アルファベットの順番から、「Hの後に愛(I)がある」なんていいますよね。
ゼクシィnetが20~30代女子に行った「エッチからお付き合いが始まった経験はある?」というアンケートでは、「ある」と回答した人が34%もあったそうです。3人にひとりは、身体の関係からスタートしたことがあるということになりますから、なかなか積極的と言えるでしょう。
ところがイギリスの避妊具メーカー・デュレックス社が行った調査では、世界26カ国の中で、日本は「世界で一番セックスレスな国」という、なんだか寂しい結果が出ています。
女子は勢いがあるようなのに、この有様とは。やはり男子が草食化してきているということなのでしょうか。
そんな風潮の中でも、セックスレスならぬセックスフルな男子もいます。
「そりゃ自分から行くこともあれば、女の子の方から迫ってくることもありますよ。」
そう言うのは、42歳で花の独身生活を送っている花山さん(仮名)。サーフィンとスノボを愛するシブメンで、しかも結婚願望がまるでなく、恋愛すらも面倒だという飲食店オーナーです。つまり、つまみ食い専門という、羨ましいというか、女子の敵というか…。
「上目遣いでじっと目を見つめてくるとか、さりげなくタッチしてくるようになるとか、そういう慎ましいアプローチならいいんだけどね。細かく趣味や仕事なんかを褒めてくるというのもいいな。そうなると、こっちもその気になってくるから、話が早くなるよ。」
百戦錬磨の花山さんですが、女子の方からアプローチをかけられても、さりげなくお断りすることもあるそうです。
「恋人がいるかどうか聞かれたりすると、ちょっと迷うね。ほら、そういう子は恋愛を求めているわけだし。こっちはまだその子のことを好きとまでは言えないから。若い頃は、その場の勢いで受け入れていたけれど、さすがにこの歳になると、重たそうなのは避けていますよ。」
とりあえずはエッチしたいだけだから、面倒なことはイヤだってことですね。うん、花山さん、かなり最低の部類(笑)。でも、これってシンプルな欲望をストレートに表しているのかもしれません。オトコはケダモノ、子孫をまき散らすオスの本能に忠実とも言えるのかも。
「軽い」ことよりも「重い」ことの方が、男子にとっては引いてしまうポイントになるのでしょうか?
花山さんのお話を、23歳の伊藤くん(会社員:彼女いない歴23年)に聞かせてみると、
「真剣に恋愛を求められる方がいいじゃないですか! それより、軽薄なオンナの方が俺はイヤですよ!」
…と、なんとも激しい剣幕でまくしたてられました。真面目なのはいいけど、そんな重たい考えだからこそ、伊藤くんは「彼女いるの?」と聞かれないのでは…。
「え、じゃあ、伊藤くんは、可愛い女の子が積極的に迫ってきたら、ズバっと断るの?」
「…いや…たぶん、断れないです。」
って、やっぱりどんな男子も、基本的には女子のお誘いには弱いのね?
(文=総合占術研究家 橘のえる)
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