夢に片思い中のカレが出てきてドキドキした経験はありませんか?
時には、今好きな人だけでなく、元カレや友達の彼氏まで登場することも…。そんな夢にはいったいどんな意味があるのでしょうか。
夢は自分自身が気づいていない心のメッセージ、とも言われています。そこで、モバイルサイト『スピリチュアル夢診断』を監修しているマリィ・プリマヴェラ先生に、恋にまつわる夢について教えていただきました。
◆「恋人」の夢
恋人の夢は、現在の恋愛に不安を感じていたり、恋人を欲しいと思っている時に見ることが多いでしょう。恋愛に対して気がかりな時に見る夢なので、逆夢というケースがよくあります。
例えば、恋人が現れて仲良くしていたなら、現実ではケンカや浮気などのトラブルに見舞われる暗示。ケンカしている場合は、逆にふたりの関係はよい方向へと展開します。
また、他人の恋人の夢は欲求不満の証。実際の恋人に対する不満、特に性的に満たされていないことを意味します。
そして過去の恋人と結ばれる夢は、相手との完全な決別を表します。昔の恋人に冷たくされたりケンカしたりするのは、進行中の恋がうまくいく、新しい恋に巡り合うといった吉夢なのです。
【メンタル傾向】
仕事のアイデアや新しい人間関係などに関して、次へのステップへ進みたいという欲求が表れているようです。今のところ危険は見当たりませんが、単純な好奇心に足元をすくわれないように注意しましょう。
◆「片思いの相手」の夢
片思いの相手は、思いが深ければ深いほどよく夢に出てきます。ほとんどの場合、こうありたいという願望や思い込みが影響しています。
しかし、内容によっては暗示が秘められていることも。例えば片思いの人と争う夢は、意外にも相手が好意をもっている可能性を告げています。
夢の中で付き合っている場合は、残念ながらこの恋は片思いのまま終わるでしょう。なお、相手があなたの元から歩き去ってしまったら、彼はあなたに好意を持っていない印となります。
【メンタル傾向】
他者に認められたいという願望が、何の不安もなく膨らんでいるようです。あなたを認める具体的なサインを、既にどこからか受け取っているためかもしれません。
◆「初恋の人」の夢
初恋の人は、自分にとって大切な人の印象を表します。恋人やパートナー、友人、両親などが自分をどれぐらい大切に思ってくれているかを、初恋の人という存在を通してはかろうとしている状態…いわば愛情のバロメーター的役割なのです。
初恋の人が夢で素っ気なくするなら、大切な人との別れやトラブルを暗示しているので注意しましょう。
幼い頃の初恋や憧れの人の夢は、現在のあなたが思いの届かない人に恋している暗示です。相手は既婚者だったり、すでに恋人がいたりするのかもしれません。
【メンタル傾向】
他人に何かを頼みたい、一緒に何かに取り組みたいと思う共存や同化の欲求が表れているようです。恋愛面では、意中の人や恋人に接近したいと感じ、さらに家庭的な温もりを求めているのかもしれません。
◆「昔の恋人」の夢
昔付き合っていた人の夢は、過去への執着を表しています。いつまで経っても前に進もうとしない自分自身への警告と受け取れ、裏を返せば、現在とてつもない孤独感に襲われている可能性もあります。
その他、元カレの新しい恋人の夢や、相手が結婚する夢は、あなた自身が過去の気持ちに踏ん切りをつけたい証。過去に執着する必要はもうないのだという、夢からのメッセージとして受け止めるといいでしょう。
【メンタル傾向】
自分が関わっている人々や社会の中で、実力や存在を認めてほしいという思いがあるようです。アイデアの採用や成功への報酬、恋人からの理解、或いは所属するコミュニティでのリスペクトを求めているのかもしれません。
好きな人が夢に出てくるのはうれしいもの。けれど、夢の中では恋が成就しても、現実では失恋してしまう可能性があったり…。
良いことも悪いことも夢が暗示していると知ると、いろいろ気になってしまいますよね。
もし恋の夢を見たら、吉夢なのか、それとも悲しい知らせなのかチェックしてみてはいかがでしょうか?
監修者紹介
マリィ・プリマヴェラ
慶応義塾大学法学部卒。
幼いころにプラネタリウムで見聞した星座にまつわる神話に惹かれ、西洋占星術を学ぶ。
84年より独立、執筆を中心に活動する。人々がよりよく生きるために、占星術によって何らかの手助けをすることを目指し、占いのみならず、広く人間の心理にかかわる様々な事柄を研究している。