みなさんは、50~60代の男性を恋愛対象として見られますか?
「絶対ムリ!」と思う人でも、佐藤浩市さん(53歳)や豊川悦司さん(52歳)、役所広司さん(58歳)のような素敵な男性が目の前に現れたら、「アリかも……!」なんて考え直しちゃうかもしれませんよね。
ここ数年、同世代ではなく、かなり年配のおじさまを好む“枯れ専”女子が増えていて、20代の女性がアラフィフ・アラカン男性とお付き合いしていることも珍しくないと聞きます。
それはなぜ?
アラフィフ・アラカン男性との交際経験があるアラサー女性たちに、そのメリットとデメリットを教えてもらいました。
まず、メリットは?
・「落ち着きがあり、安心できる」
・「金銭的に余裕がある」
・「自分の知らないことを知っていて尊敬できる」
反対に、デメリットは?
・「親や友達に紹介しづらい」
・「バツイチ以上の男性が多い、実は既婚者かも」
・「セックスレスになりそうで怖い」
メリットはともかくデメリットは、相手の男性が20~30代だったら、あまり心配しなくていいようなものばかりですよね。
みなさんはこのような問題をどう乗り越えているのでしょうか。現在、年の差恋愛を進行中のカップル3組にお話を伺いました。
<case1:バツイチ50歳と25歳女子>
商社勤務の未央さん(25歳)は、上司の克也さん(50歳)と交際中です。未央さんはもとから大の年上好き。克也さんも「純粋でかわいい」と彼女にメロメロで、傍から見ても仲良しで素敵なカップルという印象を受けます。
ただ、克也さんは、自分が未央さんのお父さん(52歳)と同世代ということ、バツイチであることを申し訳なく感じ、悩んでいるそうです。
「結婚も考えてるので、いずれ彼女のご両親にご挨拶することを考えると……」と、今から悶々としているのだとか。
一方、未央さんはその点は全く気にしていないようで、「2人でいられれば十分幸せ」とのほほんとした様子でした。
<case2:研究一筋53歳と29歳肉食系女子>
電気機器メーカーで営業職として働く圭子さん(29歳)の恋人は、取引先で研究開発をする技術者の豊さん(53歳)。
学生時代からモテて、何人もの男性と付き合ってきた圭子さんは、研究熱心で恋人は過去に2人だけという豊さんの真面目さに惹かれ、自分からアプローチ。豊さんはそんな彼女の、言いたいことをハッキリ言うところに魅力を感じたそうです。
精神面だけでなく2人は体の面でも相性抜群。これまで若い男性の、独りよがりでガツガツしたエッチしか知らなかった圭子さんには、ゆっくり時間をかけて感じさせてくれる豊さんのエッチは新鮮だったとか。
彼の年齢のことを考えて、エッチのペースはそれほど頻繁ではありませんが、圭子さんいわく「添い寝してくれるだけで幸せ」。ベッドの中での時間は、圭子さんにとって安らぎの一時になっているようです。
<case3:妻子持ち58歳とオトナな30歳>
公務員の瑞穂さん(30歳)の交際相手は既婚の雅雄さん(58歳)。いわゆる不倫なのですが、雅雄さんは瑞穂さんと付き合う前から奥さんと別居中で、現在は離婚協議中です。
2人はもともと同じ居酒屋の常連客で、そこで親しくなって恋人同士に発展したそう。
「当時、年下の元カレに振り回されっぱなしで疲れてたので、雅雄さんの落ち着いた雰囲気にすごく癒されたんです」
そう話す瑞穂さんのことを、雅雄さんも「しっかりした大人の女性」。2人はまるで長年連れ添った夫婦のように見えました。
「愛があれば年の差なんて」と言いますが、3組のカップルのお話を聞いて、このフレーズ、本当だったんだなーと実感しました。多少のデメリットがあっても、きっとそれを乗り越えた先に真実の愛があるんですね!
(文=三浦由子)