もうすぐバレンタインデーですね。今年はどんなチョコを贈ろう、と頭を悩ませている女性も多いでしょう。
でも、お目当ての彼が甘いものが苦手だったら…?
そんなときは、日本酒の新酒をプレゼントするのはいかがですか?
今の時季にしか味わえない新酒の特徴や、彼の好きなアルコールの種類別・オススメのお酒をご紹介します!
日本酒の新酒って何?
日本酒の新酒とは、前年の秋に収穫したお米を使い、翌年の6月30日までに作られたお酒。
去年の秋に仕込まれた日本酒が出荷時期を迎えるのはちょうど今頃です。1~3月にかけて、リカーショップには「新酒」のラベルがついた日本酒がたくさん並びます。
日本酒は重くて飲みづらいというイメージがあるかもしれませんが、新酒はまるでワインのようにフルーティーでフレッシュな味わいが特徴。
なお、日本酒にはアデノシンという、血管を広げて緊張を和らげる作用を持つ物質が、他のお酒より多く含まれています。
あともう少しで良い関係になれそうな男性と一緒に飲めば、酔いが回るにつれて2人の仲も親密なものになっていくかも。
日本酒でさらにイケメンに!
日本酒には、男性をかっこよくする効果があるそうです。日本酒に含まれる米麹は細胞の活性化や肌の保湿効果が高く、飲み続けると肌がキレイになっていきます。
実際、お酒を造る杜氏さん(大半は男性)の肌はとても美しいんですよ。
男性もカミソリ負けやニキビ痕など、お肌の悩みを抱えている人は少なくないはず。また、前述したアデノシンや日本酒のうまみ成分であるアミノ酸には、頭皮の血行を良くし、発毛を促す因子を生成する作用があります。
多くの男性の悩みといったら、やっぱり抜け毛や薄毛。「いつまでもイケメンでいてね」という願いを込めて、日本酒をプレゼントするのもいいかもしれません。
好みのお酒別・オススメの日本酒
日本酒をあげたいけれど、どれを選んだらいいの?と迷うこともあるでしょう。そこで、彼が好きなアルコールの種類別にオススメの日本酒をご提案します。
◆ビールやスパークリングワインが好き
ビール派やシャンパン好きなど、炭酸系のお酒を好む男性には、スパークリング日本酒を贈るといいでしょう。その名の通り炭酸が入った日本酒で、シャンパンを文字って「ジャンパン」とも呼ばれています。
≫これがオススメ
人気の日本酒「獺祭」(山口県)は手に入りにくいことで知られているので、ネットなどで「純米大吟醸50 発泡にごり酒」を購入して贈れば喜ばれるはず。
尾瀬の天然水を使った「水芭蕉」(群馬県)のスパークリングバージョン「MIZUBASHO PURE」は、すっきりした辛口のスパークリング日本酒で、お刺身との相性もバッチリ。
◆ウイスキーや焼酎が好き
焼酎のようにアルコール度の高いお酒を好む彼には、無濾過・生原酒がいいと思います。
一般的な日本酒は、飲みやすいように水を加えてアルコール度を12~17度に調整して出荷されますが、無濾過・生原酒は加水せずに出荷されるお酒。
アルコール度数が20度近くもあり、新酒の時季にしか出回りません。
≫これがオススメ
「無濾過生原酒 ささにごり」(岐阜県)「花巴 水もと 純米無濾過生原酒」(奈良県)など。濃くてどろりとしていて、お酒の力強さを感じられるお酒です。
◆濃厚な口当たりのお酒が好き
コーヒーリキュールを使ったカクテルやどぶろく、マッコリなど、濃厚な口当たりのお酒が好みなら、にごり酒を選びましょう。
これは、発酵寸前に加える「もろみ」が入ったままのお酒のこと。まるで甘酒のように白く濁っていて、甘口でどっしりした味わいが特徴です。
中には発泡性のものもあるので、梅酒などスッキリしたお酒が好きな人にはそちらのほうがいいかも。
≫これがオススメ
「菊盛 純米吟醸『春一輪』」(茨城県)、「会津ほまれ にごり酒」(福島県)などはにごり酒の中でも飲みやすいので、初心者にもおすすめです。
なお、日本酒には面白い名前のものが結構あり、「ずーっと愛して」(愛媛県)、「骨まで愛して」(兵庫県)なんていうのもあるので、自分の気持ちをお酒に託して贈るのもありかもしれません。
新酒は冷蔵庫で保存しよう
一般的な日本酒は常温で保存できますが、新酒は殺菌のための火入れを行っていないので、買ったら冷蔵庫で保存する必要があります。彼にもそれは伝えてくださいね。
ちなみに、日本酒はアルコール度数の割に口当たりが良く、クイクイ飲めてしまうものも多く見られます。プレゼントして一緒に飲むことになったら、くれぐれも飲み過ぎには気を付けて。
甘いものが苦手な彼のために、またはちょっと変わった贈り物をしたい相手に…今年は日本酒を選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか?
(文=AYAME)