みなさん、初詣には行きましたか?
そういえばまだ…という方は恵方参りをしてみましょう。これはその年の恵方にある寺社を参拝し、幸福を祈願すること。
江戸時代の頃はお正月に参る風習があったそうですが、近年は時季を問わず、運気を上げるために行く人も多いよう。
そこで今回は恵方参りの作法や、オススメのスポットをご紹介します。
≪参拝すれば恋が叶う!?≫
節分に食べる“恵方巻き”で知られる“恵方”とは、その年の福徳を司る歳徳神(としとくじん)がいる方角です。
2015年の恵方は「西南西」。
恵方参りをすると願いが叶うための好機に恵まれる、チャンスをつかむ勇気が得られる、などと言われています。
ということは恋にまつわる願い事をすれば、気になる人と急接近したり、彼氏と結婚の話が出たり…なんて可能性もあり。
1年中いつでも参拝できますが、立春(2月4日)前後にはより願いが叶いやすくなるそうなので、行くなら今が狙い目です。
≪恵方参りのオススメの神社≫
恵方参りは、自宅から750m以上離れた恵方の神社やお寺に詣でるのが基本。
方角が合っていればどこの寺社でもOKですが、稲荷神社では恵方参りはできないので気をつけて。
氏神様やいつも初詣に行く神社にお参りしたい、という場合は、家から一旦別の方角へ行き、お参りしたい寺社が恵方になる地点から向かいましょう。
これは平安時代によく行われた“方違え”という方法です。
では次に、どこに詣でたらいいかわからない方向けに、地域別のオススメのスポットをご紹介します。
◆関東地方の方
東京方面から見ると、富士山は西南西にあたります。富士山はそれ自体が強力なパワースポット。その周辺にはたくさんの神社がありますが、特に有名なのは「富士山本宮浅間大社」です。
対人関係を豊かにするご利益があるので、より良いご縁を結びたい方は足を運んでみては。
◆東海地方の方
名古屋近辺から見ると、京都・大阪のほうが恵方になります。特に京都は神社仏閣の宝庫ともいえる場所。たくさんありすぎて迷ってしまうかもしれませんね。初詣に行く神社と同じ神様が祀られている神社を詣でるも良し、いくつかの寺社を梯子してみるのもいいでしょう。
◆関西地方の方
大阪方面から見ると、四国の香川周辺が恵方にあたります。香川の有名な神社といえば金刀比羅宮ですね。国と人々の平安を願う神、大物主神が主神ですから、穏やかに1年を過ごしたいという方に良さそうですね。
≪恵方参りの作法≫
参拝は、一般的に「二拝二拍手一拝」という方法で行われますが、恵方参りのときはちょっと違います。お釈迦さまの誕生のポーズを模し、右手の人差し指で天を、左手の人差し指で地を指して願い事を心の中で唱えるといいとか。
胸の前で小さくこのポーズを取るだけでも効果があると言います。
具体的な願い事がない場合は、チャンスの到来や好機を見抜く力を願いましょう。これで運気アップ間違いなし!
≪海外の恵方はここ!≫
前述した通り、恵方参りは自宅から750m以上離れた寺社に詣でることが大事。つまり近所はダメでも、遠くのスポットならばOKなのです。
ということで、最後に国外にある寺社をご紹介します。
日本から見て今年の恵方にあたる都市は、中国の上海。あの街には上海静安寺や玉佛禅寺など、参拝客が絶えない寺院がたくさんあります。
今年、上海に行く予定があれば、観光の合間にお寺に行ってみるのもいいかもしれません。
叶えたい願いがある方はもちろん、初詣に行きそびれて気持ち悪い、という方もよかったら恵方参りをしてみてくださいね!
(文=AYAME)