最近、2人の男性の間で揺れるアラサー女子を主人公とした漫画が話題です。それが『A子さんの恋人』(KADOKAWA)と『恋のツキ』(講談社)の2作。
どちらも2人の男性から好意を示され困惑しつつ、二股の関係が続く…というストーリー。
こちらもおすすめ>>「ダメ男漫画」で痛みと胸キュンを両取り!完璧じゃない男に思わず恋する作品4選
男子2人の好意に悩む女子の特徴は?
『A子さんの恋人』では、主人公・A子(推定29歳)が留学先に残してきたAくんと日本にいる彼、A太郎の間でどっちつかずの恋愛を繰り広げるというもの。
日本人A太郎はモテモテの人気者、アメリカ人Aくんはいつもクールな個人主義という、全く違うキャラクター。そしてA子は2人と別れたいのに別れられずにいます。
一方、『恋のツキ』の主人公ワコ(31歳)は彼氏と同棲中。両親への挨拶を兼ねて帰省をする約束もしていて、結婚を意識しつつもなんとなくマンネリ。そんなワコに、なんと男子高校生が好意を示し…。しかも同棲中の彼にも、高校生の彼にも、この三角関係がバレてしまいます。
2017年は優柔不断女子がモテる!?
要するに、どちらもアラサー女子がモテる話なのですが、共通しているのは「優柔不断」で「決められない性格」というところ。
『A子さんの恋人』のA子は、留学前にA太郎と別れるはずだったのに別れられず、留学中に出会ったAくんとも帰国する際に別れられず…と、とにかく別れられない女。
対する『恋のツキ』のワコは、同棲中の彼には浮気が、高校生には彼氏の存在がバレたにも関わらず、だましだまし「ズルズル」と三角関係を続ける優柔不断っぷりを見せるのです。
男が手離したくない女の特徴は?
『A子さんの恋人』のA太郎は、モテモテにも関わらずA子を離したがりません。理由は、A子が自分のことを好きではないこと、とかなり屈折しています。
アメリカ人のAくんは結婚を申し込んでいるのですが、返事を引き伸ばされた挙句、A子が帰国してしまっても諦めず…。
『恋のツキ』でも、同棲中の彼はワコの浮気を許して婚約も継続。でも彼女は高校生とも別れず…2人とも彼女を手放そうとしません!
2作とも、やっぱり男はライバルが登場したときに燃えるのかも…と思わせる内容です。
悩むより流れに任せたほうがいい?
恋愛で悩むのは女性側、というケースが多いと思うのですが、この2作のヒロインたちは思いっきり男性陣を振り回しています。しかも、ほとんど無意識のうちに。
なぜなら彼女たちは何も「決断」しないから。また、A子とワコには、全てのことを先送りにしているという共通点もあります。
女性は何かと、恋愛の状況を自分優位に持っていこうとしがち&関係性をフィックスさせたい、という傾向がありますよね。でも、A子とワコを見ていると流れに任せるのもアリかも、なんて気持ちになってきます。
真似して浮気したりするのはオススメしませんが、彼女たちのように自分でコントロールせず、漂うのも恋愛の一つの醍醐味かも。
いつも彼の言動に振り回され、クヨクヨしがちな女性はちょっと参考にしてみてはいかがでしょうか。
「優柔不断」「放っておく」「流れに任せる」…これこそ、男が手放せなくなる女への近道かもしれません。