みなさんは「シンクロニシティ」という現象をご存知でしょうか?
例えば「電話しようと思っていたら相手から着信が!」とか「『カレーが食べたい』と思いながら帰宅したら、夕食がカレーだった」とか、誰もが一度くらいは経験しているアレのことです。
シンクロニシティって、本当は何?
シンクロニシティは「同時性」「共時性」などと訳され、ユングをはじめとして心理学の領域で長年研究されてきました。
それは一言で表すなら
「偶然という考え方では割り切れない、因果関係のない意味ある一致」。
ものすごくざっくり説明すると、
『別々の個人が、まったく違う場所で、同時に同じことを考える(ex:電話をしようと思ったらかかってきた)ということは、人間同士は無意識下でつながっているのではないか』なんてふうに言われています。
さらに、『あの日あの時あの場所で君に逢えなかったら』みたいなのも、単なる偶然の一致ではなくシンクロニシティのひとつ、とのこと。
つまり、無意識下で人間がつながっている、となれば、自分の意識を良い方向に持っていくことで、良い出会いや幸運に恵まれることも不可能ではない、という結論に至ります。これがいわゆる『引き寄せの法則』ってやつですね。
シンクロニシティを恋に活かす方法
ということは、シンクロニシティを活かして良い恋愛に巡りあうことも不可能ではないはず。
そこで、シンクロニシティを感じた瞬間についてアンケートを実施しました。その結果を元に方法を考察していきましょう。
Q. 異性間でシンクロニシティを感じたのはどんなとき?
◆直感を信じて!
「夢に出てきた女友達が次の日の飲み会で、すぐ近くに座っていたとき。焦りました」(20代 男性)
何の脈絡もなく夢に出てきた相手と現実でも一緒に過ごす、街でバッタリ会うなどの偶然。もしかして運命?なんて、舞い上がってしまいそうになりますが…そこを「いやいや、偶然よね」なんて考えようとすること、ままありますよね。
でも、これを「単なる偶然」で片付けてしまわないことが大事なんです!
一見非合理に思えることでも、
「もしかしてこの出来事には何か意味があるのかも!」
と考えられる柔軟さと感性を磨くことが、運命の相手を見分けるためのひとつの力になるそうですよ。
それはつまり『可能性を自分で限定しないこと』とも言えそうですね。
◆その時のときめきを大切に
「LINEしてみようかな?と思った時に彼からLINEが来ると『わ!すごいタイミング!』と思う」(20代 女性)
この「LINEしようとしたら…的な現象」に出くわした時に自分の心が踊るかどうか、が大切なポイントになるのだとか。
純粋に「うれしい」と思ったか、あるいは緊張して「どうしよう」「え、何なの?」と不安に感じたかを、しっかりと記憶しておきましょう。
自分の感情の機微に敏感になることで、その出来事が自分にとってどんな意味を持つのか、そして今後どんな展開になっていくのかまでが、感覚的にわかるようになると言われています。
雑念を捨てた時、純粋に相手を「いいな」と感じた場合はその気持ちを大切にして。何も感じなかったのなら、それはご縁がなかったのだと思ってスッパリ割り切ると、悪い縁を引き寄せずに済むのだそうですよ。
◆類友現象こそがシンクロニシティ
「友人たちと飲んでいる時、私が突っ込もうとしたことに先に好きな人がツッコミを入れていた。目の付けどころが同じなんだなと思ってなんだかうれしかったです」(20代 女性)
類は友を呼ぶとはよく言ったもので、自分と同じ感覚の持ち主は自然と周りに集まってきます。そして、結局は自分に見合ったお相手と以外は上手に付き合えないことになっているようです。
そう考えたら良いお相手…運命の人と出会うには、自分という人間をより磨き上げることが大切。
良いものを食べ、体を大切にし、身の回りをきれいに保つことに始まり、趣味や読書で感性を磨いたり、いろいろな人に会って話を聞いたり…とできそうなことはいっぱい。
運命の人に出会うためには、あわてず、たゆまず、より高みを目指して、自分を磨き続けること。
自分を信じ、決して見限らないこと。
偶然では片付かない何かが、この世にはあると認めてみること。
どれも当たり前のことのようでいて、ちゃんとやろうとするとなかなか難しいことですが…やってみたら意外とあっさり運命の相手に巡り合えちゃうかもしれませんよ。