彼と話し合ってもなかなかわかり合えず、喧嘩に発展してしまうなんて場合も。どうしたら意思の疎通ができるの?と、もどかしい気持ちになったことってありませんか?
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女性は感情的に話し、男性は理性的に話す、この相違点によってすれ違いが生まれる…と一般的には思われがち。もちろんある程度、男女の傾向はあるでしょう。でも、大部分はそこに原因があるわけじゃないんです。
必要なのは想像力と創造力
話していて心が安らいだり、腹を割って深い会話ができたり、そういう対話が上手な人って男女共にいますよね。
結局のところ前向きな話し合いのポイントは、性別による傾向より「相手の目線に立って話ができるかどうか」なんです。
大概の人は自分の考えを披露したがるし、自分の気持ちをわかってもらいたいと思うもの。でもこのような一方的な態度では、歩み寄りは生まれません。
話し合いというステージでは、相手の目線の先にあるものを想像し、且つ相手に理解しやすい言葉を紡ぐ創造力が求められます。
相手への配慮ができることで、相手もあなたの言葉に耳を傾けてくれるようになるのです。
話し合いが苦手な人の多くが、次に紹介する「障害」のせいで、このような「想像力」や「創造力」を十分に発揮できていません。自分が陥っている落とし穴がどれか、分析してみてくださいね!
【1】知覚の障害
「先入観」や「思い込み」が、これに該当します。一方向からの見方だけで物事を捉え、出来事や事象を正しく理解できていないんですね。だから、相手とすれ違いが生まれてしまう。
このような人は、例えば尊敬する先輩や恩師だったらどう判断するか?というふうに、自分の枠組みを外して違う視点で見つめ直す習慣をつけるといいでしょう。
【2】感情の障害
これは特に恐れや怒り、悲しみといったマイナスな感情に縛られやすい、ということです。
感受性が豊かなのは素晴らしいのですが、ちょっとしたことですぐに動揺して平静を保てなくなるようでは、フレキシブルな思考ができず創造力を活かせません。
心が乱れたら、一旦落ち着くための間を持つようにしましょう。冷静になることで見えてくるものがありますし、ある程度の自己管理は社会人として必要なスキルです。
【3】文化の障害
端的にいえば「育ってきた環境・習慣・伝統」ですね。これって表立っては現れにくいけれど、実は根深いものなんです。
小さいときからの「当たり前」が、違う地域や異なる家庭でも「当たり前」となるわけではありません。あなたの「常識」は、実は「共通認識だ」と思い込んでいる「あなただけの認識」に過ぎないのです。
「そんなの当たり前じゃん」という決め付けた態度はいさかいの元。相手にも「独自の認識」があるわけですから、まずはそれを知ろうとしましょう。
【4】表現の障害
例えば、あなたが道を聞かれたとして、
「この道をまっすぐ行って最初の信号で右に曲がって道なりに進んで、次の信号でまた右に曲がって…」
と言葉で説明しても、相手は会得しづらいでしょう。
でも、絵を描いて説明したらわかってもらいやすいですよね。このように相手に把握してもらうには、適切な表現方法を選択する必要があります。
どうも会話の中で誤解が生まれやすいなと感じたら、限定した言い回しをしていないか、アプローチの仕方に問題がないかなど、自分の表現の仕方を見つめ直してみてください。
まとめ
話し合いの際に注意すべき点、ご理解いただけましたでしょうか。
重要なのは、相手の言い分を無理やり受け入れ強引に納得するのではなく、相手の人柄を把握した上でその意見を理解する姿勢です。
自分を受け入れてもらいたいなら、まずはあなたがその土壌を作ること。
お互いが思いやりをもって向き合えたとき、そこに「歩み寄り」が生まれ、わかり合うための建設的な話し合いができるのではないでしょうか。
(※2016年11月12日 18:45 公開記事)