【オレ様リーマンの非ジョーシキ恋愛入門94】
約半年間、爆速でフッたりフラれたりを繰り返した必死すぎる婚活経験を生かして、なぜか上から目線で本音の恋愛論を語ります。ちなみに普段は、どこにでもいそうなただのアラサーリーマン。
オレはこのコラムを書くために、せっせとモテ本を読んだり、婚活中の男女(主にブログの読者)の話を聞いたり、実に涙ぐましい努力をしている。
そんな中、
「男からすると、それ全然違うわ…」
と思える、女性目線の常識(?)をちらほら見かける。
今回はその間違いを指摘しよう。
ちなみに、例外はあるのであしからず。
面白い女はモテない?
「笑いを取りに行く、下品なことを言うなど、女から見て面白い女はモテない」という文章はよく見るが、違う。
いきなりズバッと言ってしまうが、面白いからではなく、かわいくないからモテないのである。
もちろん、かわいい、かわいくないはあくまで主観。
ある男性が「かわいい」と思えば、面白いのはむしろ「話しやすい」などとポジティブに解釈される。
「かわいくない」と思われてしまえば、面白かろうが面白くなかろうが、関係ない。
いずれにせよ、面白いからモテないなんてことは、まずない。
オタクはモテない?
ゲーム好き、マンガ好きなどのオタクっぽい趣味は、男性には言わないほうがいい、と考える女性が多いようだ。
だが、言っちゃっても問題ない。
むしろ言ったほうがいいかもしれない。
そもそも、オタクは男性のほうが多いのである。
ゲーム好きもマンガ好きも、男性だったら割と普通。
引かれることはそんなにないだろうし、親近感を持ってもらえたり、話が盛り上がったりすることもあるだろう。
よほどのゲーム好きで、廃人になりかけているとかでなければ、問題ない。
ちなみに、ジャニオタなどのアイドル好きは言わないほうがいいかもしれない。
男性が「AKB好き」って言ったら引くでしょう?
同じことだ。
年下男は狙い目?
「落ち着いて余裕がある年上の彼女は、男性には好ましく映るものです」
という主旨の文もよく見る。
婚活女性に会ってわかったのだが、女性も男性と同じくおじさんよりは若いほうが好きらしい。
ゆえに、こういう文章はアラサー、アラフォーの女性にはウケがいいようで、モテ本でもネットの記事などでもよく見る。
残念ながら、ウソである。
オレが知る限り、9割以上の男性は若い女性のほうが好きだ。
「年齢はそれほど関係ない」ぐらいの男性も少しはいるが、あえて年上女性が好きという話は聞いたことがない。
仮に付き合うことはできても、いざ結婚となると、姉さん女房は男性側の親がイヤがるなどの困難が多い。
選べるなら同じ年齢以上の相手がいい。
どうしてもというなら、3歳下ぐらいまでにとどめてほしい。
ムリとは言わないが、確率的に難しい。
女子っぽいほうがモテる?
婚活中、非常に女子っぽい人とメールのやり取りをしていたのだが、
「お紅茶とコーヒー、どちらがお好きですか?」
と聞かれてうろたえた。
紅茶を「お紅茶」と呼ぶ育ちの良さに、住む世界の違いを感じたのだ。
このままメールしてデートとなっても、いったいどこに連れて行けばいいのかわからない。
「スタバは高い」と思っているようなオレが、そんなお紅茶を出す店など知るはずがないからだ。
あまりに女子っぽいより、多少男っぽくて親しみやすいほうが、男ウケはいい。
積極的すぎるとモテない?
「女性からガツガツ行くと、男性は引いてしまう」ってのもよくある。
これも違う。
普通に考えてほしいのだが、パッと見は同じぐらいタイプな女性が二人いたとしよう。
一人は積極的にアピールしてくるが、もう一人は受身で何を考えているかわからない。
どちらの女性に行くかって、そりゃ積極的なほうである。
ではなぜ、積極的だとモテないと思われるのか?
ほとんどの人は高望みするので、自分よりレベルが上の男性を狙う。
レベルって、見た目とかスペックのことね。
そういう相手にアプローチしても、なかなか上手くいかない。
つまり、自分を好きになってくれそうもない相手を狙うから難しいという、ただそれだけである。
積極的なこと自体には、全く問題はない。
ただし、自分から家に誘うほど積極的だと、遊ばれるリスクが高まることはある。
現実と向き合おう
ここまでいろいろ書いてきたが、そもそもなぜ誤解が生じるのだろうか?
かわいくないからモテないより、面白いから、女子っぽくないからモテない、と思いたい。
オタクな趣味のカミングアウトをするのは勇気がいるから、言わないほうがいいと思いたい。
おじさんはイヤだから、年下男が実は狙い目と思いたい。
積極的に行ってフラれたくないから、積極的だとモテないと思いたい。
要するに、自分に都合のいい願望が常識となってしまっているのだ。
だが、恋愛もその先の結婚も、現実でしかない。
あなたがどう思おうと、現実は何も変わらない。
今回の話のほとんどは、自分に置き換えて考えれば、わかることだと思う。
興味のない男性が、面白かろうが面白くなかろうがどうでもいいのが本音じゃない?
現実と向き合おう。
そうすれば、間違った誤解にまどわされることはなくなるはずだ。