【恋する薬膳~迷える女子へ贈る優しいレシピ4】
パクチー好き!という女子は多いですよね。
流行に敏感な大人女子の間では、数年前から美容効果などで話題になっていたパクチー。
そんな人気野菜も初めのうちは、日本人のほとんどに「苦手」だと言われていました。
>>vol.3カレーを無性に食べたいときは〇〇の前触れ?究極の薬膳のチカラを味方に!の巻
現にわたしも匂いが苦手でした。
一口食べただけでコメカミや後頭部がバイーン!と揺れるような感覚になり、克服しようと無理していた当初は毎回一口目で絶句していたくらいです。
でも今や、専門店が登場するほど人気者になったスーパーアイドル・パクチー。その効能と、パクチーをもっと身近に感じる「おむすびレシピ」に薬膳を織り交ぜながらお話していきまShow!
最強!パクチーは葉物野菜のゼウス!!
「ゼウス?なんのこっちゃ」と思われた方…すいません。ゼウスとはギリシャ神話に登場する全知全能の神、神々の神と言われているすごい方です。ちなみに実在はしませんが…。
さてさて、パクチーの話に戻りましょう。
薬膳ではパクチーは、体内の気の流れを良くしてくれる&発汗作用があるとされています。
そう!そうです。女性にうれしいデトックス効果を期待できるのです!!そしてアンチエイジング・抗酸化作用も。体内に溜まった有害物質を排出してくれる優れた効果もあるそうです。
こんなに素晴らしい力があるなんて、できれば毎日摂取したいくらいですね。
サラダ以外にはどうやって食べるの!?
一般的にはサラダにして食べたり、スープや鍋にのせて食べりしますが、香りに特徴があるので、同じような調理法だとそんなに量は食べられないという方も多いでしょう。
もうブームになって時間も経っているので、様々な食べ方が浸透していると思いますが、香りが馴染みやすい「おむすび」はオススメです。
~パクチーおむすび~
≪材料≫2人分
・ご飯…1合
・パクチー(香菜)…半束
・鮭の塩焼き…1尾→むくみ、冷えの改善
(もしくはシーチキン…1缶→血液を補う)
・海苔…八つ切りにしたものを適量→痰を除く、咳止め
・白ゴマ…適量→余分な熱を取り除く、身体を潤す
・ゴマ油…適量→身体を潤す
・塩…適量
≪作り方≫
[1] ご飯を炊いて、空気を入れるようにさっくりと混ぜる。
[2] パクチーを1センチくらいに切り、鮭をほぐし入れ、ゴマ油をぐるりと一周回しかけてご飯を混ぜる。
[3] お好みの量の白ゴマも入れて、ご飯を四等分にした量を塩でにぎる。
[4] 4つのおむすびを作ったら、仕上げに海苔を巻いてできあがり。
パクチーの香りとおむすびの香りが混ざり、とても温かな味に仕上がります。
いつもよりほんの気持ち程度に塩を効かせると、より一層おいしくできるのでオススメ!
海苔を韓国のりにしてもいいし、このおむすびをベースに味噌や醤油で焼きおにぎりにしてもおいしいですよ。
パクチーのもう一つの効能
実はパクチーには、もう一つの甘美な効能があるとされています。
それは精力増進の効果です。香りがそうさせるのか、アンチエイジング作用がそうさせるのかは謎ですが、大昔は媚薬として珍重されていたというお話もあるそうです。
「確かに、タイ料理を食べると心なしか元気になったような気がするのは、こういうことだったのかしらん」とムフフな気分になります。
少子高齢化の日本にパクチー革命を!と声高に叫びたい!!
スーパーの陳列棚に「大特価!!新婚にオススメ!YES/NOパクチー!!」と書いてあるポップを掲げてほしい!
ロマンチックなデートスポットにはパクチーの香りを漂わせ、パクチーキャンディーやパクチーアイスを名物スイーツとして置いてほしい!
デートの前の日は、髪もデートも健やかに保つパクチーシャンプー!
…そんなことを想像しつつ、日常にパクチーが馴染むといいなあと思ったりしています。
ピクニックデートや話のネタに…「パクチーおむすび」をぜひどうぞ。
(※2016年12月15日 10:15 公開記事)