季節はすっかり秋。気候がいいと、気分までポジティブになれますよね。
読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋などといわれていますが、実は「骨盤の秋」でもあるのです。
夏の暑さでゆるんでしまった体は秋を迎えるために少しずつ締まってくるそうで、骨盤を整えるのにぴったり。女性の心身にさまざまな影響を及ぼす骨盤のゆがみ、今のうちに矯正しちゃいましょう!
骨盤は女子力と直結!
◆骨盤の役割
「骨盤のゆがみは良くない」とわかっていても、その理由が曖昧な方も多いのではないでしょうか。まずは骨盤の役割からおさらいしてみましょう。
骨盤とは、大腿骨(だいたいこつ)と背骨の間に位置している骨のことで、「仙骨(せんこつ)」、「寛骨(かんこつ)」、「尾骨(びこつ)」という3つの骨から成り立っています。体の中心にあるため、上半身と下半身をつなぐ重要な役割を果たすところ。また骨盤は生殖器や内臓を守る役目もあります。
ところが「仙骨」と「腸骨」をつなぐのは「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」という関節のみ。その周りは筋肉と靭帯の力だけで支えられているため、骨盤はゆがみやすいのです。
ゆがんでしまうと血行不良が起こりがちで、冷えやむくみ、生理痛の原因になる他、骨盤や周囲の筋肉に痛みが起こることもあります。骨盤のゆがみは、まさに女性の美容と健康の大敵ですね!
◆ゆがみ方にもタイプがある?
ヘルスケア製品「ピップエレキバン」や「スリムアップウォーク」でおなじみのピップ社によると、骨盤には3種類のゆがみ方があり、それによって不調の出方も変わってくるそうです。
【1】反る…下腹部ポッコリ・出っ尻・猫背
【2】左右に開く…ヒップが四角くなる・O脚
【3】前後や上下にずれる…左右非対称なくびれ・ももが太くなる
女性にとっては重大な、プロポーションの崩れを招くことがよくわかりますね。放置したら、もちろん健康面にも影響してきますから、すぐにケアすることが大切です。
骨盤のゆがみを徹底ケア
◆まずはゆがみをチェック!
【1】両足を肩幅に広げて立ち、リラックスした状態で両手を広げます。目を閉じて人差し指を立てます。
【2】目を閉じたまま、両手を顔の正面まで動かし、左右の人差し指を合わせます。無理に合わせようと意識しすぎず、自然な状態で行ってください。
【3】目を開けて、指先がどのような状態かを確認します。
・指がぴったり合っている
→ゆがみはありません。
・右手の位置が高い
→右肩、右骨盤が上がっているゆがみです。
・左手の位置が高い
→左肩、左骨盤が上がっているゆがみです。
・右手が前に交差する
→右肩、右骨盤が前にねじれています。
・左手が前に交差する
→左肩、左骨盤が前にねじれています。
◆ストレッチ
モデルの道端カレンさんは、以下の骨盤ストレッチを実践しているそうです。出産を経てもなお、抜群のプロポーションをキープし続ける彼女が行っていると聞けば、説得力がありますよね。
・骨盤周りの筋肉をほぐす
筋肉のコリや緊張をほぐしながら、骨盤の位置を整えていきます。
【1】両足を肩幅に広げ、腰を時計回りに回します。このとき、上半身全体を回さないように注意してください。
【2】同じ体勢で反時計回りに回します。
☆【1】と【2】をセットで10回行ってください。
・骨盤底筋を鍛える
ゆがみを治すとともに骨盤の筋力を鍛えることで、より健康な体を手に入れましょう。背もたれのない椅子に座ってやってみてください。
【1】椅子に座り、足を肩幅に広げます。
【2】腰(骨盤)を後ろに倒しながら(骨盤だけが背もたれによりかかるような姿勢をイメージしてください)、肛門を締めます。頭の位置をできるだけ変えないようにしましょう。
【3】骨盤を元の位置に戻してください。
いかがでしたか?女性の美と健康は、骨盤にかかっているといっても過言ではありません。ゆがみリセットはまさに今がチャンス。さっそく今日から美しい骨盤づくりに励んでみませんか?