“プライドが高い”と聞くと、どんな人を思い浮かべますか?しっかり者などプラスな面もありそうですが、自慢話が多い、上から目線で話すなど、あまり良くないイメージを持っている方も多いのでは。
そのせいか、知らず知らずのうちに恋愛を遠ざけてしまうこともあるという、やっかいな“プライド”。実際のところ、男性たちはどのように感じているのか、どう折り合いをつければ幸せな恋愛を引き寄せられるのかを探ってみました。
プライドが高い女性の特徴
まずは男性たちの声から。“プライドが高くて付き合いづらい”と思うのはどんな女性か、身近な男性たち(30代前半)に聞いてみました。
◎大樹さん(31歳・広告代理店勤務)
「職場の同期がプライドの塊。確かに仕事はできるけど、“誰よりも働いてる”という意識が強いせいか、手伝っても“ありがとう”の一言もない。それさえあれば、もっと協力しようと思えるんですが」
◎聡さん(30歳・商社勤務)
「元カノはケンカしても絶対に謝らない人でした。お互い譲らずの状態が続くと“もう別れたほうがいいね”と。僕から折れること数回、最後は彼女の出方を見てみようと2週間連絡しなかったら、一方的に別れを告げられそのままになった」
◎浩太さん(31歳・デザイナー)
「初めて女の人を食事に誘うときは基本、ご馳走するつもりで行くのですが、ある女性(大手メーカー勤務)はおごられるのを頑なに拒否しました。“払ってもらうのが当たり前”という人もちょっと…ですが、何がなんでも割り勘にしたがる子も付き合ったら疲れそうだなと思って、それ以来会ってません」
◎健司さん(32歳・証券会社勤務)
「前の職場にいた帰国子女の子は、英語が得意というだけで、そこそこの給料をもらっていたようです。その子と合コンをした知人によると、参加男性全員に年収を聞いたとか。“ふーん”と勝ち誇った表情に、その場の誰もが引いたという…」
“割り勘が許せない”という話はよく聞きますが、“おごられるのがイヤ”なのもプライドの高さゆえなんでしょうね。最後の例なんて、ネタじゃなくて本当にそういう人がいるんだ!?と思ってしまいました…。
男性がドン引きする女性の言動
何はともあれ、自分の価値観を基準に、相手を評価したり行動したりする人は、男性から距離を置かれてしまうみたいです。
その他のコメントも合わせると、概ね次のような特徴が挙がりました。
日常生活・職場編
□意見を否定すると不機嫌になる
□仕事はできるけど、他の人への批判が辛辣
□手伝ったときに「ありがとう」の言葉がない
□ミスがあっても、誰かに指摘されるまで言い出さない
恋愛編
□自分からデートに誘わない
□ケンカしてもいつも謝るのは彼氏のほう
□割り勘(もしくは、おごられるの)を嫌がる
□ステータス(勤務先、収入、持ち物など)重視
当てはまる項目が多い人は要注意!自分では気づいていなくても、「あいつプライド高っ」と思われているかもしれません。
プライドとの上手な付き合い方
では、思い当たる点があった場合、どのような心がけが必要なのでしょうか。今度は女性側の体験談をご紹介します。
◎由希子さん(29歳・広告代理店勤務)
「ジムで知り合った男性とお付き合いをスタート。前は仕事関係の人とばかり付き合ってたので、プライベートでも何かと張り合ってしまっていました。今の彼は業界が全然違うから、変に気張らなくていいんです。愚痴も減ったし甘えるのに抵抗もなくなり、これまでで一番長続きしています」
――確かに仕事絡みだと、共有できる話題も多いけど愚痴も多くなりがち?自分の意識を変えるのももちろん必要ですが、それに加え、仕事と無関係の男性にアプローチしてみるのもアリ!?素の自分を出しやすいのかもしれませんね。
◎真美さん(30歳・看護師)
「学生の頃から付き合ってる彼は、性格も価値観も合うけど、派遣社員というのが引っかかっていました。彼には言いませんが、“正社員になったら”と思いつつ、たまに出る結婚話をかわし続け…。でも、同世代の友達が出産後も仕事を続けているのを見て、それでいいのかなって。先日プロポーズを受け入れました」
――ノロケですか!?さておき、いまや男女の働き方もいろいろですし、ポジションにこだわる必要はないのかも。もちろん自分も稼ぐ!という覚悟は必要ですが、そう思えるのならフリーの人も出会いが広がりそう?
◎かおりさん(33歳・SE)
「彼と同棲していますが、家事はほとんど私がやっています。でも家事に関しては彼に全く期待していないから、ストレスはありません。私は仕事の帰りが早くて時間があるし、もともと洗濯や料理が好きなので。実家にいた頃は、弟がいるのに私ばかり手伝わされてイラっとすることもあったけど、今は気になる人がやればいいんじゃない?と思ってます」
――“期待してない”なんて彼が聞いたら、ショックを受けてしまいそうですが…。要は“やらされてる”と思わず、楽しみつつ能動的にできるかどうか、ってことでしょうか。
みなさん、いずれも“プライドを捨てようと意識したわけではない”とのことですが、結果として良い関係を築けたんですね。彼女たちのエピソードから何かしらヒントを見出せるかも!?
プライドって、コンプレックスの裏返しとも言われますよね。弱いところを見せたくないという気持ちが、やたら強気な態度として出てしまったり…。
思い当たるところがあったら、相手の気持ちを和らげる一言を意識して出すところから始めてみましょう。そうすれば周りの反応が変わるかも?
自ら恋愛を遠ざけてしまうなんてもったいない。ぜひチャンスを引き寄せてくださいね!