憧れの男性と話すときって緊張しますよね。そのせいで無口になったり、一方的に話しすぎてしまったり…。
どんなことに気をつければ、スムーズに会話できるようになるのでしょうか?今回は“会話美人”な既婚女性(プチセレブ!)にお話を聞いてみました。
言葉に頼らない会話って?>
今回、インタビューに協力してくれたのは、以下のお2人です。
・弥生さん(38歳)
ご主人はベンチャー企業の社長
・みゆきさん(35歳)
代々続く企業の跡取り息子と結婚
彼女たちは、日常的にパーティーに出席する機会が多いからか、話し相手を楽しませるのが上手な“会話美人”。
「もともと会話が得意だったんですか?」と質問したところ…
●弥生さん:「いいえ。私はせっかちで、しゃべりすぎてしまうクセがあるんです」
●みゆきさん:「私も苦手。緊張すると固まっちゃうんですよね」
誰が見ても会話美人のお2人が、「苦手」と答えるなんて。どうしてスマートに振る舞えるようになったのでしょう?
●弥生さん:「言葉に頼らない会話を心がけているからかな?『話さなきゃ!』と思うと、かえって話しにくくなったり、しゃべりすぎたりするんです。だから言葉ではなく、態度で気持ちを表すようにするといいんですよ」
なるほど。「うまく話そう」と自分にプレッシャーをかけると、余計に話が弾まなくなることってありますよね。
会話のコツは「ゆっくり」
では、お2人は会話中、どんな態度を取っているのでしょうか。
●弥生さん:「話しているときは、まばたきをゆっくりするようにしています。それが『話をしっかり聞いてますよ』というアピールになるんですよね。あとはウンウン頷いているだけです。この方法で、おしゃべりな私が『聞き上手だね』なんて言われるようになりました」
弥生さんのまばたきを観察してみると、確かに、目を閉じる速度も開ける速度も、どちらもとてもゆっくりです。目を閉じている時間も長いので、目が開いた瞬間の視線が印象的に感じられて、同性でもドキッとしてしまいます。
●みゆきさん:「私は頷く速度をゆっくりにしています。もともと話下手なので、自分からは何も言わず、相手に気持ち良く話してもらおうと考えたんです。話の内容を噛みしめるようにゆっくり頷くと、相手も手ごたえを感じるようで、ずーっとしゃべり続けてくれるんですよ。実はうちの夫もそれで落ちました!」
自分でも言う通り、みゆきさんはこちらから質問しなければ、相槌を打つぐらいであまり話さないのですが、その頷き方を見ていると本当に話しやすくて、言わなくていいことまで言いたくなっちゃう…!しかも優雅というか、すごく品が良く感じられました。
聡明で聞き上手な女性、という印象を与えるには「ゆったりした動き」が欠かせないんですね。
お2人の話を聞いていて、緊張するのは「話を弾ませたい」と力んでしまうからなんだな…と実感しました。
そんな気負いをなくすためにも、「ゆっくり」「ゆったり」を心がけ、相手の話をしっかり聞く(ように見せる)ことから始めてみてはいかがでしょうか。
それが会話美人への近道になるはず。そして「夫を落とした」みゆきさんのように、結婚への近道にもなるかもしれません。
(文=三浦由子)