昔の恋の傷がうずくことって、誰にでもきっとあるはずです。それを教訓にしたり、笑い話にできてしまえばこっちもの。だけど、中にはそう簡単にはいかない、トラウマ化してしまった痛みだってあります。
新しい恋に向き合おうとするたびにつらい恋の思い出がよみがえり、自分にブレーキをかけてしまう、異性に対して恐怖感を抱いてしまう…そんな男子たちのうら哀しいエピソードをご紹介いたします。
付き合ってから時間が経つとともに、ワガママがエスカレート。最後には家来のような扱いになり、経済的にもアテにされていた。愛想が尽きて別れようとしたら、泣き落とし。それも通用しないとなると罵詈雑言のうえ物を投げつけて大暴れ…女って怖い。
他に好きな人ができてしまい、別れを切り出した。普段はおとなしかった彼女が突然取り乱し、包丁を振り回して「あなたを殺して私も死ぬー!」って。アパートの隣の人まで心配して出てきてくれるくらい修羅場だった…
見た目がすごいタイプだった子に告白したが、いざ付き合ってみるとメールが遅いと怒る、留守電は一日10件以上、携帯チェックはもちろん尾行までされて…心身ともにすり減った。それ以来、かわいいなと思う子には距離をおいてしまう。
5年間付き合った彼女に、「将来性がない」とフラれた。仕事を頑張っていただけに、俺の人生って、将来ってなんだろうと考えさせられた。女はみんな結局金とか地位が好きなんだろう、と思えてしまう。
結婚まで考えていた彼女から、他の男の子を妊娠してしまったのでそいつと結婚する、と別れを言い渡された。もう立ち直れない。
みなさん、かなり傷ついている様子…こりゃトラウマになってしまうのも無理はないかもしれません。
さて、こうした影のある男子を好きになってしまった場合、どうしたらいいのでしょうか? 彼の心を癒して、恋人へと昇格することは可能なのでしょうか。
たとえば、あなたが好きな人から「自分にはこんなトラウマがあるんだ、だから恋愛できないんだ」とカミングアウトされたとします。この場合、2つの捉え方があると思われます。
1つは、恋をしたいとは思っているんだけれど、踏み出せないでいる…というある種のSOS。過去の傷をさらけ出すことができたのは、あなたを人として信用しているからこそ。徐々に距離を縮めながら、かたくなな心を解きほぐしていけば、解決への糸口がつかめるのではないでしょうか。
心理学には「認知療法」という手段があり、物事の捉え方を前向きに変え、自信を取り戻していくことを目指します。時間はかかりますが、あなたがそのお手伝いをする勇気があるのであれば、彼にとってもあなたにとっても、幸せな関係が築けることでしょう。
もう1つは、本当に恋愛をする気がまるでない、というアピール。あなたにもさっぱり興味がないので、告白を体よく断るための理由であったりすることもあります。こうした男性に敢然と立ち向かって何とか自分に気持ちをひきつけ、うまくいくこともあるかもしれません。が、このような状態の彼に、あなたを大切にする心の余裕が果たしてあるのでしょうか?
下手に近づいて警戒心をむき出しにされたり、あからさまにウザがられて傷ついたりする可能性だって十分あるのでは。それがあなたにとって、トラウマにならなければいいのですが…。
どちらのパターンかは、結局目を見て判断するよりほかないのでしょう。
いずれにしても、一筋縄ではいかない恋。膨大な時間とパワーが必要になりそうですが、あなたの自信のほどはいかに?
苦労覚悟で彼の心を癒す女神になるか、深入りして泥沼にはまる前に自分の幸せを探しに行くべきか。あふれる想いをぐっと抑えて、冷静に再考する価値は十分にありそうですよ。
(※2012年11月27日 10:40 公開記事)
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