“いい年”と言われる年齢になっても、結婚しない(できない?)人が増え続けている昨今。
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2016年9月に発表された国立社会保障・人口問題研究所の「第15回出生動向基本調査」によると、独身男性の約7割、女性の約6割がパートナーなし。そして独身男女の約4割に性経験がないそうです。
最近は「いきなり結婚」流行り?
そんな中、以前『クローズアップ現代+』(NHK)で「恋人はいらない。経済的な負担を分け合える人、もしくは共同生活を一緒に過ごしていけそうな人を募集するだけ」という「いきなり結婚族」が増えつつあるとの特集が放送されました。
“ムズキュン”ブームを巻き起こしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)も、主演の2人がいきなり結婚(事実婚)するところから物語がスタートしましたね。
家の中では夫=雇用主、妻=従業員という立場で生活を送るため、当初はビジネスライクな関係だったけど、お互いの気持ちに徐々に変化が生まれ…。あんなふうに、少しずつ恋を育てていくのもいいなと感じた方も多かったのでは?
「いきなり結婚」してみたい?
この、気になる「いきなり結婚」という考え方についてどう感じるかを20~40代の女性に聞いてみました。その一部をご紹介しますね。
まずは「したくない」人の意見から。
◎「したくない」派のコメント
・「相手を知らないまま結婚したら後々、大変そう。良くなるか悪くなるか賭けみたいなものだからしたくない」(30代・女性)
一度しか結婚しないと考えると…確かに、これぞ人生を賭けた大勝負って感じですね。
・「離婚が当たり前の時代でも、やはり離婚はしたくないので、自分と合うかどうかわからない人との“いきなり結婚”は、私は無理です」(40代・女性)
期間を決めて「いきなり同棲」し、お互いに気に入ったら結婚…とかだったらアリ?
・「相手をあまり知らないで結婚すると、DVや変な性癖があったりした時に絶対後悔する。全てを否定するわけではないが、かなりのリスクを伴うと思う。それを理解していないと、トラブルが多くなるのは目に見えている」(30代・女性)
こういう問題は確かに怖いですね。それこそ昔ながらのお見合いのように、相手のことをよく知る人からの紹介でもあれば、少しは不安が解消されるでしょうか?
ちなみに結婚相談所マリーミーの代表・植草美幸さんいわく「条件に合う人と、恋愛を経ず手っ取り早く結婚する」という「いきなり結婚」を望む人にこそプロのコンサルタントが必要なのだそう。結婚のプロに相談してマッチングしてもらうのもいいかもしれませんね。
お次は「してみたい」人の意見をお届けします。
◎「してみたい」派のコメント
・「してみたいかと聞かれれば、してみたい。昔のお見合いだって“いきなり結婚”のようなものだし、結婚するタイミングをつかめない人にはいいかもしれない」(40代・女性)
確かに祖父母の時代のお見合いは「いきなり結婚」に近いかも。『ゲゲゲの鬼太郎』で知られる漫画家の水木しげるさんは、お見合いをして5日後に結婚、という超スピード婚だったとか。
・「恋愛と結婚は別だと思っているので、どちらかといえば“いきなり結婚”もありです。ただ、最低2~3回は会って話をしてからという条件付きで」(20代・女性)
『逃げ恥』のみくり&平匡のように何度か会って会話し、お互いの利害が一致していることを確認した上で「いきなり結婚」するなら、確かに安心ですよね。
・「怖いけど、してみたい気もする。結婚しても恋愛気分でいられそうだし。うちは長く付き合った末の結婚だったが、だからといって上手くいってるとも思えないし、マンネリで結婚しても新鮮さがなかった」(30代・女性)
貴重な既婚者の意見です。彼女のように、お互いによく知ってから結婚しても上手くいかない人が多いのなら、むしろ「いきなり結婚」して、そこから関係を築いていくほうがいいのかも。
それに新鮮さを感じたい場合は「いきなり結婚」に勝るものはなさそう!
「いきなり同棲」ならいいかも?
どんな結婚でもそうだと思いますが、「いきなり結婚」にもプラス面とマイナス面があるようですね。
単なるお付き合いと違って、結婚は自分たちだけでなく家同士の問題でもあるので、より「慎重にならなければ」と考える人も多いのでしょう。
でも、「私、ずっと結婚できないのかな?」と何年も悩み続けているくらいなら、同じように「寂しい」と思っている異性と、エイヤッと「いきなり結婚」するのもいいのかも。
結婚はさすがにちょっとリスクが…と思うなら、まずは前述したように期間を決めて「いきなり同棲」してみるとか。
みなさんは「いきなり結婚」、どう思いますか?