自分では普通だと思っていたこと、実家では当たり前だったことを、周りの人に「あり得ない!」って言われたケースってありませんか?或いはその逆の場合も…。
例えば、目玉焼きに醤油をかけたら「普通は塩をかけるでしょ!」ってバカにされた、とか。
そういう感じで「自分の常識は相手の非常識」という経験をしたこと、大なり小なりあるんじゃないでしょうか。
恋愛においても、彼氏に「当たり前」と思ってしてあげていたことを女友達に話したら、「えっ、普通そんなことまでしないよ!」と引かれた。彼氏とエッチしてるときに「それ、どこで覚えて来たの?」と言われた、みたいな。
相手にしてみれば他意はないのかもしれませんが、本人にとってはちょっとしたショックですよね。
今回は、そんな20代の男女の「コレ普通じゃなかったんだ!」と衝撃を受けた、恋愛にまつわるエピソードを集めてみました。
「あるある」と思うか、「いやー、ないわ」と思うか…どちらでしょうか?
■ 元カレ・元カノの影響
・「元カレが足フェチだったので、お風呂に入るときには足の指をしつこいくらい洗うのが当たり前になっていました。今の彼とつきあうようになって、初めて一緒にお風呂に入ったとき、神経質なまでにゴシゴシ足を洗う私を見て『洗い過ぎじゃね?』って半笑い…ちょっとハッとした瞬間でした。」(27歳 女性)
元カレの影響で、なんて口が裂けても言えませんからね(笑)。
でも、彼氏にとっての“当たり前”が、自分の常識になっちゃうことって結構ありますよね。
■ それって潔癖?自分なりの不思議ルール
・「初めて彼女の部屋に行ったとき、ベッドに座ったらものすごい勢いで怒られました…『外着で布団に触れないで!』って。パンツはいてないのは良くて、服を着ているのはダメ???意味がわからないが、怒られるのが嫌なので言われた通りにしている。」(26歳 男性)
・「急に『ホテル入ろっか』ってなったとき。帰り際、替えの下着がなくて気持ち悪いので裏返しにショーツをはいたら、『裏返しだよ』って笑われた。私はこれが普通だと思っていたんですが、みんなどうしてるの?元カノたちはどうしてたんだろう、と余計なことまで考えてモヤモヤしてます。」(25歳 女性)
自分と相手の“当たり前”が食い違ったとき、「元カレ(元カノ)はどうしてたんだろう…」って勘ぐっちゃうこともありますよね。
年齢を重ねるにつれて「まぁ、人生いろいろあるからね〜」と、その人の過去も含めて受け入れられるようになりますから(というか、どうでもいいと思えることが増える)、あまり考えすぎないほうが良いのかも。
■ 普通だと思い込んで尽くし過ぎる
・「彼氏にジャケットを着せてあげるのは普通ではないんでしょうか?家では母が父にスーツを着せてあげてたし、元カレにも普通にそうしてたのですが、それを知る女友達からは『やり過ぎじゃない?』と言われ、今の彼氏からは『恥ずかしいからやめて』と言われました…。」(24歳 女性)
個人的には「あら、素敵じゃない」って思いますが…。
ただ、古風な世話焼き女房みたいなイメージがなくもないし、中には「接客業の女性を連想する」という人もいますから、誤解を受けることもあるかもしれませんね。
こうしてみると、いろんな“普通”と“あり得ない”があるようですが…そもそも“普通”って何なんでしょう。
思うに、こういうのって生活習慣というか、実家のルールから来ていることが多いですよね。
どうするのが普通なのかというのも、本当に人それぞれ。
それこそ『目玉焼きに何をかけるか』という議論と同じくらい、熱く語ることができそうです。
ちなみに筆者は「脱いだ靴下をどうするのが正しいか」という非常に下らないテーマで、かつてのパートナーと大ゲンカしたことがあります。
こちらは「表向きで揃え、履き口を折って一つにまとめておくべき」、相手は「バラバラのままで、裏返しておくのが普通」と主張…今思えば本当にどうでもいいことでムダに傷つけ合ったものですが、あの時は「絶対に自分のほうが普通だ!」って譲れなかったんですよね…なぜか。
みなさんは、どんなときに「私って普通じゃないかも?」と思い知らされましたか?そしてその後、どうなりました?
同じ国の人でもこんなに違いがあるのだから、国際結婚をした方はこの“普通の壁”をどう乗り越えているのか?とか、かなり気になります!
(文=石村佐和子)