「出会いは一期一会だから大事にしないと~」なんて、言ったり言われたりしたことがありませんか?
一期一会、よく使う四文字熟語だけれど、じゃあ説明してみろと言われると、ちょっと難しいかも。これって、茶道から来ている言葉なんですよね。「この出会っている時間は二度と訪れない一度きりのものかもしれないのだから、最高のもてなしをしましょう」という意味です。
平たく言い換えると、出会いのチャンスがまた来るとは限らないから全力を尽くせ、ということにもなりますね。
でもね、さまざまなアンケートを見ても、出会いの場の断トツトップは職場なんですよね。およそ3~4割は職場で出会い、いつしか恋愛へと発展している。やはり、毎日のように顔を合わせ、同じ苦労を分かちあえるという環境は強いです。でも、誰も彼もが職場恋愛をしているわけではありません。
やはり合コンやサークル活動などもランキングでは上位を占めています。それとインターネットを介して出会うというのも、近年は上位に食い込んできていますね。また、最近ではスポーツ合コンやアウトドア合コンといったものも増えているようです。
そこで、スポーツを通じて出会ったことのある男子に話を聞いてみました。
・「男だらけの職場で出会いもなかったから、友達に合コンを開催してもらったんですよ。ボウリング大会をやろうって。ボウリング合コンですね。ただ、そこで恋人ができるなんて…いや、ちょっとだけ期待していたけど、まあほぼあり得ないだろうとは思ってました。とにかく女の子の知り合いができれば、そのうちいい出会いもあるかなって。なのに、たまたま意気投合した子と、そのまますぐに付き合うことになったんで、ラッキーでした。」(26歳:運送業)
・「僕の場合は、高校までサッカーをやっていたんで、社会人になってからも続けたかったんですよね。それでフットサルのサークルに入っていたんですけど、なにせ田舎で他にチームなんてほとんどなかったんです。で、女子チームと試合することになったら、その流れで飲み会が合コンっぽくなっちゃって。いいなって思う子もいたし、連絡先も交換したんですけどね~。結局、その子はうちのチームのキャプテンと付き合うことに…。」(23歳:営業)
・「某SNSでテニス合コンやるっていうから、すぐに参加しましたよ。だって、中高はこれでもテニス部でしたからね。軟式でも硬式でもどんと来いって感じですよ。間違いなくモテる、とそう思って。だけど、単なるお遊びテニスで、妙に気合いの入った僕だけ浮いた格好になりました。でも、女子の方にもかなり本格的にやってる子がいて、その子とは今のところ順調に仲良くしてますよ。もっぱら週末にレンタルコートでテニスするだけですけど。」(31歳:自営業)
やっぱり同じ趣味を持っているというのは、親密になる良いチャンスのようですね。それにスポーツで一緒に汗を流すことによって生まれる連帯感が、お互いの心の壁を低くすることにつながるのでしょう。
合コンというのはまさに一期一会ですが、それだけに時間を共有し、作業(スポーツ)も共同で行うことが、一緒に最高の機会を作っていくことにもなりそう。スポーツ合コン、あなどりがたし!
(文=総合占術研究家 橘のえる)
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