「今はまだ結婚したくない」「いつかはしたいけど、相手がいない」など、結婚に対する思いは人それぞれ。
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憧れはあっても、年齢を重ねれば重ねるほど、気軽に「結婚したい」と口に出せなくなったりもしますよね。
実際のところ、女性たちは結婚についてどのように考えているのでしょうか。
結婚できない?今はしたくないだけ?
2016年9月に発表された国立社会保障・人口問題研究所の「第15回出生動向基本調査」によると、75%以上もの女性が、独身生活の最大の利点は「行動や生き方が自由であること」と回答したそうです。
この結果を踏まえて、未婚女性にリサーチしたところ…
・「姉が、結婚したら自分の好きなことはできなくなると言ってました。結婚を焦っても幸せになれるかわからないから、やりたいことを全部やるようにしています」(20代前半)
・「今は自分の収入で欲しい服を買ったり、海外旅行をしたりと自由に過ごしていますが、結婚後はちょっとした買い物をするのでも、相手に気を遣うんだろうなと思うと、もう少し先でもいいかって気持ちになります」(20代後半)
・「結婚したいけど、その先にある子育てのイメージが全く湧きません。親戚づきあいや義両親との距離感がわからないのも不安」(20代前半)
どれもこれも率直な意見ですよね。身近に既婚者がいる場合は自分の将来像を想像しやすい分、結婚への執着心は薄くなるのでしょう。
なぜ結婚したくないの?
独身でいる理由としては、どんなことが挙げられると思いますか?
前述の「出生動向基本調査」を見ると、18~24 歳の女性たちの意見で上位に入っていたのは「結婚するには若すぎる」「必要性を感じない」など。
一方、25~34 歳の未婚女性の過半数は「適当な相手にめぐり会っていない」と回答していました。
・「いい人がいれば結婚したい!と思うけど、今はいないから別にいいかって感じです。妥協してまで結婚したくはないし」(30代前半)
・「早く結婚した友人たちが30代半ばで離婚ラッシュ。口を揃えて“結婚はもういい”と言ってます。話を聞くたびに、焦って結婚するのは怖いなと」(30代後半)
みなさん、心のどこかで“運命の人”との出会いを期待している部分もあるのかも?
相手ありきの結婚。失敗したくないと思えば思うほど、旦那さん候補を吟味してしまう気持ちはわからないでもありません。
結婚だけが幸せじゃない?
授かり婚に別居婚、週末婚など結婚のカタチが多様化する中、従来の考え方に縛られず、もっと自由な関係を求める人も増えているようです。
・「パートナーがいれば、入籍するかしないかは関係ないと思うので私は事実婚希望です。そのほうが馴れ合いになることなく、思いやりの心を忘れずにいられるんじゃないかなって。もし子どもができたら籍を入れてもいいし」(20代後半)
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』でも注目を集めた事実婚。その気軽なイメージに惹かれる人は少なくないでしょう。ただ、本人同士は良くても、双方の家族がどう感じるかは要確認。
・「結婚にはあまり興味ないけど、子どもが欲しい気持ちはあります。いっそのこと好きになれるかどうかではなく、出産するなら…という視点で相手を探すのもアリかも」(30代前半)
生まれた子どもの顔や育つ姿を想像して結婚相手を選ぶ、という方法もあるんですね。案外、理想の家庭への近道になったりして。
自分の可能性を狭めないで
みなさん、結婚について深く考えた上でコメントしてくれたので、どれもこれも興味深い意見ばかり。
今は「結婚したくない」と言っていても「絶対にしたくない」わけではない人が多いらしいのも印象的でした。
もしかしたら明日、結婚を考えたくなるほど理想的な男性に出会うかもしれません。「自分はこうだから」と決めつけたりしないで、まだ見ぬ未来を楽しく創造していけるといいですね。
(2017年2月16日 10:15)