる時は、他の女性スタッフが常連の男性客の接客をするのはNG。常連客がバイトの女の子に親しげに話しかけたりすると、後でその子に因縁をつけ、泣かせてしまったりします。
そんなKさんの口癖は『いい女でいることが仕事でも恋愛でも成功の秘訣』。そして『彼氏は作らないんですか?』と聞かれると必ず『誰か1人のものになると、他の男の人に平等な対応ができなくなるじゃない。だから、本気で結婚したい人以外と付き合うのはよくないと思うの』と答えます。
不倫してるのに白馬の王子様を夢見てる…イタいを通り越してちょっと面白いです。」(男性・22歳)
「10年ほど前、アメリカ留学中に同居してた年上の女性Aさんは相当イタい女でした。金曜日の夜は彼女に誘われてよく一緒にクラブに行ったのですが、そこでのハジけっぷりがすごくて…。
アメリカのクラブでは、日本人の女の子というだけで結構ちやほやされるのですが、Aさんは自分だけがモテてると勘違い。毎週、違う男性にお持ち帰りされるのを誇りに思ってるみたいでした。男性たちからは陰で『誰とでもヤるバカな女』と言われてたのに…。
日本に戻った今、婚活中の彼女は『アメリカ人にはモテたのに、日本の男にはわたしの魅力がわからない』とこぼしています。」(女性・31歳)
年下の男女から“イタ女”と呼ばれしまった3名のエピソードはいかがでしたか。みなさん、なりふり構わず、周りの迷惑になることをしがち、という共通点が。自分のことを本気でかわいいと思っているらしい点も共通していますね…。
でも、モテるコツは「自分はきれいだと信じること」なんて説もあるぐらいだし、彼女たちは間違ったことをしているわけではないのかも。
あと、個人的には「恋愛中はちょっとぐらいイタさがあってもかわいい?」と思っているのですが、それはわたしにもイタい部分があるからなのでしょうか?
実は周りに引かれていないか、日頃の自分の行動や言動を見直してみようと思います…。
(文=なつみかん)
(※2013年10月10日 10:15 公開記事)
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