「大好きな彼にご飯を作ってあげたい!」
そう思っていても、慣れていないとなかなか振る舞う勇気が出ないですよね。せっかく作っても、見た目が微妙だったり、彼好みではない味付けになってしまったり…。
そこで、家庭料理のプロともいうべき30代の主婦4名に、「彼めし」にまつわるエピソードやアイデアを聞いてみました。
主婦だって「彼めし」失敗経験者!
今は料理上手の主婦だって独身時代は初心者。元カレや今のご主人にご飯を作ろうとして、失敗した経験があるのでは?まずはそのエピソードをご紹介します。
●「カレー好きの彼にココナッツカレーを作ってあげたら、『何これ?カレーじゃないじゃん』と言われた。彼にとってのカレーは、市販のルーを使ったいわゆるカレーライスなんだな…と実感しました」(32歳・結婚歴3年)
●「豆腐ハンバーグを作ったとき、豆腐の水切りを忘れてゆるゆるのハンバーグ種になってしまった。基本的な料理の知識がないと失敗する確率は高いですね」(35歳・結婚歴4年)
●「彼の家で肉じゃがを作った。レシピよりも多めにダシを入れたら、じゃがいもが煮崩れてドロドロに。分量はちゃんと守ったほうがいいと知った瞬間でした」(30歳・結婚歴1年)
やっぱり男性には定番メニューがウケるみたい。そして、料理慣れしていないのに変なアレンジを加えたりすると、思わぬ失敗をするハメに。基本を押さえると同時に、振る舞う前に1~2回は練習したほうが良さそうです。
「彼めし」のコツ・定番メニュー編
そんな数々の失敗を乗り越えた彼女たちに、「彼めし」を作るコツについても伺ってみました。料理下手でも、定番メニューをおいしくできるヒントをご紹介します!
●「唐揚げのお肉は調味料と混ぜ合わせたら、15分ぐらいもみ込みます。お肉が柔らかくなって驚くほどおいしくなりますよ」(38歳・結婚歴9年)
●「ポテトサラダには、ゆで卵の黄身を砕いて入れます。コクが出てお店の味のようになるので。あと、テレビでタモリが言ってたのですが、わさびを入れるのもオススメ。大人向けの味になってお酒にもぴったり」(32歳・結婚歴3年)
●「豚汁を作るときは、味噌を入れる前にめんつゆを少し入れて煮込むとコクが出ます。うちの夫は豚汁が大好きで週に2~3回でもいいって言ってました」(35歳・結婚歴4年)
●「市販のパスタソースはひと手間加えるだけでプロっぽくなります。例えば、ミートソースにゆでたブロッコリーやバターソテーしたキノコ類を混ぜると、一気にご馳走風に!」(32歳・結婚歴3年)
ちょっとした工夫で、定番メニューがグンとおいしくなるんですね。手軽に取り入れられそうなアイデアばかりだし、彼にも料理上手だと思ってもらえるかも!?
「彼めし」のコツ・裏ワザ編
料理が苦手ならもちろん、そうでなくても、必ずおいしくできる料理方法があれば知りたいですよね。そこで、失敗ゼロの料理の裏ワザも教えてもらいました。
●「『マツコの知らない世界』で紹介してたサバの味噌煮は、かなりおいしいです。ごまドレッシングと水を混ぜて、煮立ったところにサバを入れるだけなんだけど、自分で味付けしたときより夫に好評でした」(30歳・結婚歴1年)
●「安田美沙子のCMでおなじみの、創味のつゆがお気に入り。煮物でも丼物でも鍋物でも、何にでも使えて楽ちんです」(38歳・結婚歴9年)
●「料理が苦手なら、肉じゃがはすき焼きのタレで作るといいですよ。具の入った鍋にタレを入れ、肉や野菜が半分ぐらい浸るように水を入れたら、後は弱火でコトコト煮るだけでOK」(35歳・主婦歴4年)
市販のドレッシングやめんつゆを使えば、細かく味付けする必要がない分、失敗が減る可能性大。これなら料理初心者でも、自信を持ってチャレンジできそうです。
主婦のみなさんが言うには、料理慣れしていないなら、100%手作りを目指そうとしないほうがいいとのこと。ダシやソースなどは市販品を使ったほうが時短にもなるし、何より、なじみのある味に仕上がるので男性も喜んでくれるそうです。
あ、ただし、彼のお母さんが自然食品にこだわっていて、子どもの頃からオーガニックなものしか口にしてこなかった…とかだったら、そこは合わせたほうがいいと思いますが。
(文=三浦由子)