【オレ様リーマンの非ジョーシキ恋愛入門132】
約半年間、爆速でフッたりフラれたりを繰り返した必死すぎる婚活経験を生かして、なぜか上から目線で本音の恋愛論を語ります。ちなみに普段は、どこにでもいそうなただのアラサーリーマン。
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正直、驚いた。
コラムのネタ探しのために、人妻、職場の女性、ブログ読者の女性などから、せっせと恋バナを聞き出している。
そして、気づいた。
女性であれば、身近な友だちの一人ぐらいは不倫をしているという事実に。
どうやらオレの予想以上に、不倫している女性は多いようだ。
正論は無意味
もう一つ、気づいたことがある。
ほとんどの女性が不倫したくてしているわけではない。
「不倫なんてよくない」
「バレたら大変なことになる」
「奥さんと別れて結婚してくれる可能性は低い」
そんなことはわかっていて、それでもやめられないのだ。だから正論を言っても意味がない。
だったら不倫は簡単にはやめられないことを前提として、少しでも苦痛をやわらげる方法を書くのが、良くも悪くも現実的には役立つことだと思った。
さすがに不倫している女性本人からの話は聞けなかったが“又聞き”した内容、ネットや本で調べたことを元に推測して、5つの方法を考えてみた。
【1】ヒマな時間を作らない
不倫している女性は一人のときに、
「今頃、彼は家で家族と楽しく過ごしてるんだろうなぁ…」
などと考えてしまうのが一番キツいらしい。
まぁ、それはそうだろう。
では、どうするか。
考える時間を減らすしかない。
仕事でも趣味でも、なんでもいい。
一人でいるときは何かに打ち込もう。
打ち込むことがなければ、今から作ろう。
悩む時間を物理的に減らしてしまおう。
【2】運動する
運動してストレス発散なんて、人によってはバカらしいと思ってしまうのではないか。
オレもつい最近までそう思っていた。
だが、バカにはできない効果がある。
少なくともオレは、運動以上に効果的なストレス発散の方法を知らない。
運動すると疲れる。
だからどんなにイヤなことがあっても、気づいたときには忘れている。
さらには、終わった後には爽快な気持ちにさえなっている。
果ては、すぐに寝てしまう。
これもまた物理的に悩む時間を減らすことだが、その最強の方法である。
とりあえず走ろう。
【3】家族、友だちをなくさない
不倫しているあなたは、もう十分わかっているはずだ。
彼が最終的には奥さんを選ぶ可能性のほうが高いことも、いつあなたの前からいなくなるかわからないことも。
そんなときに頼れるのは、家族や友だち。
彼の都合に合わせるために、彼以外の人との付き合いをやめてしまい、あげく彼にまで捨てられたら相当キツい。
家族や友だちを大事にしよう。
はっきり言うが、あなたの味方は不倫相手ではなく、彼ら、彼女らだ。
【4】マジメな男性に目を向ける
そろそろオレの限界が近づいている…。
もうダメだ、言ってしまおう。
不倫なんてしてる時点で、その男はどうしようもない。
それに、もっと誠実な男はいくらでもいるんじゃないか?
不倫しているあなたは、きっとこう思うだろう。
「マジメな男なんてつまらない」と。
だがそれでも、そのマジメなつまらない男に目を向けてほしい。
ふとしたときにその良さがわかるかもしれない。
今はつまらないその男が、幸せをもたらしてくれそうなことに気づくかもしれない。
そんなことを、頭の片隅にでも置いといてほしい。
【5】病んでいる自覚を持つ
もうこの話で最後なので、正直に言おう。
不倫している女性の話を聞いたり、読んだりしてオレは思った。
「あ、これ依存症みたいなもんだわ」と。
人がアルコール、ギャンブル、買い物などに依存してしまう理由ってわかる?
「落差」だ。
ものすごくイヤなことがあった日に酒を飲んだら、めちゃくちゃ楽しくなった。
そのマイナスからプラスへの差が劇的であればあるほど快感が増し、依存してしまう。
不倫はまさにその典型。
彼と会えないことによる寂しさが、会うことで一気に逆転する。
その落差による快感は非常に大きい。
だからやめられない。
さらには、マジメな恋愛がつまらなく思える。
だが、その刺激は確実にあなたの精神をむしばむ。
「依存性」という言葉が良い意味で使われないのは、長期的には悪影響のほうが大きいからだ。
自覚しよう。
あなたは今、病んでいるのだ。
すぐにはやめられないかもしれない。
でも自覚さえあれば、我に返る可能性は高いだろう。
結局、後半はキツいことばかり書いてしまったが、これだけ伝えておく。
生き延びろ。