欧米に古くからあるレディーファーストの習慣。日本人にはあまり馴染みがありませんが、あれを自然にできる男性ってポイント高いですよね~。
車から降りる際にドアを開けてくれたり、レストランで奥のソファーの席をゆずってくれたり。
欧米ではいたって普通のマナーですが、日本の男性はなかなかしてくれない!でも、男性(できればイケメン)にスマートにエスコートされたら、瞬く間にお姫様気分になって恋心が弾んじゃう♪なんて人も少なくないのでは?
実はひどい?レディーファーストの起源
ところがそのレディーファースト、起源を調べてみると、意外とヒドい理由があったりするらしく。
例えば…
・男性がドアを開けて先に女性を部屋に通す
⇒貴族の邸宅では室内に刺客が隠れている可能性があったから、先に女性を入れることで自分の身を守った。
・男性が道路側を歩き、女性には建物側を歩かせる
⇒中世ヨーロッパの家にはトイレがなく、溜まった汚物を窓から外に捨てたので、男性はそれがかからないように道路側を歩いた。
女性を盾代わりにしたり、汚物除けにしたりってひどい…。レディーファーストは無条件に良いマナーだと思っていましたが、実はそんな歴史があったなんてガッカリです。
こういう感じで、一見素敵なことのように見えて、実は「ええっ?」と思うような男女間のマナーって他にもあるのかも。
そこで今回は、複数のカップルの間で当たり前になっている男性のマナー(?)について、独断と偏見で考察してみようと思います。
その1:女性の荷物を持つ
彼女の荷物を持ってあげている男性って多いですよね。個人的には、買い物して荷物が多い時なんかに持ってもらえるとうれしいですが、街で見かけた男性が彼女のハンドバッグや傘を持っていると、ちょっとな~と思います。貴重品が入ったバッグを持つ男性は、信頼されてる!と思ってうれしいのかもしれないけれど、傍目にはなんとなく男女対等じゃない感じが…。
ちなみに、男性の中には「デート中に喧嘩して彼女が帰りたくなっても、バッグを人質にしてれば引き止められる」という理由で持つ人もいるそうです。つまりバッグを持つというのは主導権を握ること。女性は彼を従僕扱いしているように見えて、実際には相手から下に見られているのかもしれません。
その2:自分の大事なモノを預ける
上のエピソードとは逆に、財布や携帯を彼女に渡す男性っていますよね。あれはどういう意味があるんだろう?と思ったことってありませんか?
「金はそれしかないから、足りない分は君が出してね」って言いたいの?実は携帯を2台持ちしていて、浮気がバレないように普段は使わないほうを預けたんじゃ?なんて考え始めるともやもやしちゃう!
信用してくれてる!と良いほうに解釈すればうれしいけれど、試されてる?とか、女慣れしてるから、わざとこういうことをするのかも…など、疑い出したらきりがありません。
なお、筆者の周りにもこういう男性が何人かいるのですが、彼らは面白いことに全員、彼女や奥さんの尻に敷かれたがるタイプです。この場合は犬が飼い主にお腹を見せるのと同じで、「あなたを信用して全てさらけ出していますよ!」というポーズなのかなと。
こういう男性は、相手をぐいぐい引っ張っていきたいタイプの女性には合いそうですが、彼にリードされたいと思っている女性は、ちょっと物足りなく感じるかもしれませんね。
その3:エスカレーターで下の段に立つ
個人的な思い出で恐縮ですが、昔、20cm以上身長差がある人と付き合ったら、エスカレーターに乗ると必ず私より1~2段低い段に立っていました。それまでは並んで歩いていても、上りのエスカレーターでは後ろ側、下りだと前側。
何で?と思って聞いたら「背の高さが同じになってうれしい」と答えたのですが、友人にその話をしたところ、こんな意見が。
「欧米だと女の人が落ちても助けられるように、階段では男の人が下を歩くらしいよ。それと同じことをしてるんじゃない?」
自然にレディーファーストができているなんてやるじゃん!と思った覚えがあります。
でも、ネットで調べたところ、「スカートを覗くとまずいので、男性は階段では上にいたほうがいい」と言う人もいました。女性がミニスカートを履いている場合は、男性が一言「お先」と声をかけて先に上るのがマナーなのだとか。マナーって複雑だけど、面白いですね。
いかがでしたか?こんなふうに、男性がしてくれることの中には良い意味にも悪い意味にも解釈できるものが結構あるんですね。それをどう受け取るかはあなた次第。純粋に彼を信じるほうがいいのか、少し様子を見たほうがいいのか…。
「男性は女性から感謝されると愛情が増す」そうなので、多少疑わしいなと思っても、とりあえず素直に「ありがとう」と言うといいのかもしれません。ぜひ上手に彼の心を読み取って、よりハッピーな恋を楽しんでくださいね♪
(文=こみー)