好き好きオーラを出しまくっているのに、のらりくらりとかわされる。
そんな男性に対して「なぜ気づかない!?」「鈍感!」なんて思ったこと、一度や二度はあるんじゃないでしょうか?
確かに、男性って言葉にしなきゃわからないようなところもありますよね。
でも男性にしてみたら、「はっきり言ってくれなきゃわからねーよ!」ってところなのかも…。
男性は実は鈍感ではない!?
男性の脳は現実的で、見えるもの・聞こえたものを重視して物事を判断するため、女性に比べると「雰囲気を察する」「空気を読む」ことが苦手な傾向がある、と言われています。
例えば、相手が自分に好意を抱いていることを察知した場合…女性なら相手が告白しやすいようなシチュエーションに持っていくでしょう(もちろんその逆も)。が、男性の場合は全く意に介さないというか、自分のペースを乱さない人が多いように思います。
この食い違いが原因で、二者の間に微妙な空気が流れたりもするわけですが…それはもう仕方がない、と諦めるしかないのでしょうか。
実のところ、女性が思う“男性の鈍さ”って、どうも「単なる鈍感」ではないケースもあるようなんです。
敢えての鈍感。そこにはどんな意図が隠されているのでしょうか?
都内在住の男性数名に探りを入れてみました!
華麗なるスルー技
・「好き好きオーラ全開の子がいても、興味が持てないと気づかないフリでスルーします。早く諦めてくれって思いながら…(笑)」(Kさん 25歳 販売)
なるほど、気づかないんじゃなくてスルーしてたんですね。確かに、これなら自分も相手も傷つけずに距離を置ける…。
しかし、そんな真意に気づかない女性も結構いるんだとか…。
もしかして、鈍感なのはどっちなんだ、って話!?
知らんぷりは単なるポーズ
・「自意識過剰って思われたくないんです。内心はうれしくても」(Iさん 31歳 食品メーカー)
下手にリアクションして、もし違ってたら恥ずかしいじゃないですか、というIさん。
恥をかきたくない、傷つきたくないという男性のプライドや繊細さゆえ、なのでしょうか。
お願い、もう少しだけ
・「相手がタイプの子じゃなくても、好かれれば悪い気はしない。もうちょっとその状況を楽しみたいな、ってのもあって、ついつい気づかないフリを…」(Fさん 39歳 商社)
相手はともかく「モテてる俺」の気分を楽しみたくて…という男心。厄介だけど、ちょっとかわいい。
時間稼ぎでじっくり様子見
・「しばらく様子を見て、相手の出方をうかがってます。相手の人となりがわかることもあるし、あっさり引かれたら『あ、その程度ね』と見極めもつく」(Sさん 32歳 広告)
鈍感なふりをして相手の本気度を探っている、ってことですか。これはうっかり気が抜けませんね!
こうした局面でどう振る舞うかによって、自分に見合う相手かどうか、この先どんな関係を築いていくべきかを見定めているとは…。
男性たちが鈍感な仮面の下で光らせる観察眼は、私たち女性が考えているよりはるかに鋭いもののようです。
前述のIさんも
「気づかないフリしながら結構見てますよ、相手のこと。どんなにいいこと言われても、お世辞かどうかくらいはわかるし」
と言っていました。女性側の好意だけではなく、下心や打算なんかもとっくに見抜かれているのかもしれません。
男って鈍い!というのは、単なる思い込み。
彼らは実は、私たちが考えているよりもずっと繊細で、したたかで、複雑なようです。
もしかしたら、鈍感なのは女性のほうだったのかも!?
パートナーに「もう!鈍いんだから!」なんて言われている男性たちが、内心では「お前もな!」なんて思っていたとしたら…。
なんだか、謝りたいような気持ちになってきました。
(※2014年9月20日 10:15 公開記事)