古きよき昭和の時代には「お尻を触るのは挨拶みたいなもん」「セクハラもされないようでは女として…」みたいな通念もあったようですが、時はすでに21世紀。そんなゆるーい時代はとっくに終わりを告げています。
セクハラは犯罪!
にも関わらず、残念ながら横行しているのが現実なんですよね。
特に「触ってないから大丈夫」的な、言葉でのセクハラって腹立たしい。
実際にどんな言葉にイラッとしたのか、女性たちにアンケートを取ってみましたよ。
ムカつくセクハラ発言は?
(※ザッパラス調べ)
1位 結婚しないの?と言う…31%
2位 恋愛やセックスに関する話…21%
3位 容姿についての嫌がらせ…17%
4位 生理中?などと聞く…14%
5位 年齢のことでからかう…10%
(その他…7%)
言っているほうとしては軽い気持ちなんでしょうけどね…というのがありありと見える結果に。
それだけに、軽く扱われたようでなおさら腹が立つんですけど?
「うまくあしらえてこそ大人の対応」とは言いますが、何とかしてうまく切り返し、相手をギャフンと言わせてやりたいものです。
そこで今回は、セクハラ発言にどう立ち向かうか、女性たちの武勇伝を集めてみました。
ひどすぎる発言に「訴えてやる!」
・“「冗談だよ、冗談!」を免罪符に、面白がってセクハラ発言を続ける上司。日に日にエスカレートするので、目には目を、冗談には冗談を。ということで、ダチョウ倶楽部のマネで「訴えてやる!」と言ってみました。張本人をはじめ、その場にいた全員が凍り付きましたが、「冗談ですって」とフォローしておきました。ただし、あくまでも真顔で。”(28歳 事務)
――いきなり「訴えてやる!」は強烈ですが、ダチョウ倶楽部のマネだと言い張れば、相手も何も言えません。おそるべし竜ちゃん。
その才能、必要ですか?
・“「今生理中でしょ?俺、そういうのわかっちゃうんだよね~」と、毎月言って来る職場の先輩。しかも、当たってるから気持ち悪い。
この間もまた始まったので「すごいですね!」と持ち上げつつ、「その才能、何か役に立ちます?」と突っ込んでやった。
「いや、別に…」とモゴモゴする先輩を前に「ですよね!ホント何の役にも立たないですよね(笑)」と、役立たずを連呼して大笑い。それ以降、「今生理?」発言はなくなりました。”(24歳 出版)
――別に先輩自身のことを役立たずって言ってるわけじゃないですもんね。後輩が生理かどうかわかる、なんて、何の役にも立たない才能なのは事実だし。
逆質問で追いつめる!
・“親しみがあるからこそセクハラ発言も出るんだろうけど、ちょっと目に余る時もあります。相手はお客様だし強く出られないのがつらいところ。
なので、私は「彼氏とはうまくいってるの?」とか、それ以上の不快な質問をされたら
「ええ。ところで奥様はお元気ですか?相変わらず仲良しなんでしょうね」
「お嬢さんおいくつでしたっけ?これから心配事が増えますね~」
「そんなこと言ってるとご家族の方、心配しませんかー?」
と、満面の笑みで相手の家族の心配をし続けます。だいたいこれで会話は終わります。”(28歳 営業)
――心配している態で追いつめるって上手いですね。これじゃウカツなことは言えん、としおらしくなる中年男性の図が目に浮かびます。
・“「おっぱい大きいね。何カップ?」「また成長したんじゃない?」など、やたらと胸がらみでセクハラ発言をしてくる上司には、「え?何ですか?」を大きめの声で質問を繰り返します。3回くらい同じことを言わせると、さすがに恥ずかしくなるらしく、その後しばらく目を合わせてくれなくて面白かった。”(26歳 受付)
――「あんだってー?」を繰り返す志村けんさんのギャグ(おばあちゃん)を思い出しちゃった。
確かに、こんな程度の低いこと、真っ昼間から何度も言わせられたら恥ずかしくなりますよね。ま、自業自得だけど。
コミュニケーションの一環としての、プライベートにまで踏み込んだ会話…それをセクハラと思うかどうかは相手次第でもあるのでしょうが、行き過ぎは明らかにNG。
のらりくらりと聞き流すのが大人のやり方、とは言いますが、その通例に縛られてノイローゼ寸前なんて人もいるわけですから…ちゃんと立ち向かってもいいんじゃないの?とも思うんです。
モヤモヤしながらやり過ごすよりも、かっこいい切り返しがさらっとできたらいいですよね。チクリとやりつつ、周りも巻き込んで笑いを呼べたら大成功。
みなさんだったら、どんなふうに対応しますか?