周囲がイラッとくるカップルの言動についてのアンケートでは「赤ちゃん言葉やニャンニャン言葉で話す」というのが上位に挙がっているそうです。
まぁ、公衆の面前で堂々とやられたら「このバカップルめが!」と言いたくなってしまいますが、おうちで二人っきりの時なら全然オッケーだと思うんです。むしろ絆も深まるのでは?と。
同様に、二人にしかわからない言葉っていうのもありますよね。
実際、カップルの仲をより深めるには、こうした二人にしかわからない合言葉的なものを共有するのがいい、と数々の恋愛サイトでも紹介されていますし、仲良しの証拠というか、二人だけの秘密の暗号的な要素って、とても愛おしく思えるもの。
そこで20~30代のカップルに、「二人の間でしか通じない言葉・用語はありますか?」という質問をぶつけてみました。すると、年齢に関わらず意外と出てきましたよ!
■甘えたいときは…
『赤ちゃん言葉で甘えることを、二人の間では「妖怪バブー」と言います。
ソファーに座ってテレビを見ていると、彼がひざにすりよってきて
彼:「妖怪バブー参上!甘えたいバブー」
私:「あっ、私が先にバブーになりたかったのに!」
冷静に考えるとアホみたいですね…。』(30代・女性)
うわぁ、ごちそうさま!でも、外ではキリッとしている男女が家では妖怪バブーに変身しちゃうの、なんだかほほえましいです。
■スキンシップは暗号で!
『手をつなごう=ぎゅっしよう
マッサージして=めんめんして
エッチしよう=コラボしよう
って言ってます。』(20代・男性)
上の二つは幼児語から派生している感じですが、「コラボしよう」ってかっこいい!
■もはや日本語の問題?
『“二人の言葉”というよりは、“彼用語”なのですが…私の彼は生粋の日本人なのに、日本語を間違って覚えています。カリフラワーのことをカモフラージュと言うし、ふくらはぎのことはふとももと言います。ふともものことは、ももと言うのだそうです。テレビのリモコンのことはチャンネル、チャンネルのことは番組…。最初は全く話が通じず、理解するまで苦労しました。間違いを指摘すると怒り、直す気もなさそうです。
先日、初めて彼の実家にお邪魔しましたが、彼ママも同じように言っていたので、彼の家独自の言葉だったのかもしれません。だいぶ理解できるようになりましたが、ややこしい…たまにイラッとします。』(20代・女性)
彼女と家族にしか理解できない言葉…それはそれで厄介なことになっている気もしますが、そんな彼にちゃんと向き合っている彼女、尊敬します!
■方言を間違えて覚えた結果
『私の田舎の方言で、「○○するでしょう?」と確認するとき「○○するれ?」と言うのですが、それを間違えて覚えた彼は「リモコンどこれ?」「昼ごはん、何食べるれ?」と疑問形には全て「れ」をつけるように…最初は訂正していましたが、今ではすっかり二人の間で「れ?」が定着しています。』(20代・女性)
自分が生まれ育った地域以外の方言って、新鮮でかわいく思えちゃうんですよね。それを間違えて覚えた結果“二人用語”になるって、ほのぼのしちゃいます。
■恥ずかしい勘違い!でも恋人なら許せる
『まだ10代の頃ですが、厚生年金を「あつせいねんきん」と読んだ彼女。一瞬引きましたが、間違いを指摘すると自分で大爆笑!それ以来、二人の間では「あつせいねんきん」と読むのが普通になりました。普段から年金の会話をしているわけではないですが。』(20代・男性)
『彼氏がラーメン屋さんで、スープをすくう「レンゲ」のことをなぜか「スミレ」 と呼んだ。それ以来、二人の中で「レンゲ」は「スミレ」に。』(20代・女性)
単なる勘違いも、二人の定番のネタになってしまうと絆につながっていくのかも?
こうした“二人用語”が時を経て、「我が家でしか通じない言葉」に発展すると思うと…なおさら愛おしく思えてきちゃいますね。
みなさんのお宅ではありませんでしたか?テレビのリモコンが「ピコピコ」だったり、電子レンジの呼び名が「チン」だったり。
その中の一つや二つ、実は若かりし頃のご両親の“二人用語”だったかもしれませんね。
(文=石村佐和子)
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