都会の暮らしに疲れて…田舎暮らしに憧れて…。または、自然いっぱいの環境への懐かしさから、UターンやIターンをして、そこで結婚する女性が増えているそうです。
時間に追われ、様々なプレッシャーやストレスと格闘する生活とは無縁の日々…確かに魅力的ですよね。
それに、ゆったりした時間の流れの中でロハスな暮らしを楽しむってなんかオシャレ。
「畑を耕しながら暮らしたい」「自然の多い所で子育てしたい」というニーズもあり、自治体主催のお見合いイベント以外にも、農業体験をしながらパートナーを探す“農コン”や“スローライフ合コン”なんてのも行われています。
女はなぜ自然回帰するのか
ところで、Uターン・Iターンした女性にその決断の真相を聞いてみると、意外と…いえ予想通り、
「恋愛につまづいて」
という理由が多いんですよね。
「彼の浮気相手が妊娠して、泣く泣く別れた」
「不倫を清算し、人生を取り戻すつもりで都会を捨てて来た」
など、「それはつらかったよね。新天地でいいことあるといいね」と思っちゃうことばかり。
都会での便利な生活を一旦リセットし、心機一転「自分のために生きたい」と決意しての帰郷や移住。その勇気には本当に頭が下がるし、ぜひとも田舎暮らしでほっこり癒されてほしいと思います。
シンプルで素朴な暮らしや恋への憧れを叶えるUターン・Iターン。都会の喧噪から離れたその先には、自分らしい生き方と、スローでナチュラルな恋が待っているかもしれません。
今回は、そんな「田舎暮らしと恋愛」について考察してみます。
都会の女はモテる!?
テレビでお見合いイベントのドキュメンタリーなどを見ているとわかるのですが、都会から来た女性はそれだけで男性の注目を集めています。
もの珍しいというか、地元の女性とは明らかに違う雰囲気を持っているんでしょうね。
それゆえ、どうしても同性からの嫉妬は免れません。そこはちょっと面倒くさそう…。
その土地で気持ちよく暮らすためには、目立ちすぎないようにし、同性から好かれる努力をすることも必要なのかも。
地方の男性は情に厚い?
もちろん地域や個人の差はありますが、地方の男性は総じておおらか。両親と同居している人も多いことから、ちょっと甘えん坊なところもあるようです。
その一方、身内・地元をとても大切にするため、自分以外の誰かのために一生懸命に行動する熱いところもあります。
よそ者と思われている間は、親しげに話してくれないかもしれませんが、一度相手の懐に入ってしまえばこっちのもの。
また、「困ったときはお互い様」の精神が根付いているので、何かあったら見て見ぬフリをする、ということはないはず。
そんな人となら、一緒にいて穏やかな気持ちになれるのではないでしょうか?
やっぱり気になる、お金のこと
専業農家の平均年収は200~300万円と言われています(地域や働き方によって異なります)。
都会で会社勤めしている男性よりも抑え目な感じがするかもしれませんが、その分物価が安いし、実家暮らしだったりするので、自由になるお金の額を聞いたらビックリすることも…?
なお、農家や漁業などの第一次産業については、国の政策や物流の変化から、その在り方自体が大きく変わっていく流れにあります。
この商機を捉えて年収ウン千万、という農家さんもいると言いますから、うまくいけば玉の輿も夢ではありません。
デートはワンパターンになりがち
都会に比べたらどうしたって娯楽が少ないのが田舎。車社会なので、2人でお酒を飲みにいく、という機会も少ないそうです。
なので、デートはドライブか映画か…みたいな感じ。
ただ、景色が美しい場所がたくさんあるし、夜空に瞬く星もきれい!運転を苦にしない男性も多いので、ドライブデートは都会より楽しめそう。地域によっては温泉に行くのもいいですよね。
田舎暮らしはシンプルではない
…といいことばかり書いてきましたが、田舎暮らしには、結構大変な部分もあります。
もともと地方で育った方ならわかると思いますが、田舎と都会の大きな違いは、人間関係の距離感。
本人同士の意思に反して、周りの人の目に振り回されることも多々あるでしょう。
それが、都会で育った人には「過干渉」と感じられる場合も。また、彼の親や親戚の存在を強く感じ、正直ウザかったりするかもしれません。
そういうことを「ま、いいか」と素直に受け流せるタイプなら、快適な田舎ライフが待っているはずです。
Uターン・Iターン婚は、簡単におすすめできるものではありません。が、もし「いつかは…」と考えているのなら、手始めに先述の “スローライフ合コン”や、地方で開催されているイベントに顔を出してみるのもいいかも!?
田舎に行ってそこで恋や結婚をし、暮らしていくには、それなりの適性は必要。でもやっぱり一番大事なのは、運命の人に出会うことだと思います。
あとは、どこにいたって「住めば都」なのですから。
(※2015年04月16日 10:15 公開記事)