2014.10.16

「覚悟」が女性の愛を強くする!恋愛科学研究所所長・荒牧佳代先生が「結婚」とは何かを徹底解析~『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』【恋占ニュース】

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恋愛科学研究所所長で医療アナリストの荒牧佳代先生による映画コラム。生物学的観点や、女性ならではのクリエイティブな感性から、作品に込められたメッセージを解説していただきます。


映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』は、「結婚する」とはこういうことを意味するのだ、といった点をしっかりと代弁してくださっている作品だと感じました。

よく結婚して仕事をやめたら社会から孤立してしまうのではないか?と心配する女性の方がいらっしゃいますが、それは誤解です。「結婚する」とは、社会的契約を交わしたということです。子どもでもできれば、さらに地域や福祉、教育現場に身を置くことになり、ますます社会への関わりが深くなっていきます。両家のご両親や親族とのお付き合いも、代々受け継がれる人間社会に身を置くことを意味します。仕事をしている人だけが社会に密着するわけでもありません。

グレースのように国の王妃ともなれば、人間社会も国と国とのつながりが絡まってきますので、社会性はもっと高まります。王妃などという国としての立場は通常では考えにくい立場ですが、一般の結婚での共働きなどの場合は、互いの立場があやふやで、かじ取りもどちらがとるか?などがはっきりしてないことも多く、互いにまだ独身気分で自己主張をして結婚したという実感が湧きづらくなったりします。そして、魅力レベルが似通っている者同士は主導権の奪い合いでケンカが絶えなくなります。


グレースもストーリーの前半、愛する夫の生まれ育った国で、感じたことを発言したり良かれと思って行動を起こしたりしました。そのため、夫や周りの国民と考え方・意見が合わずぶつかるシーンがあります。グレースにとってそれらの発言や行動は、己の心に忠実であり、とても自然なこと。自分の言動が夫の政治活動に悪影響を及ぼすなんて、結婚当初はわからなかったのでしょう。

結婚後のグレースは、日々の生活や夫への淡い期待が崩れ、女優への未練も残っています。結婚したこと自体に疑問を持ち、心揺れるシーンが何度も登場しました。そんな「ひとりの女としての幸せを考える自分」と、王妃としての立場から見た「自分だけではない、国王である夫や国民の幸せを考える自分」との間で葛藤する様は、独身から結婚へ意識がシフトできずにいる、多くの女性の共感を呼ぶのではないでしょうか。

結婚して悩むくらいなら、結婚しないほうがましと思っている女性も多く見受けられます。ですが、結婚から意識を遠ざければ遠ざけるほど苦悩や問題は大きくなっていきます。

心揺れているグレースは、最終的に夫や国を支える「覚悟」をします。その「覚悟」が歴史的に残るスピーチとして姿を現しました。


現代は、家庭内での力配分も均等にすることを意識する夫婦が多いので、どちらかが相手を支えるという考え方は弱まり、互いに協力するという概念のほうが強まっています。でも、男女という性の視点から見つめた場合は、やはり女性が男性を支えるというスタンスが一番しっくりくるんですね。

それは、どちらかがどちらかを支配するというのではなく、未来永劫不変(普遍)的な性別に沿った「役割分担」がはっきりとあるということなんです。

女性は攻めや支配より「受け入れる」というのが性の特徴です。男性を受け入れるからには、男性の世界観をまるごと受け入れる「覚悟」が必要です。

覚悟といってもそんなに難しいことではありません。もともと本能的に持っている心の器(包容力)をほんの少し大きくするだけでいいのです。女性の心の器は、経験で学べば大きく広げることができます。広げる力は恋ではなく“愛”の力です。そう簡単に壊れることはないでしょう。


男性には本能的な包容力はもともとなく、意識的に自分のスキルとして女性を受け入れる心の器をつくらなければ、受け入れることはできません。また、繊細で脆いので場合によっては壊れてしまいます。

ですから、男性は潜在的にも女性から受け入れられることを求め、女性の心の器にはまることを望んでいます。その男性の思いを受け入れることこそが、この上ない女性のフェロモンであり、癒しであり、母性です。母性は女性の心の器の源です。包容力は対人スキルとして重要なコミュニケーション能力のひとつです。

包容力があるからこそ女性は恋愛にタフになれるのです。覚悟をした女性は強いです。愛する人のためなら何でもするし、できるのでしょう。グレースのように。

あなたも「覚悟」を決めてみませんか?男性を受け入れる覚悟を決めれば、独身時代には見えなかった“愛”の世界が見えてくるかもしれません。


【STORY】
女優を引退しモナコ大公レーニエ3世(ティム・ロス)と結婚した公妃グレース(ニコール・キッドマン)は、アルフレッド・ヒッチコック監督からの新作オファーに心が揺れていた。そんな折、夫の推し進めていた政策が当時のフランス大統領シャルル・ド・ゴールを激怒させ、武力衝突に発展する可能性もある危機に直面。彼女はスクリーン復帰か、家族そして国家のために全てをささげるかの選択に直面し……。


10月18日(土)TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー

監督:オリヴィエ・ダアン
出演:ニコール・キッドマン/ティム・ロス/フランク・ランジェラ/パス・ベガ
原題:Grace of Monaco /2014年/フランス/カラー/103分/
配給:ギャガ

『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』

(C)2014 STONE ANGELS SAS


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ご応募期限:11/4(火)

荒牧佳代(あらまき かよ)
恋愛科学研究所所長、恋愛科学カウンセラー。脳内ホルモンと個人の性格や行動を関連させたロジックでさまざまなテーマを分析する恋愛科学(行動科学)のプロフェッショナル。2013年、avex(エイベックス)×DocomoのBeeTV「声感☆ラブメッセージ」全12話監修。2014年、Yahoo女子向けニュースアプリ「ポストピ」にて業界通のタレントとして恋愛記事をチョイス!コメント付きでピックアップ中。「Yahoo、ツヴァイ、ブックビヨンド(学研)」3社の新メディアブランドプロジェクト【恋活サプリ】にて毎週金曜日コラム更新、当プロジェクトより電子書籍「モテに興味ある男、モテに興味ないフリする女」も出版。他、テレビ・ラジオ・ネットTVゲスト出演、Webサイトのコラム執筆、雑誌特集企画監修、恋愛&婚活セミナー講師、映画トークショーなど多方面で活躍中。
ウェブサイト:恋愛科学研究所~LoveScience~
Facebook:荒牧佳代
Twitter:荒牧佳代@yumacute

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