社会人になると、学生の頃のようには遊べませんよね。飲み会もオールのカラオケも、翌日のことを考えると足が遠のいてしまいがち。異性との出会いも、仕事でのお付き合いは広がるのに、プライベートではハードルがグンと上がってしまう…。
そんな中、みんなはどうやって恋人候補を見つけているの? 今年こそシングルライフから脱出すべく、みごと恋人をゲットした女性たちの出会い方に学んでみましょう。
出会いは身近! 恋のなれそめベスト3
筆者の友人・知人(20~40代)に出会いの場をリサーチしたところ、以下の3パターンが9割以上を占めていました。
◎友人からの紹介
◎職場
◎学生時代からの友達
みなさんの周りにもこういう出会い方をしている人、多いのでは?
そこでこの結果を踏まえ、一般の男女に、それぞれのパターンのメリットとデメリットを聞いてみました。
◎友人からの紹介
【メリット】
・「友人の彼氏の友達の場合、同性間の顔も知っての紹介だろうから安心感はある」(30代・女性)
・「付き合うまでの間に友人が相談相手になってくれるから慎重派にはいいかも!」(30代・女性)
自分のことをよく知る友人からの紹介は、お見合いよりも気軽で、お相手とのマッチング率も良さそう。紹介する側も「ワケあり」な人はオススメしないでしょうし。
始めから恋人候補でなくても、飲み仲間から恋に発展するケースもあるようです。性格や好みのタイプをあらかじめリサーチできるのも安心ですよね。
しかし反対に、気になるポイントがあるという声もあがりました。
【デメリット】
・「結婚したいと思ったとき、友人カップルの動向が気になって様子をうかがってしまった。先に結婚するのが悪いわけじゃないけど、年齢的に焦る年頃だったから気をつかいました」(40代・女性)
・「別れるときに相手の顔に泥を塗るような気がして面倒くさそう」(30代・女性)
安心感のある出会いではありますが、「合わなかった」ときの断り方次第では友情にヒビが入る可能性も。そのため、あえて友人の紹介を避ける人もいるみたいです。
お別れやお断りをした後のアフターケアが大切になってきそうですね。
◎職場での出会い
【メリット】
・「お互いの収入を把握できるので、結婚したらどんな生活ができるか想像しやすい」(20代・女性)
・「職場が同じなので悩みを相談しやすかった。人間関係も見えるし、ずっと一緒にいられる満足度は高い」(20代・女性)
1日の中で、もっとも長い時間を過ごす職場で出会う人は少なくないようです。年齢層も幅広いし、バリバリと働く姿や、指導、フォローをする姿勢に惹かれやすいのかも。
同じ会社以外でも、名刺交換をした人や取引先の人など、出会いの絶対数は多いはず。そのかわりライバルも多そうですね。
では、デメリットとしてあげられることは?
【デメリット】
・「周りに妙な気をつかわせてしまう。飲み会とかにも誘われる頻度が少なくなったような気がします」(30代・女性)
・「結婚後も仕事を続けたいけど、社内恋愛だと女性側が寿退社するのかなって見られがち。会社からの期待度が変わる」(20代・女性)
職場恋愛の悩みどころは、会社によっては社内恋愛タブーな雰囲気があったり、どちらか一方の部署異動を促されたり、といったこと。
また、同じフロアで仕事中にイチャイチャするカップルを目にしたら作業効率も下がりそう。
逆に、私生活でのトラブルで職場の雰囲気がギクシャクしたり、最悪の場合お別れをきっかけに一方が退社を選択するケースも。
祝福されたいけれど、社会人になると公私混合を厭う傾向があるので、オープンにするには多少の風当たりも覚悟しておきたいものです。
◎学生時代の友達から恋人に
【メリット】
・「今の自分と彼、過去の自分と彼、全て含めて話せる。気取らない素の自分でいられる」(20代・女性)
・「お互いの共通の友だちが多いから、一緒に盛り上がれる。でも学生時代のノリと社会人のノリの差は出てくるよね」(30代・男性)
年齢差がそれほどなく、共通の思い出や話題で会話が盛り上がりやすいのが学生時代からの関係者。共通の知人も多く見守ってもらえる感覚があります。
中にはお互いの両親や兄弟同士が仲良しという、家族ぐるみのバックアップ体制ができあがっているカップルも。
別れや復縁を繰り返しながら結婚に至ったカップルも意外と多いのでは?
学生時代からの交際ではなくても、同窓会を機に交際に発展したカップルも含まれていますから、学生時代のコミュニティも大切にしたいですね。
一方で、付き合いが長いために困ることも。
【デメリット】
・「別れた後の同窓会とか呼ぶほうも気をつかう。別れた理由も耳に入ってきちゃうし」(30代・男性)
・「進学や就職、転職と環境が変わるタイミングで心がゆらぐ。このままでいいのかなって。結婚のタイミングもわからなくなる」(30代・女性)
付き合いが長い分、結婚のタイミングを見失ってしまうケースも見かけます。同時に、ときめく仕草やイベントも慣れすぎて、マンネリを感じることも。
周囲からの結婚へのプレッシャーに嫌気がさすなど、永い春ゆえの悩みも出てくるそうです。
また、嫉妬深い方は要注意。相手の過去の交際歴を知っている、知られている可能性があるので、相手の交際歴を掘り返して無駄なケンカにならないよう大人の余裕も持ちましょう。
チャレンジしてみたい出会いの場
最近は上記のほかにも、様々な出会い方をする人たちがいます。その一部について、メリットとデメリットをご紹介しましょう。
◎街コン、飲みコン
街の商店街が企画していたり、趣味サークルや結婚相談所が主催していたり。気軽に立ち寄れそうな飲食店などをハシゴして、いいなと思う人とだけお話&食事ができます。
【メリット】
・「とにかく気楽。大勢での飲み会感覚。女性の参加費が安いイベントも多い」(20代・女性)
・「店や地域が活気づいていると、アピールする勇気が出る」(30代・男性)
【デメリット】
・「お店が満席で入れなかったり、すでにグループができてしまっているときがある」(30代・女性)
・「素性がわからないし、プロフィールも本当かわからないから慎重に見極めないと」(30代・女性)
仕事帰りのサラリーマンや地元の人が集まりやすいため、背伸びせずに参加できそうですね。
瞬間的に盛り上がるだけで次につながらない…との声もチラホラ出ていますが、きちんと交際に発展する人もいるようです。
初対面の出会いが多いので、人柄については慎重に見極めをする必要がありそうですが、おいしいお店も発掘もできるかもしれないし、まずは友人を誘って行ってみませんか?
◎自衛官・警察官お見合いパーティー
市民や国民の平和と安全を守る自衛官や警察官は大人気。普通にしていてはなかなか出会えませんが、諦めるには早いのです!
出会いがないのはお相手も同じだそうで、特に寮住まいの公務員は切実な様子。結婚相談所などが企画する、自衛官・警察官のお見合いパーティーの申し込みは、締め切り前に男女共に定員に達するほど人気だそうです。
【メリット】
・「収入が安定している」(20代・女性)
・「ハメを外さない、外せないからしっかりした人が多い」(30代・女性)
【デメリット】
・「いつ転勤があるかわからないし、すぐに連絡できないときもある。結婚してもケガや命の危険にずっとさらされる人を待たなきゃならない。覚悟があるならいいと思う」(30代・男性)
・「堅い仕事でもチャラい人はいるし、やはり若い女性のほうが好まれそう」(30代・女性)
出会いからお付き合いに至った場合、まずはお相手の仕事柄、連絡が取りにくいときがあるなど、特殊な職業への理解が必要かもしれません。
身分がしっかりしていて、収入も安定しているため公務員は人気ですが、その分、職場の強制力が強いことも多いので、相手に合わせなければならないケースも多いそう。
平和を守る仕事は、自ら犠牲を払うことが不可欠な場面もあるでしょうし。そうした覚悟を持って、相手を支える気持ちが大切ですね。
自分で壁を作らなければ、出会いの場はそこにもここにもあります。身近にいい人がいないと諦めるか、目を凝らしてみるかはあなた次第。
それでもイマイチ、ビビッと来ないという方は、いつもと違う場所に繰り出すことで出会いの可能性が広がるかも。週末の予定がない方は、ぜひ積極的に埋めていきましょう。
(文=Riko)