「男と女は全く違う生き物」って言いますよね。確かにどんなに好きでも、長い間一緒にいても、両者の間には見えない壁がそびえているように感じます。
数多の男女がこの壁に挑み、そして敗れたことを思うと、男女の理解なんてそもそもありえないんじゃないか、という気持ちになってしまったり…。
◆男と女の理解できないこだわり
池袋ゴリラクリニックが実施した『最も理解不能な異性のこだわり』というアンケート調査によると、「女性にとって理解できない男のこだわり」はこちら。
1位:車・バイク…30.9%
2位:趣味全般…23.5%
3位:腕時計…19.8%
この回答に激しくうなずく女性たちの姿が目に浮かぶようです。
一方、「男性が思う女性の理解できないこだわり」は
1位:ネイル…31.8%
2位:体重…16.7%
3位同率:バッグ・記念日…15.2%
ネイルや体重はよく言われていますが、記念日がランクインしているって本当ガッカリ。
ということで、男性がなぜこの3つを理解できないのか、ちょっと掘り下げていきます!
◆ネイル…恐怖心をあおる?
男性にとって最も理解不能なのは「ネイル」…それって何で?
参考までに筆者の周りの男性に聞いてみたら
・「全く気にならない。意識したことがない(気づいていない)」
・「ちゃんと手入れされてれば問題なし。ハゲかけてるのはNG」
・「長いツメや濃い色はなんか怖い」
との意見に終始し、何が何でもイヤ!という人はいませんでした。
むしろ無関心な人のほうが多い印象。よほど目立つアートをほどこさない限り、「げぇー」となることはないようです。
ただし、「そのツメで家事ができるの?」と思う人は一定数いることが判明。ラメやストーンが料理に入らないかと心配する男性もいました。
女性に家庭的な温かさを求めるタイプの人にとっては、少々不安材料になるのかも。ネイルしたって家事くらいできるんですけどね…。
派手なネイルは「嫌い」というより「怖い」。ツメがとがっていたり光っていたりすると、野獣と格闘していた太古の野生本能が蘇り、攻撃される!と身構えてしまうのかも?
◆体重…視覚で判断している?
女性は体重を意識してダイエットに勤しむことが多いけれど、男性にとってそれは単なる数字でしかないよう。
何kgであろうが要は見た目!出るとこが出て、締まるところは締まった(そしてかわいい)女性が人気、というのが現実です。
以前、ティーン誌に、男子の理想の女子ステータスは「身長152cm、体重37kg、バストDカップ」なんて無茶な記事が載り、話題になったことがありましたが…。これも「抱きしめやすくて胸がボリューミーなら最高」っていう心理の現れであって、数字自体に深い意味はないんだろうなと。
「桐谷美玲の細さで小嶋陽菜の胸がいい」ってそれ、二次元だから!と一蹴してOK。体重はあまり気にせず、肌質やくびれだけ意識していたほうが、ストレスフリーでいられるんじゃないでしょうか。
平子理沙さんも「体重計には乗らない、鏡でチェックするのみ」と言っていましたし、数字ではなく感覚で体型を管理したほうが、実は効果が出やすい可能性大!?
◆記念日…脳の形状が影響
既婚なら結婚記念日、独身なら付き合った記念日を忘れる、という男性は少なくないよう。
誕生日まで忘れられて悲しい思いをした…なんて女性の愚痴を聞くこともあります
でも、これは男女の脳の構造に違いがあるせいであって、決して愛情が薄いからではないのです!
まず男性は、脳の海馬という記憶を司る部位の機能が女性に比べて弱いと言われています。
そのうえ「盤種本能」なるもののお陰で、女性に関する古い記憶は忘れていくようにできているとか。
残念だし、何それ?って感じですが、もう違う生き物だから仕方ないと考えるしかありません。
とはいえ、そのまま諦めるのは寂しすぎ。男性にも、そのせいでパートナーを悲しませたくないという気持ちは大いにある、とのことなので、ここは女性側が一工夫しましょう。
簡単に言うと「来週の○日は記念日だよ」とあらかじめ宣言しておくのが一番効果的。
「去年のこの日は○○したよね、楽しかったな」などと「うれしい記憶の話」も添えると良いのだそう。
また、普段から何気なく思い出話をしていると、男性の脳にも「昔のことを思い出す回路」ができてくるとのこと。
つい自分の物差しで考えてしまいがちですが、それこそが行き違いの大きな原因と言えそうです。
理解できないことを悲しむより、「そういうものなんだ」と割り切って、違いを楽しむくらいの余裕を持てたらいいですね!
(※2016年04月11日 10:15 公開記事)