2022.03.02 17:15

年収が低い男性と結婚しても幸せ?20~40代女性のリアルな声をお届け

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お付き合いする相手との結婚を意識したとき、ちょっとやましいと思いつつもやはり考えてしまうのが“収入”のこと。

今や共働きが当たり前と言われていますが、女性は出産・子育てがあるので、ずっと同じペースで働き続けるのは難しいのが現実。旦那の収入に頼らざるを得ない期間もあるため、目を背けるわけにはいかないですよね。

そこで世の女性たちはどのように考えているのか、理想と現実についてリサーチしました!

こちらの記事もおすすめ>>「結婚しても大丈夫?自分より年収の低い彼と付き合うときの注意点」

結婚相手に望む理想年収と、その現実

クリエイティブサーベイが実施した【「結婚観」に関する意識調査】によると、「結婚相手に求める最低限の年収」として、最も多くの女性(全体の44%)が挙げたのが「500万円」だったそうです(ちなみに男性は過半数が、女性の収入がいくらであろうと「気にしない」と回答)。

ふーん、そんなものかって思いました?でもこれって、実はかなりハードルの高い条件のようです。

厚生労働省が行った「平成27年賃金構造基本統計調査」の「賃金の分布」を見ると、年収500万円以上の男性の割合は次のような結果に。

・20代…0.6%
・30代…8.6%
・40代…23.6%

こちらはボーナスや残業代、各種手当を含まない金額なので、実際にはもう少し多いかもしれませんが…少数派であることには変わりないですね。

40代ではおよそ4人に1人が該当しますが、年齢が上がるほど既婚率も上がるので、年収500万円以上でかつ結婚対象となる男性はごくごく一部。めぐり合う確率は相当低いと心得るべきかもしれません。

理想年収に満たない相手との結婚生活

そうはいっても、希望年収に届かないお相手と結婚した女性だってたくさんいます。結婚生活はどうなのか、ホントのところをリサーチしてみました。

2人で話し合いをして、“月に○万円貯金しよう”と決め、何年も実行しています。価値観を合わせる努力をするのが大事(20代)

収入は少なくとも、身の丈に合った生活をしていれば問題ない。私も働くのが好きだし、ムダなモノは買わなければいい。たまの外食や日帰りドライブだけで充分満足しています(40代)

子どもができる前はずっと2人で働いていたので、自分の稼ぎで生活費を賄い、相手の収入を丸々貯金していました。2人ともムダ遣いせずコツコツ貯めるタイプだったので、お金の価値観で喧嘩することはありません(30代)

同棲を始めてから自分が食事を作るようになり、家で過ごすことが多くなって自然と出費が減ったので、何とかなりました(20代)

夫婦で働きつつ、日々節約に励み、計画的に貯蓄することで問題はクリアできるという心強いコメントの数々!
さらに、経済面でのメリットだけでなくこんな二次効果も。

リーマンショックの影響で相手の収入が数万円程度の頃に結婚しました。私の収入でギリギリ生活できたので、家庭菜園したり、節約レシピを調べたりして生活していました。お金がないなりの工夫は楽しいし、夫婦の会話も増えますよ(40代)

一緒に試行錯誤していくことで、夫婦間にコミュニケーションが生まれるということですね!

お金持ちとの生活は“しんどい”!?

先ほど、“身の丈に合った”というコメントを寄せてくれた女性がいましたが、年収が高いと逆にうまくいかないというケースもある模様。

そこで、高収入の人とお付き合いをして「合わない」と感じたエピソードを伺いました。

ウニ、アワビ、ステーキといった高級食材が苦手で、ありがたいと思えなかった。彼は食べ残すことが当たり前なのでもったいないと思ってしまい、この人と子どもを育てるのは無理だと感じました(30代)

レストランやショップで私が迷っていたら両方注文・購入してくれたので、別れた後、自分までその金銭感覚になってしまい大変だった(20代)

なければ買えばいい。失くしても他を買えばいいなど、一つのモノに対する愛着や使い続ける意味を全然感じていないと思いました(40代)

高級料亭に連れて行かれたのだけど、話すことがお国自慢や仕事の話、車の話など、とにかく自画自賛で他人を貶すような発言ばかり。疲れるだけでせっかくの料理も味わえなかった(30代)

それって収入ではなく人間性の問題では…?と思ってしまうコメントもありますが、というのはさておき。
収入が金銭感覚に影響を与えるというのは確かにあるのでしょう。次の女性のコメントがすべてを言い得ているかもしれません。

年収が高いに越したことはないけど、それよりも浪費癖・借金癖がないかどうかのほうが大事。金銭感覚がルーズな人は、いくら年収が高くても嫌です(40代)

たくさん稼いでも、同じくらい出費があるようでは、将来が不安ですよね。

終わりに

結局のところ、大事なのは収入ではなく、支出まで含めた“収支”なんだなと感じました。
収入はわかりやすい基準なのですぐに目が向きがちですが、人の価値観やお金に対する姿勢って“支出”にこそ表れるのかもしれません。

お相手の収入に不安を感じている人、それとは逆に満足している人、どちらの場合も出費の中身に踏み込んで、身も心も幸せな結婚生活につなげたいものですね!

(※2016年07月08日 10:15 公開記事)

ライタープロフィール

橘 いつき
出版社・Web制作会社勤務を経て、現在はWebメディアで執筆・運用業務を行うフリーランス。好きなモノ・コトは、猫、お酒、読書。
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