「恋をしたいけど、『どうせ無理』『告白してもダメなんだろうな』って気持ちが冷めちゃう」
これは、とある女子会で聞いたアラサー女性の台詞です。この言葉に共感したあなた!“恋愛冷え性”になっていませんか?
恋愛冷え性とは、恋をしたい気持ちはあるのに積極的になれず、気持ちが冷めている状態のこと。最初のうちは「少し恋愛から離れていよう」と思っていただけなのに、「男は面倒だからいいや」「一人でも平気」、やがては「恋愛の仕方を思い出せない」なんて末期症状になってしまうかも……。
そうなる前に、早めの恋愛体質改善をしましょう!そこで「今は彼がいるけれど、かつて恋愛冷え性だった」という女性3人に、その解消のきっかけを伺ってみました。
<とりあえず付き合ってみる!>
沙織さん(26歳・派遣)は元カレにフラれたことがきっかけで、1年以上恋愛から遠ざかっていたそうです。
沙織:「このままじゃ恋愛ができなくなる気がして、とりあえず適当な男性と付き合ってみようと思ったんです。それで、当時通ってた英会話スクールで同じクラスだった男性を食事に誘い、そこから交際を始めました」
なるほど、「リハビリ恋愛」をしたのですね。そのお付き合いはうまくいったのでしょうか?
沙織:「彼と付き合ってるうちに、昔の楽しかった恋愛を思い出したんです。『やっぱり本気で恋をしなきゃダメだ!』と思い、その人とはすっぱり別れて、本当に好きな人を見つけるために毎週末、合コンやパーティに参加して今の彼と知り合えたんです」
恋愛冷え性だったことが信じられないくらいの、すばらしい行動力です!リハビリ恋愛の効果で、恋愛冷え性も吹っ飛んだのかもしれませんね。
<友人の“いちゃいちゃ”で火がついた!>
もともと積極的に恋愛をするタイプではないという裕美さん(28歳・広告)。彼氏ナシ状態が2年以上続き、恋愛や結婚に対する焦りもなくなっていたそうです。
裕美:「そんな時、幼なじみが結婚することになったんです。『彼に会ってほしい』と言うので会いに行きました」
恋愛冷え性なのに、結婚間近のカップルに会うなんて危険!2人の幸せオーラにあてられて、つらくなるじゃないですか!
裕美:「確かにすごいラブラブっぷりでした!だけどそんな2人を見てたら、『チキショー!私だって、人前でいちゃいちゃしたい!』って心がメラメラと燃えたんです。その日のうちに、以前片思いしてた男友達に『明日会える?』と電話して、翌日、食事しながら『私、あなたのことが好きだったんだ』と伝えました。彼も私に気があったとかで『じゃあ付き合おうよ』ってことになり、数年ぶりに彼氏ができたんです」
幸せなカップルによって、裕美さんの恋愛闘争心に火がついたんですね!恋愛冷え性を解消するには、これぐらい強い刺激が必要なのかも!?
<投資で恋に着火!>
恋愛経験も少なく、男性と話すのも苦手な葉子さん(30歳・教育関係)。大学時代以来、恋愛をする気にもなれなかったそうです。その期間、何と4年!
葉子:「結婚もできない気がして、一人で生きていくためにお金を貯めようと思い、投資を始めたんです。そしたら思いの外ハマっちゃって。投資のセミナーにも通って、仲間と毎日のように激しいディスカッションをしていました」
もしかして……投資がきっかけで、恋愛冷え性が解消したのでしょうか?
葉子:「そうなんです。ディスカッションの場では男性と平気で話せるってことに気づいたんです。しかもキツいことも言える(笑)。そしたら『君のはっきりとした物言いが好き』とセミナー仲間の年上の男性に告白されて。お付き合いを始めたばかりです」
これは意外な展開!投資をきっかけに、素の自分を見せることができて、ついには彼までゲット……なんとも素敵なストーリーですね!
どんな方法であれ、まずは自分の冷えた心を熱くする――恋愛冷え性の解消にはそれが大切なようです。「何をやってもどうせダメだし」なんて言い訳は封印し、勇気を出して恋愛に一歩近づいてみましょう。
あなたの恋愛冷え性を治してくれる燃料は、案外近くにあるかもしれませんよ!
(文=三浦由子)