バレンタインデーまであと3日。職場の男性に義理チョコを贈ろうか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
でも、金銭的に負担になるのも事実。男性たちが喜んでくれるならいいのですが、実際のところどう考えているのか…? 20~40代の男女に赤裸々な本音を聞いてみました。
男性の意見:うれしい気持ちはあれど…不要論が大多数
◎【中立派】悪い気はしない/男性全員に渡す必要はないのでは
・「義理でももらえれば悪い気はしない。でも、少しランクを上げてお返しをしなきゃいけないので面倒」(40代)
・「コミュニケーションの潤滑油として活かせるならあっても良い。でも、ホワイトデーのお返しを当たり前と捉えるのはどうかと思う」(40代)
・「仲が良く、お世話になっている人にあげるのは感謝の気持ちを伝える意味であっても良い。だけど、義理で上司や社内の男性全員に渡すのは、負担もあるし不要な文化だと思う」(40代)
もらえればうれしいけど、煩わしさを感じているのも事実…男心も複雑です。
また、家族構成によっても違うようで、こんな意見も。
・「小さい子どものいる同僚は持って帰ると喜ばれるらしいけど、独身の自分としては食べきれなくてキツい」(30代)
なるほど、そういえば小さい頃、父親がもらってきたチョコを喜んで食べていた記憶が! 「ご家族でどうぞ」なんて一言かけられたらスマートですね。
◎【反対派】お返しが大変/そもそもチョコが好きじゃない
・「文化だから仕方ないと思うけど、飽き飽き。お返しも面倒だし、その分のお金を他のことに使いたい」(20代)
・「女性の多い職場だからお返しが面倒。欲しくない」(30代)
・「贈るほうは“義理”のつもりなのでしょうが、お返しは“義務”という空気になっていてイヤ」(30代)
代表的な意見のみ挙げていますが、“お返しが大変だからいらない”という人は圧倒的多数。
さらに好みの問題もあります。
・「甘いものが好きじゃないので、もらってもうれしくない上にお返しを期待されているようで負担」(30代)
“バレンタインだからチョコ”という固定概念に捉われなくてもいいのかもしれません。
女性の意見:気を遣うのは女性も同じ!でも、お返しへの期待も…
◎【中立派】文化だと割り切る/旦那がもらってくると安心
・「人間関係を円滑にするためのプチギフトだと割り切ってます。バレンタインのときに配らないと目立つし。“配っておけばいい”という感じだけど、ちょっとこだわりたいので時間とお金がかかり面倒かな」(30代)
・「贈り物を選ぶのは好きなので毎年配ってますが、あげたチョコより明らかに高額のお返しをもらうことが多く、男性に申し訳なく思う」(30代)
“悪い気はしない”という男性もいる以上、全くムダになることはないのでしょうけど、やはり負担は大きいですよね…。
一方、既婚女性の胸中も複雑です。
・「旦那がもらってこないと可哀想だし寂しいけど、お返しを用意させるのが大変」(30代)
職場の女性に好かれてないのかな?なんて不安になる気持ちもありそう。独女とはまた違った気苦労があるのですね。
◎【反対派】男性が大変そう/お金も時間もムダ
・「習慣のようになってるけど、本当にムダなことだと思う。同じお金を使うなら、みんなで寄付するほうが良いのでは?」(40代)
・「誰まであげるのか、金額はどのくらいがいいのか、気を遣うのが疲れる」(30代)
チョコ選びを純粋に楽しめればいいのですが、女性にも贈るべきか、予算はどの程度がベストか、他の女性スタッフはどうするのか…考えることがたくさんあるんですよね。
そして、あくまで“普段の感謝の気持ち”のつもりでも、無意識にこんなことを考えてしまったり…。
・「お返しがないとちょっと不快に思う自分もいるので、それならあげないでいいやと決めました」(40代)
・「『普段、お世話になっています』という気持ちで贈ってるけど、ホワイトデーにお返しがないとイラッとしたり、お返しが微妙だとあげなきゃ良かったと思ったりする。実はお返しを目的にしてるのかも?」(40代)
見返りなんて求めていないつもりでも、お返しがないと気分を害してしまう…あるかも!? こんなところも、男性が“面倒”と敬遠する一因なのでしょうね。
実はみんないらないと思っていた!ではどうすべき?
予想通りではありましたが、否定的な意見が大多数という結果に…。
ホワイトデーのお返しも含めての“義理チョコ文化”だと考えれば、また違った選択肢が出てきそうです。男性側の負担を考慮すれば、“あえて贈らない”ことが気遣い上手になるのかもしれません。
なお、全体の傾向として40代の男女は義理チョコ文化にそれほどアレルギーがない模様。年配の男性が多い職場であれば、受け入れられる可能性が高そうです。
職場それぞれに文化があるし、男女比や年齢層によっても事情は違うとは思いますが、双方とも負担にならないやり方で感謝の気持ちを伝えたいところですね。
心穏やかにバレンタイデーをやり過ごせますように!