「イケメンの定義」は人それぞれですが、顔面偏差値の高い男性を「嫌い」という女性はあまりいないんじゃないでしょうか。
何かトラウマがあるとか、その美しさに競争心をかきたてられて恋愛どころじゃないとか、こちら側に事情がある場合を除き、女性の多くは同スペックの男性のうち、よりキレイな男性を選ぶのではないかと思います。
確かに、見た目って肝心ですよね。
一目惚れという現象もありますし、第一印象が運命を左右すると言っても過言ではないでしょう。
しかし、イケメンには賞味期限があるってこと、ご存知ですか?
イケメンの有効期間は7週間
アメリカの心理学者パーク氏は、初対面の男女に7週間に渡って週2回面会させる、という実験を行いました。
その結果、初めのうちは相手の「見た目」を評価していた被験者たちが、7週間後には「性格要因」の評価のほうを重視するようになっていたことがわかりました。
つまり、どんなイケメンも7週間でフツーの男と同じになってしまう、ということ。
男性は視覚からの情報を優先するけれど、相手の内面や能力など現実的な面を優先させる女性にとって、外面の評価なんて一時的なもの。
長くお付き合いすることを考えたら、本来は顔なんてどっちでもいいものなのかもしれません。
第一印象の罠
とはいえ、恋が始まる段階では、イケメンにアドバンテージがあるのは事実。
第一印象で「素敵!タイプ!」と思えたら、どんな人かはよく知らなくても顔を見るたび・側に行くたびにドキドキしちゃいますよね。
これは心理学ではハロー効果といって、「目立ちやすい特徴に、他の部分の評価まで引っ張られてしまう」というもの。
つまり、「イケメン→内面もかっこいいに違いない」という思い込みのことで、特に日本人はこのハロー効果に左右されやすいのだとか。
それゆえか「付き合ってみたらガッカリ」なんてこともままあるようです。
イケメンとの恋はつまらない説
全てのイケメンに当てはまるわけではないのですが、見た目のいい男性には女性のほうから近寄ってくるので、イケメンの多くが「パートナーを得るのに苦労した経験が少ない」と言われています。
要は選び放題なので、好みのタイプ・かつ自分にとって都合のいい女性に巡り会えるまで“とっかえひっかえ”が可能であり、自分の内面を磨く努力が不足しがち、という指摘をする人もいるくらいです。
その結果、女性を喜ばせる言動がワンパターン・独りよがりになりがちなのかも。
そこへ来て、前述の7週間が過ぎたあたりで慣れが生じて来ると「顔はいいけど、なんか面白くない」などの不満が出てくる…という悲しき図式ができあがってしまうのでしょう。
中身の薄い恋なら、飽きて当然。そしてモヤモヤしたまま関係を続けるうちに、他のイケメンがよく見えるようになる…という連鎖が続くのかもしれません。
○○なイケメンを探せ!
何度も申し上げるようですが、恋人の外見は美しいに越したことはありません。
でも、長い目で見るとそれってたいした問題じゃないみたいです。特に結婚を意識している場合は。一緒に生活するうえでは、顔の良さなんてオマケみたいなもん、と多くの既婚者が語っています。
イケメンばかり狙って玉砕続きの人は、あえて「いい人だけど、見た目があんまりね〜」という人に注目してみてはいかがでしょうか。
顔なんてどうせ7週間で慣れちゃうんですから、内面がイケてる人を見極めたほうが効率的だし、何より自身の女っぷりも上がるってもんです。
あとは、よく見るとイケメンだけど、そのことに気づいていない人を探して磨いてみるとか。
イケてる男性に育てあげ、周りが「かっこいい」と騒ぎ出した頃に結婚!なんて、なかなか気持ちよさそうだと思いませんか?