【オレ様リーマンの非ジョーシキ恋愛入門91】
約半年間、爆速でフッたりフラれたりを繰り返した必死すぎる婚活経験を生かして、なぜか上から目線で本音の恋愛論を語ります。ちなみに普段は、どこにでもいそうなただのアラサーリーマン。
恋愛や婚活のコラムを書いている立場でなんだが、「幸せな結婚」をするのは、意外と難しいことだと感じている。
なぜか?
「幸せな結婚」に至るまでの障害
誰だって、結婚さえできたら何でもいい、というわけではないだろう。
できれば幸せになりたいのが人情だ。
しかし、幸せな結婚にたどり着くまでには、いくつもの障害がある。
まずは、自分と合う人を選ばなければいけない。
たまたま学校や会社で出会いが多ければいいが、周りが同性だらけだったりすると、出会いを作らなければならない。
作ったら作ったで、ある程度は男性に慣れる必要がある。
でないと、しつこくしすぎたり、逆にそっけなくしすぎたりで上手くいかない。
慣れても、自分と合う人を探すのは大変だ。
理想と現実は違うので、そのすり合わせをしつつ、自分と相手を見つめ直さければならないだろう。
段階を追うように書いているが、実際やるのは相当きつい。
フッたりフラれたりを繰り返しつつ、出会いも作り続けなければいけないのだから。
ようやく出会ったとしても、まだ道のりは険しい。
多くの男性は、結婚に対して積極的ではないので、その気にさせなければいけない。
別に彼が悪いわけではなく、まだまだ金銭面での責任を負う可能性は男性のほうが高い。
慎重になるのは仕方ないと思う。
仮に彼がその気になったとしても、家族や友だちの問題がある。
何もなければいいが、反対されたら厄介だ。
やっとのことで結婚できても、それはスタートであってゴールではない。
赤の他人と生活を共にする以上、言いたくないことでも言わなければならない。
そして、言った以上、自分でもそれなりに責任を持って行動するべきだ。
とりあえず結婚するだけなら、ここまでやらなくてもいいのかもしれない。
旦那の前では我慢して、影で悪口を言ってストレスを発散する女性も大勢いるだろう。
ただ、それが幸せとはオレには思えない。
普通の幸せには努力が必須
オレは男だらけの環境で育ってしまったし、性格もアクが強すぎて全くモテなかった。
だから、モテるための努力は当たり前だと思っていた。
ところが、世間ではそうでもないことに気づいた。
「婚活しよう」と言うと、「婚活なんかじゃなくて自然に出会いたい」と言われる。
なぜ出会い方にこだわるのか?
大事なのは、だれと出会うかではないのだろうか?
「彼がプロポーズしてくれないんです…」と悩む前に、あの手この手でプロポーズするよう仕向けたり、いっそ自分からプロポーズしたりすればいいと思う。
やってくれないなら、自分でやればいいじゃないか?
どこかのだれかが、自分のために自動的に何かしてくれることばかり期待しているように思える。
若い頃、そこそこ出会いに恵まれ、それなりに恋愛を経験している一部の人にとっては、それが普通になるのだろう。
残念ながら、そのままの思考で結婚しても幸せになるのはまずムリ。
そんな気持ちで、先述した数々の障害を乗り越えられるほど、世の中は甘くないのだ。
ところで、恋愛や結婚の話って、みんなしているようでしていない。
婚活なんて恥ずかしいものとされているから、表立って言う人はいない。
自慢と思われたら嫌われるので、パートナーとのお付き合いが上手くいくコツなんて話もあまりしない。
結果、笑い話や、軽い愚痴ばかりになる。
それが普通だと思ってしまう。
だが、幸せな結婚生活を送っている人は、言わないだけでまず間違いなく努力している。
普通にしてても、本当の意味での「幸せ」にはなれない。
なりたいなら、人より頑張るしかないのだ。