バレンタイン目前の今日この頃。ピンクのハートで彩られた街や、店頭に並ぶチョコレートを眺めているだけで、何だか幸せな気持ちになってしまう人もいるんじゃないでしょうか。
本命チョコはもちろんのこと、義理チョコ・友チョコを買うついでに「これは自分用」なんて、多めに買いたくなることもあるのでは?
それに…誰かにあげる前に味見くらいしておかないとね!という言い訳も、当然まかり通っちゃうわけです。
そんな不思議な引力を持ったチョコレート。
昔は強壮剤や媚薬としても使われていたとか、便秘に効くとか効かないとか、様々な効果効能がうたわれています。
最大級の恋のイベント、バレンタインデーに向けて、その効果にあやかってみませんか?
美容に!健康に!
チョコレートの健康効果はテレビでも紹介されているので、ご存じの方も多いでしょう。
例えば、食物繊維が豊富に含まれているため、便秘に効果がある…というのは聞いたことがあるかもしれませんね。
その他にもチョコレートが体に与える様々な説があるので、ご紹介します。
◎筋トレの後にチョコを食べると効果的
筋トレの後は、筋肉が傷ついています。それを修復していくうちに筋肉は鍛えられ、増大していくわけです(これが『筋トレの成果が出ている』ということ)。
トレーニング後にチョコレートのような糖分の高いものを摂取すると、血糖値が上がり、それを元に戻そうとインスリンが放出されます。このインスリンには血糖値を下げる他、筋肉の修復を早める作用があるのだそうです。
こうしたインスリンの働きを利用したダイエット、というのもありますね。
食事の直前にチョコレートを食べ、一気に血糖値を上げて満腹中枢を刺激すると、食事の量を減らすことができるのだとか。
ダイエット中には御法度のチョコを食べられて、満腹感も得られるなんて素敵ですね。
とはいえ、もともと糖分や脂質たっぷりの高カロリーな『お菓子』。食べる量には注意が必要です。空腹時やトレーニング後に「ひとかけだけ」なんて、蛇の生殺しにも近いような…。
だいたい、糖分を摂るなら飴でもいいわけだし…って身も蓋もないか。
もっとも、健康に役立つチョコレート、というのも存在します。カカオ含有率が70%以上のダークチョコレートなら、ポリフェノールやミネラル、そして食物繊維を効率的に摂ることが可能。美肌・美髪はもちろん、便秘を防いでより健康的に♪
さらに、特有の成分テオブロミンが疲労回復を促進してくれるので、ダイエット中のダルさとは無縁に…。もちろん、筋トレの後にも非常に効果的なんだそう。
取り入れ方は、食事の20分前に、50gを噛まずにゆっくり口の中で溶かして食べるだけ。筋トレをしている人は、トレーニングの後にも良いそうです。
健康的に活用するなら、甘いチョコではなくて苦いほうをチョイス、ですね。
塗って、浴びて、美肌になれる?
食べる以外には、こんな贅沢な活用方法もあります。
◎チョコレートパック
純ココア(またはカカオパウダー)大さじ2、はちみつ・牛乳・小麦粉または米粉(各大さじ1)をよく混ぜて顔に塗り、5分後に優しく洗い流す。荒れたお肌を沈静化する効果があるそうです。
◎チョコレート風呂
チョコレート、カカオパウダー、チョコレートシロップなどをお好みの量、お風呂に溶かすだけ。お肌がすべすべになり、セルライトの分解も期待できるとか。
チョコレートの香りには幸せホルモンを出す効果がある、と言われているので、癒し効果も期待できそうです。
何だかもったいない気もしますが、食べきれないチョコや、手作りチョコの残りの材料があったら試してみたいですね。
本当に媚薬として使える?
大昔は媚薬に使われていたと言われていますし、チョコレートに含まれるPEAという成分は、恋をしている時のような気分にさせる、とも言います。
先述の「テオブロミン」には催淫効果があるとかないとか、そんな話もたまに聞きますが、実は薬学的にはチョコレートを食べたくらいで媚薬というほどの効果は見られないそうです。
でも、チョコレートを食べると心拍数が上がり、幸福感に満たされるのは確か。
この二つの状態を、脳が「恋しちゃった!」と勘違いしても全くおかしくないと言う人もいます。
ということは、ですよ。
男性にチョコを贈るときに告白、ではなくて、チョコを食べてもらってから告白、という流れが一番正しいのかも。
さらに、一緒に食べながら…っていうのができれば、最高にロマンチックな時間を過ごせそうですね。
ぜひお試しあれ!そして、素敵なバレンタインをお過ごしください。