人は誰でも、知らない人物や嫌いな人物が自分のすぐ近くに寄ってくると、イヤな気持ちになったり不安になったりします。
こちらもおすすめ>>彼のしぐさでわかる脈あり ＆ 脈なし！〇〇から見つめるのは好きの証拠？
でも、相手が気になる彼や大好きな彼であれば、いつもすぐ近くにいたいと感じるもの。
実はこれには、「パーソナルスペース」が密接に関わっているんですよ。今回はこの原理をうまく利用して、好きな人の恋愛対象になるためのちょっとしたコツをお伝えします。
パーソナルスペースとは？
パーソナルスペース（個人空間）とは、自分の身の回りの目に見えない領域のこと。その領域に自分とは全く関係ない他人などが入ってくると、無意識のうちに拒んだりイヤな気持ちになったりします。
このように、他者の侵入を拒む心理的な空間がパーソナルスペースであり、その広さは、状況や相手によって変化します。
たとえば、満員電車などで人が多く混み合っているのはわかっていても、「もう少し離れてほしい」と感じたり、いつも座っているソファーに知らない人が座っていると、「私の場所なんだけどな」とイヤな気持ちになったりすることはないでしょうか。
また、あまり知らない人や苦手な人と話している時に、相手がどんどん近づいてきたり、身体に何度も触れられたりすると、とても不快になると思います。
しかし、逆に大好きな人や信頼している人などの場合は、近くまで寄ってきても、そのような気持ちの変化は起こらず、むしろうれしいと感じることも…。
パーソナルスペースの領域
前述した通り、パーソナルスペースの広さは相手や状況によって異なり、一般的には半径1～1.5m程度を中心に変化します。
もっとも広いのは正面で、横や後ろに行くほど狭くなるので、多くの人は向かい合うより、横に座って話すほうが安心するんですね。なお、男性よりも女性のほうが広いと考えられています。
同性同士であれば年齢とともに広くなり、異性の間では、特に思春期を中心として狭くなる傾向があります。たしかに、異性を意識しだす年頃になると、急に近づけなくなったりしますよね？
性格でいえば、内向的で人付き合いが苦手な人はパーソナルスペースが広く、外交的で社交的な人ほど狭くなります。周りを見渡すと、なんとなく思い当たる節があるのでは？
ちなみに、常に不安を感じている人、マイナス思考の人、自己評価が低い人、プライドが高すぎる人なども狭い傾向があります。
近付いてもOKな関係になるためのステップ
パーソナルスペースをうまく利用すれば、気になる彼と自然にお近づきになれる可能性があります。
そのためには、相手の性格や状況などもよく考えて、あまり親しくない時に正面から近づきすぎたり、ボディタッチをしすぎたりしないようにするのがポイントです。
【距離のとり方の3ステップ】
[1] 120～360cm…社交的距離（友達や同僚）
身体の接触はむずかしいけれど、仕事や勉強など仲間や知り合い程度の間柄にふさわしい距離。まずは、この距離からがベストです！
[2] 45～120cm…個体距離（個人的な友達）
手を伸ばせば届く距離。ここまで近づいて、嫌がられないようならこの先の進展もアリかも…？
[3] 45cm以内…密接距離（恋人、家族）
身体に触れ合うことも簡単にできる距離。もしも知らない人がこの距離まできたら、かなりのストレスを感じます。彼にここまで近づけるようになれば、恋人同士になるのも秒読み段階！
最後に
もちろん、パーソナルスペースの感じ方には個人差があります。彼の性格や周りの状況などもしっかり考えて行動してくださいね。
ふたりきりの時や会社などでたくさんの人がいる時など、TPOを考えて、上手にくっついたり離れたりしながら、ゆっくり進んでみるといいですよ。お試しあれ！
（※2016年10月11日 15:00 公開記事）
ライタープロフィール
バニラ
美容業界に30年近く関わり、エステテティシャン、カウンセラー、サロンオーナーなど常に第一線でお客様と接する。現在は美容系、メンタル系の資格や経験を活かし、講師やコンサルティング業の他に、美容スペシャリスト＆ライターバニラとして活動中！
ブログ：バニラの部屋
Twitter：バニラ@vanilla0717
