最近買った本がジェーン・スーさんの「わたプロ」(※私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな)という三十路独身占い好きOLな私が、ひょんなことから婚活パーティーに参加することになりました。
というのも、今まではなんとなくハードルが高いと思っていた(けれど興味津々)婚活パーティー、実際は会社帰りにひとりで気軽に参加できるらしい。しかも婚活パーティーのオーソリティである株式会社シャン・クレールの担当・住田さん直々に必勝法まで入手!
これはなんだか行けそうな気がする…!という勢いのままに、帰りの電車でさっそく予約しちゃいました。
いざ行かん、婚活の戦場へ
そんなこんなで婚活初心者の私も安心の「シャン・クレール」さんの婚活パーティー。話では平日の新宿会場が狙い目ということで、平日開催の『美味!Cake&デザート 優雅なカフェスタイル』という企画を選びました。(これならひとりぼっちになってもケーキ食べてごまかせる…!)
とはいえ、本格的なTHE婚活イベントに参加するのは初めて。
住田さん直伝の必勝法と、同僚からの励ましを胸に、精一杯女子力を奮い立たせ会場へ。
気合が空回りし、会場に20分前に到着してしまったため、会場に入ってみると、女子の一番乗りでした。
(しまった…これじゃやる気満々のガッツキ肉食系だと思われる…)
受付にてエントリーシートを記入後、お会計をします。今回女性は500円ですが、Webで予約すれば500円割引クーポンがもらえるので、実質無料!
番号札とプロフィール冊子をもらって、席へ案内されます。
男性のほうが早めに集まるので、女子って少ないのかな?と不安でしたが、開場10分前ほどになると女性も集まりだします。そうか、若い女は余裕があるのね…。
運命の勝敗を分けるプロフィールカード
実は私が早く来たのは、事前にプロフィールカードをしっかり記入するため。
このカードをもとに話を進めるため、ここに何を書くかが勝敗を左右するといっても過言ではない…。
もちろん、全力で男ウケを狙いに行かせていただきますッ!!
が、普段HOW TO(何がモテるか)を読み過ぎて迷走し、結局普通のプロフィールに…。
好きな芸能人の欄には、男ウケを考えて「有吉」と記載。これで、お笑いが好きというイメージができ、話題も広がるはず!
いくら綾野剛が大好物でも、正直に書かないほうが無難だという同僚(男)の忠告を守りました。
普段どこに隠れてるの?良い意味で普通の参加者たち
ざっと見たところ、やや男性のほうが多いが、男女ともに20名ほどが参加しています。平日の夜なのに、意外に集まるんだなーと驚きでした。
会場はこんな感じ。夜景がきれい!
参加者の雰囲気をまとめると…
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【男性】
見た目は、普通に新宿のサラリーマンという感じ。
平日だからか仕事帰りっぽい感じで、ジャケット&シャツ着用率が高い。
年齢層も25歳~30代後半くらいで、一般企業でいう営業職っぽい雰囲気。
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【女性】
思いのほか地味め。earth music&なんとかのお店にいそうな服装で、ピンクのワンピとかはいなかったです。
年齢層も20代半ばくらい~30代後半っぽい人まで幅広い。友達同士での参加は見た限りおらず、ほぼ一人参加っぽいのも意外でした。
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これは婚活パーティーのオーソリティ・住田さんもアドバイスしていた必勝法ですが、会場の照明が暗めなので、女子はトップスだけでも明るい色の服を着るべき!(レフ板効果を狙え!)
事前にその情報を聞いていた私は、頑張って普段は着ない白のレーストップス&ベージュのスカートで参加。
確かに、会場を見渡して明るい服装の人がいると、それだけで目立ってました。
19時半になったところで、アナウンスが入り、いよいよパーティーの始まり。
①紹介映像を見て、パーティーの進行を確認
②回転寿司式自己紹介タイム(各3分ほど×異性参加人数)
③ケーキや飲み物をもらい、怒涛のフリータイム突入(各5分ほど×5回くらい)
④告白カードに記入し、カップリング発表
怒涛の自己紹介タイム
自己紹介は、いわゆる回転寿司タイプと呼ばれる『男性が女性の席を順番に回っていく』スタイル。
スタッフの「よろしくお願いしまーす」という合図とともに、まず最初は同じ番号同士、つまり最初に同じテーブルに座っている相手と話します。
私と同じ番号の男性はギリギリに入場したので、プロフィールを書きながら話すことに。しゃべりながら覗き込むと、なんと25歳!!
心の声「25歳だと!? 女の私だって、25歳の時は結婚なんか考えてなかったよ?(だから結婚できないのか!?)」
しょっぱなから三十路登場で申し訳ない気持ちになったので、
「すみません、わたし、歳が…(大台に乗っているよ)」と伝えると、
「いえ、全然大丈夫です!」と気を遣ってくれました。
ありがとう。(大丈夫って何が?)なるほど、君のタイプは北川景子か、重ね重ねごめんよ…。
しかし後で気づいたが、彼は第一印象で私に○をつけてくれていました。年上にも寛容な男性でよかった!
そうして記入を見守っているうちに、あっという間に交代タイム。ひとり3分くらいでしょうか。もう次の男性が椅子の横で待っています。
※ここからは20名ほどの男性が次々とやってくるので、覚悟すべし!
(ちなみにこの時点で飲み物などはないので、自分で用意しておくと安心かも)
まず男性が着席したらプロフィールカードを交換し、お互い興味のあるところを質問していきます。
自己紹介とプロフィールカードに関して気になったことをまとめてみました。
・平日だったからか不動産関係、会社経営が数名
・特にオタクやコミュニケーションに問題があるような人はいない
・好きな芸能人は北川景子率高め。これは女性からの好感度を考えてだと思う
ちなみに私は女性が必ずチェックするであろう「年収」をまったくチェックせず、星座と血液型ばかり見ていた…!!
オーマイガッ…!!
余談ですが、天秤座&射手座が多かった気がする…。(この日だけ?)
女性側のプロフィールは自分のもの以外見る機会がないので何とも言えないですが、自己紹介タイムでの反省点がいくつかありました。それは…
私はプロフィールの仕事欄を、カッコつけて「ライター」と記入。
そのため、結局そこばかりツッコまれ、相手に質問することもなく貴重な自己紹介タイムが終了してしまうという現象が多々ありました…反省。
②次々と入れ替わる相手についていけず、メモをしっかり取れなかった
一回話し出すとメモる機会を失うので、最初にエントリー番号と名前だけは最低限メモっておくと良いかも。印象が良ければ○をつけたり、時間があれば備考に(○○似)とか書けばOK。
とりあえずいいなと思った相手のエントリー番号だけは死守するべし!
あと、自己紹介タイムは本当にあっという間なので、少しでも気になった相手へは女性から「もっと話したいので、良かったらまたフリータイムで…」と伝えると良いと思います。フリータイムは男性側から動くことが多いので、好意があることをアピールしたほうが話しかけてもらいやすいというのがポイント。これはぜひ実践して!
そうして20人ほどの殿方とノンストップで自己紹介をし続けて1周。
中には
・成功者のオーラを放つ、年収1000万以上の会社社長(さすがに年収見た笑)
・田辺誠一ばりの画力を駆使し自己紹介する高校教師(インパクト大)
など、異彩を放つ男性もいましたが、だいたいは良い意味で普通の会社員でした。
個人的にいちばん気になったのは、たぶんこの日一番のイケメンだった、ハーフ系年下男子。見た目で言うと、「毒気を全部抜いた二日酔いの北村一輝(20代)」って感じ。わかるかな?
※要するに雰囲気イケメンだ!
自己紹介タイムが終わったところで、良かったと思う相手の番号を第一印象カードに記入します。3名まで記入できるので、私はこの北村もどきの他、話が盛り上がった2名を記入しました。間口は広くとるよ…!
期待と不安が入り混じるフリータイム
スタッフが第一印象カードを回収すると、フリータイムへ突入。
始まると同時に、とりあえず飲み物とケーキを取りに立ち上がります。
(この日はカフェスタイルの企画だったので特別にケーキがありました♪)
やれやれ、やっと一息つける…と思ったのもつかの間。なんとすでに席取り合戦は始まっていたのです。
ケーキと飲み物を持って席に戻ると、あれ…誰か座ってる。
荷物を置いたままだったので焦って戻ると、どうやら私を待っていたらしいことが判明。ヒー!!大変恐縮です!(梨本風)
ケーキを横目に、再度プロフィールカードを交換してのフリートーク。
ただ、自己紹介の際にミミズのようなメモしか取れなかった私は、その人と何を話したのか思い出せず、うかつに質問できない…。すみません…。
話す内容はというと、やはり旅行や仕事の話は鉄板でした。日本人であれば、京都か北海道か沖縄のどこかには行ったことがあると思うので、話すことが無いときにはぜひ使って!
光栄なことに、参加前に一番の恐怖だった「孤独」とは無縁だった私。
時間がくるとすぐに他の男性がやって来てくれたので、フリータイムでは5人の男性と話すことができました。
しかも何名かは、メッセージカードにLINEやメールアドレスを書いて渡してくれました。
そんななか、ちらっとまわりを見回すと、フリータイム中にひとりでいる女性もちらほら。ただ、そういう女性はたいてい下を向いてスマホをいじっていました。
同じ女性から見ても、やっぱりそんな態度でいたら、男性は来づらいはず。女性陣、ひとりでも笑顔は大事だよ!Keep On Smiling!!
そうそう、フリータイムの間に、提出した第一印象カードが返却されるのですが、それで自分に好意を持ってくれた異性がわかるようになっているのです。私はというと、5名の男性が○をつけてくれた!嬉しい!!
三十路にしては、そこそこ健闘したほうですよね?住田さん!
最後に話しに来てくれた人は、地元が近くてローカルネタで大いに盛り上がりました。営業の仕事をしているようで、とても明るくて人当たりのいい人。ただ、どちらかというと寡黙な男性が好きな私…(汗)
■カップリングだけがすべてじゃない!? 婚活パーティーの後は…
フリータイムも終了し、お待ちかねの告白タイム。
最終的に自分がいいなと思った異性の番号を告白カードに書いて提出します。
自己紹介タイムでいいなと思った北村もどきとはフリータイムで話せなかったものの、ダメもとで○をつける諦めの悪い私。
その一方で、最後に地元話で散々盛り上がったその男性は、おそらく私の番号を書いている…。(決してうぬぼれているわけではない)
ニコニコしてこちらを見る視線が痛い…どうしよう…。
いっそ第3希望くらいに書くべきだった…!?と悶々としながら集計を待つこと10分。
お待ちかねのカップリング発表タイム。
この日は、参加者の3分の1にあたる7組のカップルが誕生したとのこと。おめでたい!もしかしたら…とみんなちょっと期待が膨らんでいる様子。
発表時には番号札が回収されているので、どの人がカップリングしたかはわからないようになっている。なので、カップリングしなくても恥ずかしくない!よかった!
ただ、目の前の相手には番号がバレています。
(そんなワクワクするような顔しないで…!!)
次々とカップリングが読み上げられ、ついに最後のカップルが発表されます。
スタッフ「男性○番、女性△番(全然違う番号)、おめでとうございまーす」
固まる私。
その瞬間、目の前の相手がボソッとつぶやきました。
「おれ、○○(私)さんて書いたんだけどなー…なー…なー…(エコー)」
こんな時、どんな顔すればいいのか、住田さん教えて!!
というわけで、私はカップリングならずに終わってしまいました。(そりゃそうだ)
とはいえ、カップリングした男女は、出口で連絡先を交換したり、そのまま飲みにいこうかなんて盛り上がっていて楽しそう。いいなあ…。
カップリングしていなくても、意気投合している人同士で話したりする姿も見られました。
私はというと、ひとりで参加していた隣の席の女の子に「どうだった?」と声をかけられて仲良くなり、連絡先を交換しました。(これも婚活パーティーあるあるらしい!)
おかげで後日、その女の子に誘われて合コンに参加してきました。
異性との出会いだけじゃ無いんだなー。婚活パーティー、うーん奥が深い!!
■初参戦しての感想
今回はカップリングしなかったものの、改めて女子力・積極性の大切さを痛感でき、個人的にはとても勉強になりました。
というわけで、初めて参加してみた感想をまとめると
②異性の名前とエントリー番号は必ず最初にメモるべし。
③いいなと思った相手には女性からも積極的にアプローチを!
※思わせぶりな態度はそこそこに…
これから初めて参加する女子のみなさん、この3つを忘れなければ、そこそこモテますよ!(30歳OL体験談)
さて、さっそく次の日会社でパーティーの報告をしたのですが…
上司「で、カップリングしたの?」
私「…してません。」
上司「じゃあ次はこっち(別企画)にしてみたら?」
私「!!」
そこには『30・40代 本気で婚活!Marriage Party』の文字が。
そういえば住田さんも、「30歳なら年齢設定が高い企画のほうが、カップリングの可能性も高い。最初がダメでもぜひ2~3回参加して」って言ってたな…。
2回目なら気持ち的に余裕もあるし、反省点も活かせるし…、今度こそカップリングできそうな気がする!お願い、もう一回挑戦させて!(本気)
というわけで、続いて『30・40代 本気で婚活!Marriage Party』企画にも参加することになりました。次回こそ、カップリングを目標に頑張ります!
(文=編集ふたえ(30))
