十代ならともかく、大人になっても引きずっていると、イタい人認定されてしまう“中二病”。思春期にありがちな過剰な自意識や、反社会的な言動を揶揄(やゆ)した言葉ですね。
症状には「自分には特殊能力があると思い込む」「二重人格ぶる」など、実際そんな人いないでしょ!と思うものもあり、それらは確信犯的にやっていそう。でも、中には当人が自覚していないパターンもあるようです。
そこで20~40代の男性に“中二病っぽいなと引いた女性の言動”をヒアリング。リアルなエピソードをご紹介します。
いい年して…親の影響を引きずるアラフォー
・「婚活で知り合った女性(37歳)のことですが、親が不仲で結婚に理想を持てないと…。『じゃあなんで婚活してるの?』と聞いたら、『現実をわかった上ですればいい、それをあなたにも理解してほしい』と返答。いい大人なのに親の影響から抜け切れてないなあと。その後、どちらからも連絡することなくフェードアウトしました」(40代)
――自分の価値基準を確立できないまま大人になったパターンでしょうか。未婚であればなおさら、自分は未経験だと自覚して、“わかってる風”な発言は思っていても控えるべき。ましてや、相手に押し付けるのは言語道断と心得たいところですね。
『テレビ観ないんで』という“流されないキャラ”
・「普段は接点がなかった同期の女性と忘年会で話したら、映画や読書の趣味が合って盛り上がり、今度飲みに行きましょう!と。好きな作品の話はそのときも盛り上がったのですが、テレビの話題になったときに、『あ、私、テレビ観ないんで』って。流行りのドラマをくだらないとバカにした態度がチラチラ見えて、シラけました」(20代)
――トレンドを追いかけないことが個性…そういう一面もあるかもしれませんが、そこに閉じこもってしまうのは中二病的と言えそうです。相手の興味・関心にも耳を傾ける大人な対応を心がけたいですね。
あふれ出る“私って不幸”オーラ
・「家庭の事情って繊細な話題だから、それなりに仲良くなってからさりげなく話すべきことだと思うのですが、婚活で知り合ったその女性(30代後半)は、初回からいきなりヘビー。親が離婚・再婚し、経済的に苦しくて希望の大学に進めなかったとか。大変だったのは確かなんでしょうが、“私ばっかり不幸”と陶酔してるようで引いてしまいました」(40代)
――悲劇のヒロインに憧れる思春期の気持ちを引きずっているのでしょうか…。大変だったのは理解できても、何かうまくいかないことがあるたびに過去を引っ張り出してしまいそう。過去は過去と割り切ったほうが人生が楽しくなる気が。
『タクシーの運ちゃんに拾われて』酔っ払い武勇伝
・「職場の40歳手前の女性は、とにかく大酒豪。結婚にも興味ないようで、男並みにバリバリ働くタイプです。それはいいけど、耳につくのが酔っ払ったときの武勇伝の数々。『よっぽどふらふらしてたのか、タクシーの運ちゃんに“家どこ?それ逆だから!とりあえず乗って”って拾われちゃって~』とか。社会人として全然ダメなのに、なぜか自慢げ」(40代)
――不良系の中二病の一種かもしれませんね。健康診断の数値が悪かったことを誇らしげに語る人も、見てて痛々しいなと感じるこの頃…。常識的に考えてダメな行動はちゃんと真正面から向き合いましょう!
悪いのは全部会社?“忙しい”アピール
・「Web制作会社で働いている大学時代の同期の女の子は、サークル仲間との飲み会ではいつも仕事が忙しいという話ばかり。しかも上司の采配が悪いとか、同期入社の男子は自分の半分くらいしか仕事をこなしていないとか、そんなグチのオンパレード。女性同士は『うんうんわかる!私も…』なんて盛り上がっていたりしますが、社会人2年目でそんなに差がつくとも思えないし、自分のやり方を見直そうとしない姿勢にまるで共感できない」(20代)
――“世の中が悪い”“教師が悪い”という青春期の変化バージョン?自分は正しく、悪いのは他者という思考は、何の成長も望めませんね…。“忙しい”が口癖になっていたり、職場の先輩・上司への批判をつい口にしてしまったりする人は要注意!
恋愛において障壁となりそうな中二病症状の数々、いかがでしたか?
比較的、無自覚でやってしまいがちなものが多いと思いますので、自分の言動を振り返ってみては。知らないうちに、周囲の男性に引かれたり、呆れられたり…恋愛のチャンスを取り逃さないように気をつけたいものですね。