失恋のダメージを長く引きずってしまう人もいれば、その瞬間は思いきり落ち込んでも、すぐに前を向いて次の恋に進める人もいる…そんな話を聞くと、世の中ってなんだか不公平だなと感じることがあります。
わたしはどちらかというと前者のタイプなので、後者のタイプの人はどうしてそんなふうに割り切れるんだろう?と不思議で仕方ありません。
みなさんは失恋をした時、どうやって立ち直っていますか?
恋の仕方も、失恋のダメージからの回復の仕方も百人百様だとは思いますが…20~30代の女性に聞いた中で特に効果がありそうな、失恋から立ち直るための“オリジナル特効薬”をご紹介します。
■やりたいことを全部やる!
完全にへこんでいる間は無理ですが、落ち着いてきたら、彼氏のために我慢していたこと、男性に引かれそうだけどやりたいことをたくさんやってすっきりするようにしています。
これまで試したのは、手始めに合コンに行く。男友達と朝まで飲む。1人カラオケ、1人飲みに挑戦。良縁のパワースポットを巡る。写経をする。断食道場に参加する。ホテルのエステ付きプランを体験する。カポェイラを習う、など。自分のためだけにある程度の時間とお金を使うと満足して、次に進もうかなという気持ちになれます。(29歳 販売)
――付き合っている時にはできないことって結構ありますからね。こんなふうに、やりたかったことを思いっきりやるのは確かに効果がありそうです。
■自分よりも不幸な人を探す
去年、2年付き合った彼氏と別れました。結婚も考えていたので彼のことをなかなか諦められず、しばらくは何も手につかないような状態でした。ちょうどその頃、テレビで芸能人カップルの破局の報道を見て「これだ!」と直感したわたしは、ネットで「失恋」や「破局」のニュース、ブログを探して読み漁りました。
最初は「わたしも一緒だ」と共感できるような記事を見ていましたが、だんだんエスカレートしていき、気が付いたら泥沼不倫の末に裁判で負けて…など、大変な体験をしている人の記事ばかり読んでいました。
いろいろ読んでいくうちに「自分の傷なんてまだ浅い。この人たちだってちゃんと生きてるんだから、わたしも大丈夫」と思え、立ち直るきっかけになりました。(32歳・営業)
――身近な人の不幸話を探すのは気が引けてしまいますが、ネットで見知らぬ人の不幸を眺め、ああだこうだと考えるのは悪い方法ではないのかもしれません。他人の不幸は蜜の味…なんて言葉もあるぐらいなので、ストレス解消にもなるかも。
でも、ずっとこれを続けるとイヤな人になりそうなので、本当につらいときだけにしたほうがいいような気はします。
■映画の世界にどっぷりハマる
これまでに2回、大きな失恋をしました。1回目のときは家に来た友達が何本かのDVDを置いていってくれたので、暇な日はそれを見て過ごしました。コメディや恋愛ものを貸してくれたのですが、その中でも印象に残ったのは、失恋した女の子が旅をする『マイ・ブルーベリー・ナイツ』という映画。それを見た後、わたしは猛烈に旅をしたくなり、ネットで飛行機を予約して映画の舞台であるN.Y.やメンフィスへ行ってきました。
2回目に失恋したときは、レンタルショップで、ジュリア・ロバーツが各地を旅する『食べて、祈って、恋をして』のDVDを借りて鑑賞。見たらまた映画の舞台に行きたくなり、インドへ飛んでヨガを体験することに。
知らない土地を旅したり、新しい趣味を始めたりすると自然と出会いも増えて、次の恋にも進みやすくなるのでおすすめです。わたしは今、ヨガ教室の友人の紹介で出会った彼と付き合っています。」(34歳 セラピスト)
――わたしもイヤなことがあると映画の世界に逃避することがありますが、実際にそこから行動してみると新しい発見や出会いがあるんですね!この行動力、見習いたいと思います。
みなさん、それぞれ失恋によく効く対処方法をご存知で、既に前向きに次の恋に向かっているようでした。
わたしはついつい「甘いもの」と「話をよく聞いてくれる友人」に頼ってしまいがちなので、次はみなさんにお聞きした方法を試してみようと思います。
(文=なつみかん)
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