待ちに待った食欲の秋到来!みなさん、準備はよろしいですか?
と張り切りすぎて、後々体重計に乗るのが怖い…という事態になるんですけどね、毎年。同じような方も多いのではないでしょうか?
それにしても、秋になると食欲が増すのは、なぜなんでしょう。
「冬になる前に皮下脂肪をつけて、寒さから体を守ろうとする本能」
「単純においしいものが多いから」
「夏バテが解消して食欲が戻って来る」
など様々な説があって、そのどれも説得力がありますね。
他には「セロトニン分泌低下」説というのもあります。
■秋になると幸せ物質が減る?
セロトニンは別名「幸せ物質」とも言われている神経伝達物質で、「満足したとき」「幸福感を感じたとき」に分泌されるもの。不足すると食欲や性欲が増したり、精神的に不安定になって攻撃的な行動が増えたりするんだそうです。
このセロトニン、太陽光を浴びた時間によって分泌量が変化するのだそう。
秋になって日照時間が短くなり、照度が低下すると、夏に比べてセロトニンの分泌量が減ってしまいます。
秋に食欲が増すのは、減ってしまった分を補うためにたくさん食べて満足し、セロトニンを増やそうとしているためではないか…とのこと。
それなら、満足すればセロトニンがたくさん出て、食欲が多少なりとも抑えられるってこと?
食欲を凌駕するほどの欲というと…そう、「性欲」ですね。
■食欲と性欲の関係
よく、食欲と性欲は密接な関係にあると言われます。
これは脳内の食欲を司る場所と性欲を司る場所が非常に近いことや、A10神経という快楽を伝える神経がすぐそばを通っていることにも関係しているんだそうです。
そのお陰か、おいしいものを食べている感覚と性的快楽は、脳にとっては非常によく似たものと認識され、アッチが満たされれば食欲も不必要に湧かなくなる、という現象を起こしてくれるのだとか。
それが本当なら、利用しない手はない!
ただ、女性は本能的に空腹時には性欲が湧かず、満腹すると性欲が高まる(栄養をたくさん蓄えて、妊娠・出産にのぞむため)とも言います。
要は、腹が減っては戦はできぬ、満腹しなけりゃヤル気も出ない、ってなわけで…食欲を性欲にすり替えるって、そう簡単にはいかないみたいです。
■快楽がダイエットの助けに!?
でもまぁ、いい恋(セックス)で満たされているときなら、少なくとも無茶なドカ食いをするようなことはなさそうですよね。
「恋をするとキレイになる」とか「彼氏ができたらほっそりした」なんて話も、きっと “満足感”が大きく関係しているはず。
そういった意味では、恋愛やセックスはダイエットの一助にもなり得るわけです。
では、シングルの人にはそれができないのかというと、これがそうでもないらしい。
人間の脳は、食欲と性欲を同時に生じることはないのだそうです。
ですから「ちょっと小腹が空いたな」なんてときにエッチなことは考えにくいものですが、それを逆手に取って “小腹空いた”を“性的快楽”で埋めてしまおう、という考え方があります。
早い話が、寝る前に何となくお酒を飲んでしまったり、ちょっと口さみしくなった時にお菓子をつまんでしまう…といった習慣を一人エッチに置き換えることで、不必要な食欲を抑制しよう、というもの。
なんて大胆な…。でも、何となくわかるような気がしなくもない!
もしかしたら、一度くらいは試してみる価値はあるかもしれませんよ。
■試してみたい?○○ダイエット
余談ですが、世の中には「セックスダイエット」とか「一人エッチダイエット」なんてのもあるんだとか。
性行為で消費するカロリーは150〜200kcal(コンビニのおにぎり1個分くらい)、自慰ではせいぜい50〜100kcal程度なので、行為そのものでダイエットというのはちょっと無理があるような。
だいたい、痩せるためにセックスとか…なんかちょっと違う気もしますしね。
結局のところ、「愛あるセックスで、女性ホルモンをいっぱい出す」といった部分の効果を狙っているみたいです。
何はともあれ、天高く馬肥ゆる秋。
不必要にストイックにならず、旬のおいしさを楽しむのも良いんじゃないでしょうか?
もちろん、性欲を満たすことも忘れずに♪
そうして今よりもキレイになって、恋の正念場、クリスマスを迎える準備といこうじゃありませんか。
(文=石村佐和子)