恋人や結婚相手を探す際の条件として、多くの人が絶対に外せないと思うのが、「フィーリングが合う」ということではないでしょうか?
しかし、このフィーリングって実に曖昧で、「一緒にいると何となく落ち着く」とか「雰囲気が好き」とか、どうにもふんわりした感じで語られることが多いように思います。
ま、人間の心理なんで、何でもかんでも0か1かで割り切ろうとするのは味気ないし、実際不可能だとは思うのですが。この「フィーリング」を決定づけるものの正体って、いったい何なのでしょうか?
結婚の決め手は体温!?
ノンフィクション作家の高橋秀実氏は、新聞コラムの中でこんな告白をしています。
初めて奥様の手を取ったとき、そのふんわりとした感じが好ましく、また手のぬくもりがご自身の体温と変わらなかったせいか、「相手の体温を感じるというより境目が消えた」「細胞レベルでエネルギーが循環する」と感じたのだそう。
なんて素敵なんでしょう!こんなこと、一度でいいから誰かに言われてみたい。
それはともかくとして。
体温や感触というのは、その人の持つ“波長”のひとつですよね。
高橋氏が奥様の手の感触や体温に運命を感じたのは、その波長がぴったりだったから、に他なりません。
この感覚を利用すれば、ちょっと触れるだけで相手が自分に合うか合わないかをチェックすることにも役立ちそうです。
でも、付き合ってもいないのに体温を感じられるほど近づくって、ちょっとハードル高いかも。
肩をポンとたたくくらいのボディタッチでは体温なんて感じられないし、体をすり寄せるんじゃ変態っぽい。手をつなぐにしても、いきなりってわけにはいかないし…。
そこで、さりげなく相手に触れるためにはどうしたらいいか、考えてみました!
定番中の定番…手相見、マッサージ
一昔前、「手相の勉強をしているので見せてください」というキャッチセールスがありましたが、これをそのまま利用してしまいましょう。
売り込むもの?それは自分です!
「手相を見せて」と言われて「絶対やだ」と言う人はそういないし、女性にそっと手を取られて悪い気もしないでしょう。
ほかにも、ハンドマッサージやネイルケアの練習台になってもらうのもいいですね。
ただ、どれもそれなりに勉強しないとならないという手間や苦労があります。が、結果的に自分のためにもなりますし、それで将来の幸せがつかめるなら安いものじゃないですか。
気分は帰国子女、握手を習慣に!
欧米では挨拶として握手するのが一般的。
恥ずかしがっていては逆に失礼。くらいの気持ちで、初対面でも何でも(初対面ならなおさら)どんどん手を握りましょう。
いろいろな人と握手するうちに「この人、合いそうだな」というのもわかるかも!?
それに、握手を求められて面食らう人はいるかもしれませんが、拒む人は滅多にいないので、確実に手に触れられます。
さて、相手の手に触れるのは、“自分自身の手を値踏みされるとき”でもあります。
これから乾燥が気になる季節ですが、常にベストな状態にしておきたいですね。
彼もうっとり!魅力的な手の作り方
◎カサカサな手は魅力半減
乾燥してシワシワ・カサカサな手では、お相手の目の前に出すのも恥ずかしい…。ハンドクリームを常に持ち歩き、日頃から保湿を心がけるといいでしょう。
ただ、香りの強すぎるクリームは香水同様「苦手」という男性も多いため、外出用・自宅用など、シーンによって使い分けるといいかも。
また、外気の乾燥だけでなく、体の冷え自体が皮膚の潤いを奪っていくので、普段からあまり冷やさないように気をつけて。
◎冷たすぎると驚かれる?
「女性のひんやりした手が好き」という男性もいますが、氷のように冷たくては逆に驚かれそう。
それで「温めてあげようか」なんて話になればしめたものですが、そこまで積極的な男性が何人いるのか…。
普段から手が冷たい人は、手首をぐるぐる回す運動やセルフマッサージを習慣づけると、ほんのり温かい手の持ち主になれるかも。
◎ネイルは控えめが基本
男性のネイル嫌いは有名ですが、かといって何もしないのは女性としては心もとないもの。男性ウケの良い「桜ピンク」「淡いベージュ」で控えめに!
形も先の尖ったポイント型は「不自然」「魔女みたい」と不評。丸みをおびたラウンド型なら好感度が高いようです。
また、爪の周りの皮膚は特に乾燥しやすく、他がキマっているほど、ささくれやカサツキは残念に映るもの。日頃からネイルオイルやクリームで、入念なお手入れを心がけてくださいね。
毎日のケアでふっくらすべすべの手肌を目指し、自信を持って彼の手を取ってしまいましょう。
いつか「境目がなくなる」と感じるようなお相手に巡り会う日を夢見て!