秋になるとなぜか訪れたくなる京都。色鮮やかな紅葉を愛でながら風情あふれる古都をめぐる休日なんて、憧れちゃいますよねー。子どもの頃は紅葉なんてたいして興味なかったのに、大人になると“THE 秋”な風景が見たくなり…しかも身も心も“切なさ”みたいなものに浸りたくなって、古の都に恋焦がれまくったりし始めるから不思議です。あ、そんなの私だけ?
京都と言えばお寺、そして仏像。最近は“仏女”や“仏像ガール”と呼ばれる仏像好き女子、結構多いですよね。マニアというほどではなくても、「見てるだけで癒される」「阿修羅像に会うとキュンとする♪」なんて人は、かなり多いんじゃないでしょうか。
ちなみに男子の場合はボーイではなく“仏像男子”というみたいですよ。
手相芸人の島田秀平さんも、仏像好き男子のお一人。ただし、彼が見たいのは顔や造形じゃなくて仏像の手なのだとか。理由はもちろん“手相”が彫られているから。そんな島田さん、以前、どうしても三十三間堂に行きたくなったのだそうです。
三十三間堂とは、約1000体もの千手観音像が置かれていることで有名な京都を代表する名所。それぞれの仏像には千手、つまり無数の手があるのですが、このたくさんの手の一つ一つにも手相があるか、どうしても確認したかったんですって。
仏像たちの後ろに回り込んだり、下から覗き込んだりして、ひたすら手だけを見ている島田さんの図、想像するとちょっとシュールですが…ご本人的にはかなり楽しかったようで。キャッキャッ言いながら、何時間も手を見続けていたと言います。
気になる結果は、意外にもKY線(空気が読めない線)とガラスのハート線(ハートの弱い線)の持ち主が多くて面白かったそう。また、芸術の神様は芸術家線(芸術的な線、別名・妄想族線)があるなど、ちゃんと仏像のキャラクターに合った線が彫られていた、とのことです。
作った人が手相に詳しかったんでしょうか。なんとも不思議なことですが、その事実を見つけてしまった島田さんも不思議な人ですよね。
【特徴】
頭脳線と生命線のはじまりが離れている。5mm以上離れているとより強い傾向がある。
【解説】
とにかくマイペースな人。自分の考えがはっきりとしていて、人の意見に合わせることがとても苦手です。しかし、それも信念があるからこそ。そして同時に主張を裏付けるだけの実力も備えています。
【アドバイス】
自信とプライドが高い反面、実は傷つきやすい繊細さも持っている人です。大木の強さがあっても、柳のしなやかさには欠けるのですね。話をじっくり聞いて、褒め言葉で会話を進めるといい関係を築けますよ。
【特徴】
感情線がすべて鎖状になっている。繊細さと神経質さを表し、自ら心を閉ざしてしまう傾向が。
【解説】
非常に繊細で神経質な一面もある人に出る相です。女性に多いですね。時には、人を責めるような口調になることもあるのですが、それも相手に期待をしている証拠。実はあまり自信がない場合も多く、ちょっとしたひと言で傷つくことも多いといえます。
【アドバイス】
優しい言葉や甘い雰囲気に流されやすいので、もし自分にこの相があったら、相手の心が本気かどうかを見極める必要があります。また、意中の人にこの相があったら、ムードいっぱいに盛り上げてくださいね。
【特徴】
頭脳線がかなり極端に下がり、手首近くまで下降する。美的センスはピカイチだが、妄想してしまう傾向が。
【解説】
ロマンチストで想像力が豊かな人にある線です。言葉で話している以上に、頭の中では夢物語が出来上がっている可能性も高いといえます。
【アドバイス】
美的センスは誰にも負けないような鋭さと繊細さ、さらに豊かさを兼ね備えています。ただ、その感性に頼るばかりに問題から逃げやすい一面には注意してください。乗り越えれば、センスもさらに磨かれますよ。
手相を診られると、こんなことまでわかっちゃうなんて! 自分でも診方がわかったら楽しそう♪ この秋は手相の本を片手にお寺巡りをしてみる、というのもいいかもしれませんね。
もちろん、仏像だけじゃなくて人間の手相チェックもぜひ。周りの人の恋愛運や結婚運をサクッと診てあげたら、きっと、ちょっとした人気者になれることでしょう。
(※2012年11月05日 10:03 公開記事)
(文=Kawauso)
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