親と話せば「結婚はまだ?」、友達に会うと「最近、恋してる?」とばかり言われ、恋愛や結婚のことで悩むのはもうイヤ!婚活なんてウンザリ!という女性も多いことでしょう。
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そこで今回はあえて、恋愛のない未来を舞台にしたマンガを2つご紹介します。
結婚相手を国に決められる社会!?
『恋と嘘』(ムサヲ著:講談社)
2017年の7~9月にアニメが放映され、10月末には実写映画が公開された『恋と嘘』。恋愛が禁止された世の中で、16歳になると政府から、国が決めた将来の結婚相手を通知されるという近未来の設定のお話です。
ちなみに映画は、設定はそのままで登場人物はアレンジしてあるので、今回はマンガのほうをご紹介。
主人公は根島由佳吏、男子高校生です。彼は5年間片思いしていた高崎美咲と両想いだということがわかり、キスをしたのですが、なんとその直後、政府から結婚相手の通知が…。
恋愛が禁止されている中、「恋がしたい」という気持ちが高まるところがなんとも言えません。そして最初から胸キュンの展開なのに、第1巻の両想いになったところで政府からの通知が来るシーンは、かなり切ないです。
美咲の「今日この30分の思い出だけで、あと70年は生きていける気がする」というセリフも泣けます。
でもこの後、由佳吏、美咲、そして未来の結婚相手による不思議な三角関係が展開するというストーリー。16歳で恋愛と結婚に悩むという異色のお話ですが、大人の女性も十分に楽しめるので、恋愛って何?と悩んだら一読してみては。
恋愛をする人がマイノリティな社会
『ルポルタージュ』(売野機子著:幻冬舎コミック)
こちらも近未来のお話です。舞台は2033年の日本で、そこでは恋愛をするのはほんの少数の人々。『飛ばし結婚』という、恋愛をせず、男女のパートナーシップが主流になっている世の中なのです。
その象徴的な「非・恋愛コミューン」と呼ばれるシェアハウスが、テロリストに襲撃されて犠牲者が出る事件が勃発。新聞記者の青枝聖は、そのルポルタージュを書き始めることに。そして、なんと恋愛という自分でも想定外のことに巻き込まれていきます。
この物語には、非・恋愛も含めて、恋愛に関するいろいろなエピソードが盛り込まれています。両親が『飛ばし結婚』の先駆者である新聞社の同僚の絵野沢の恋愛観や、テロの犠牲になった脚本家が手がけた恋愛映画…etc.
恋愛って面倒だけど、もしそれがなくなったら人間はどうなるの?という深いテーマを持っています。また、未解決のテロ事件や第2の爆破事件なども絡んできて、スリリングな展開を楽しめます。
終わりに
恋愛や結婚は私たちの人生にとって必要なもの?それともやっぱりダルいだけ?もやもやした頭や心の中をリセットするためにも、ぜひ手に取ってみてくださいね。読めば、あなたの中の何かがちょっぴり変わるかもしれません。