「肌がきれいなら、女は無敵。」
いつだったかそんな化粧品のCMが流れていましたね。
確かに容姿は普通でも、きめ細かくて美しい肌の持ち主って若々しくきれいに見えるもの。清潔感があるうえ、化粧ノリも良いし。気になる男性が至近距離に来ても、堂々と顔を上げて笑顔を見せられそうですよね。
美肌の秘密をリサーチ
ところで、筆者は現在、韓国在住なのですが、テレビでドラマを見るたびに、スターたちの肌の美しさに驚かされています。本気で毛穴がないんじゃないかと思うぐらい、すべすべ、つやつやの肌。もちろん日本の女優さんたちも肌のきれいな人が大勢いるけれど、いずれにせよ、それはテレビの中の人だからなんだろうなと半ば諦めていました。
でも、ここ最近、街中で「おおっ!」と思うほど肌がきれいな女性たちをよく見かけるんです。色白で透明感があって、つややかで…。
私の気のせい?メイクがうまいから?それとも何か特別な方法があるの?気になって仕方ないので、彼女たちの美肌の秘密とテクニックを探ってみました!
シミ・シワ・ホクロはいらない!
韓国では「皮膚管理」という言葉がよく使われます。とにかく肌ケアが大事!と考えられていて、一般の女性でも10代の頃からかかりつけの皮膚科医がある人が多いそうです。
日本でも「ニキビができたらお医者さんに」なんてCMが流れていますが、実際にはニキビ程度で病院に行くのは…と思っている人も少なくないのではないでしょうか。一方、韓国では「今日はちょっと肌の調子が悪い」「吹き出物ができそう」などと感じたらすぐに受診。
そうでなくても、肌トラブル予防として数週間に一度くらいの頻度で定期的に通うという人も。
もしシミを見つけたらレーザー、シワには注射、さらにはホクロを取る女性も多いそう。保険が効かない治療もあるので費用もそれなりにかかりますが、それほど美しい肌を重要視しているということなのでしょうね。
皮膚管理について周りの女性に聞いてみたところ、韓国の人々はやはり熱心にケアしていることがわかりました!
・「以前働いてたお店の社長一家はみんな同じ皮膚科に通っていましたよ。私も誘われたことがありましたが、費用が高いので断念。2週間に一回通っているらしいのですが、すごい頻度の高さですよね」(31歳・販売)
・「目の下の薄いシミと毛穴が開いてるのが気になってたので、レーザー治療を続けています。少しずつ目立たなくなってきていてうれしい!」(36歳・教育)
・「友人のお義母さんが孫の皮膚管理にかなり気を使ってて、まだ1歳のその子のために高級ローションやクリームを買ってくれるらしいですよ」(34歳・貿易)
赤ちゃんの頃から皮膚管理を始めているなんて。これはさすがに珍しいケースですが、それぐらい美肌ケアにこだわっている人は多いみたいです。
シミや毛穴の開きに悩んでいた女性のように、肌が美しくなっていくのを実感できるのはうれしいだろうなぁ。韓国は治療を受ける人が多い分、技術も発達しているから安心して受けられるそうです。そして、韓国では女性だけではなく男性もよく皮膚科に行くのだとか。肌の美しさは老若男女共通の関心事なのですね。
目指したいのはムルグァン(水光)肌
韓国の化粧品ブランドの広告では、女優さんたちの水を湛えたような透明感のある潤い肌を見られます。それこそが韓国女性たちの憧れ“ムルグァン肌”。素肌の美しさを活かしたナチュラルな質感です。今、韓国女性たちの間では、ベースメイクでこの肌を作りあげるテクニックが話題になっているんですよ。
後編では、実践的な美肌作りの方法をご紹介します!